7月に行われたハンガリーGPで史上115人目のグランプリウイナーが誕生したF1には多くの“レジェンド”たちが存在する。もっとも近いところで、このサマーブレイク前のベルギーGPにて通算105勝目を挙げたルイス・ハミルトン(メルセデス)はそのひとりで間違いないだろう。
先月、スパで歴代最多勝を更新した際のハミルトンの年齢は39歳と203日。これは最年長記録のリストで上から12番目に載る記録であり、21世紀のレースに絞るとキミ・ライコネンの39歳4日を上回り堂々の1位となる。本稿ではこのようなF1にまつわる最年長記録を紹介するとともに、デビュー後もっとも時間をかけて達成された記録などを掲載する。先に公開した【最年少記録編】とあわせて、もしかすると人に自慢できるかもしれないトリビアを覗いてみては。
【F1歴代最年少記録編】今後破ることができる若手の可能性をチェック/夏休み特集
■現代F1では考えられない! “オーバー50”ドライバー
最年少記録の多くが2010年代に更新されているのとは対象的に、最年長記録は黎明期の1950年代に集中している。実際に下記表にある7項目のトップと次点はすべてこの年代の選手たちが持つ記録であり、ブガッティ製ハイパーカーのモデル名の由来となった、ルイ・シロンによる最年長出場記録は今後も破られそうにないもののひとつだ。ちなみに、50代でのF1参戦はほかに11名の記録にあるがやはり、いずれも1950年代のレースに限られる。このほか齢50を超えて達成された記録にはポイント獲得と表彰台、さらに優勝があり後ろのふたつはルイジ・ファジオーリが、入賞はフィリップ・エタンセランが、ともに53歳のときに成し遂げたものだ。
これらの記録は1950年代にマークされたのち長く破られてこなかったものだが、ことデビューからのレース数で見た場合は状況が異なる。入賞は1990年代、ファステストラップは2000年代に更新された。ポールポジションに至ってはほんの2年前に新記録が生まれたばかりだ。また、もっとも遅い優勝も2020年に更新された。ちなみに、現役ドライバーによる最年長記録はお察しのとおり、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とハミルトンが二分している。
■F1の主な最年長記録一覧
最年長記録次点記録GP出走55歳9カ月19日ルイ・シロン1955年モナコGP55歳6カ月8日フィリップ・エタンセラン1952年フランスGPファステストラップ46歳6カ月26日ファン・マヌエル・ファンジオ1958年アルゼンチンGP45歳7カ月6日ピエロ・タルッフィ1952年スイスGPポールポジション47歳2カ月17日ジュゼッペ・ファリーナ1954アルゼンチンGP46歳6カ月25日ファン・マヌエル・ファンジオ1958年アルゼンチンGPポイント53歳8カ月6日フィリップ・エタンセラン1950イタリアGP53歳22日ルイジ・ファジオーリ1951フランスGP表彰台53歳22日ルイジ・ファジオーリ1951年フランスGP50歳9カ月18日ルイ・シロン1950年モナコGP優勝53歳22日ルイジ・ファジオーリ1951年フランスGP46歳9カ月3日ジュゼッペ・ファリーナ1953年ドイツGPチャンピオン46歳1カ月11日ファン・マヌエル・ファンジオ1957年シーズン43歳10カ月4日ジュゼッペ・ファリーナ1950年シーズンデビューからのGP数最年長記録(現役)GP出走392戦フェルナンド・アロンソ2024年ベルギーGP42歳11カ月29日フェルナンド・アロンソ2024年ベルギーGPファステストラップ203戦ヤルノ・トゥルーリ2009年バーレーンGP42歳11カ月1日フェルナンド・アロンソ2024年オーストリアGPポールポジション216戦セルジオ・ペレス2022年サウジアラビアGP38歳6カ月16日ルイス・ハミルトン2023年ハンガリーGPポイント44戦ニコラ・ラリーニ1997年オーストラリアGP42歳11カ月29日フェルナンド・アロンソ2024年ベルギーGP表彰台101戦カルロス・サインツ2019年ブラジルGP42歳3カ月7日フェルナンド・アロンソ2023サンパウロGP優勝190戦セルジオ・ペレス2020年サクヒールGP39歳6カ月21日ルイス・ハミルトン2024年ベルギーGPチャンピオン206戦ニコ・ロズベルグ/2016年13年ナイジェル・マンセル/1992年35歳10カ月8日ルイス・ハミルトン2020年シーズン
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