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スーパースポーツカー【マセラティMC20】本拠地モデナから世界同時配信で披露!

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スーパースポーツカー【マセラティMC20】本拠地モデナから世界同時配信で披露!

新世代スーパースポーツが大胆に登場

マセラティは、去る9月9日水曜日の夜(日本時間の9月10日早朝3時35分)、本拠地であるイタリア・モデナの特設会場において、“MMXX:Time to be audacious(いまこそ大胆になる時)”イベントを開催。かねてからティザービジュアルを公開してきた、新型スーパースポーツカー「MC20」をワールドプレミアし、その模様をオンラインで世界同時配信するとともに、東京とニューヨークの特設会場でも同完成車を披露した。

【嶋田智之の月刊イタフラ】マセラティがいよいよ超アクティブだぞ!!




東京会場は、特別にマセラティブルーにライトアップされた東京タワーに大型スクリーンが設けられ、招待客は整然と並べられたギブリやレバンテのドライブイン・シアターでソーシャルディスタンスを保ち、リアルタイムに配信される映像を観覧。マセラティの歴史トピックをA-Zになぞらえたイメージ映像に続いて、かつてFIA GT選手権で「MC12 GT1」レースカーを駆り活躍した、アンドレア・ベルトリーニ選手のドライブで、“Bianco Audance”カラーのマセラティMC20が登場した。

まるでイタリア歌劇のように壮大な演出とともに、マセラティのダビデ・グラッソCEOが登壇、全車への電動モデルの設定やモータースポーツへの復帰など、このMC20を第一歩とした新世代マセラティについての展望を熱く語った。





このマセラティ「MC20」の車名は、「Maserati Corse(マセラティ・コルセ)」と「2020年」を組み合わせた、レースマシンの命名に由来するもの。レーシング・コンストラクターの「ダラーラ」が手掛けたカーボン・モノコック・シャシーに、100%自社開発という「ネットゥーノ」エンジンをミッドシップに搭載。ブレンボ製ブレーキ・システムやアルカンターラ内装、サベルト製スポーツシート、ソナス・ファーベル製サウンドシステムといったイタリアン連合の中で、唯一タイヤだけが日本ブランドのブリヂストンが採用されている。

F1由来のプレチャンバー燃焼システムを採用した、新開発3L V6DOHC24V直噴ツインターボの「ネットゥーノ」ユニットは、最高出力630psと最大トルク730Nmを発揮。8速デュアルクラッチ式トランスミッションを介して後輪を駆動させ、1500kg以下とう軽量ボディとの相乗効果によって、0→100km/h加速2.9秒、最高速度は325km/hを実現している。当然、この優れたポテンシャルを活かして、モータースポーツシーンへの復帰を計画しているそうだが、参戦カテゴリーやマシンの供給については未定とのことだ。

映像配信を終え、シアターで使ったマセラティで移動した原宿の特設会場では、世界に4台ある完成車の内の1台である、“GIALLO GENIO(イエロー)”のMC20をアンベール。残念ながらエンジンは未搭載とのことでサウンドは聴けなかったが、ワールドプレミアのタイミングに本拠地を離れた東京とNYで完成車を披露するなど、熟成されたマーケットに対する期待感の大きさが伺える。

なお、このマセラティMC20は限定車ではなく、カタログモデルとして同日から受注をスタート。国内車両価格は2650万円(税込)と、ライバル勢のシェアを狙い撃ちにした戦略価格といえる。2020年後半から生産開始、2021年頃からのデリバリーを予定している。

【SPECIFICATION】マセラティMC20
■全長×全幅×全高=4669×1965×1221mm
■ホイールベース=2700mm
■エンジン型式/種類=Nettuno/V6DOHC24V+ツインターボ
■内径/行径=88.0×82.0mm
■総排気量=3000cc
■最高出力=630ps/7500rpm
■最大トルク=730Nm/3000-5500rpm
■燃料タンク容量=60L(プレミアム)
■トランスミッション形式=8速DCT
■サスペンション形式=前ダブルウィッシュボーン/コイル、後ダブルウィッシュボーン/コイル
■ブレーキ=前Vディスク、後Vディスク
■タイヤ=前245/35ZR20、後305/30ZR20
■車両本体価格(税込)=26,500,000円

【問い合わせ先】マセラティ ジャパン https://www.maserati.co.jp

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