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アルファロメオ、ライコネンのピットレーン接触原因は“信号システムトラブル”と説明

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アルファロメオ、ライコネンのピットレーン接触原因は“信号システムトラブル”と説明

 ハンガロリンクで行なわれたF1第11戦ハンガリーGP。アルファロメオのキミ・ライコネンはピットレーンで発生した接触によって10秒のペナルティを科されてしまったが、その原因はチームの信号システムにあったようだ。

 ハンガリーGP決勝は1周目に多重クラッシュが起きたことによって、赤旗中断に。再開時には既に路面が乾きつつあったため、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を除く全ドライバーがリスタートのグリッドに並ぶことなく、ピットへ入ることを選んだ。

■ハミルトンによる“1台スタート”が話題となったハンガリーGP。グリッド上に0台の場合どんな手順になっていた?

 この際、タイヤを履き替えたライコネンがピットを出ようとすると、ピットへ入るタイミングだったニキータ・マゼピン(ハース)の右フロントと衝突。マゼピンはダメージが大きく、ここでリタイアすることになった。

 この接触の結果、ライコネンには10秒のタイムペナルティが決定。リザルトも11番手でのフィニッシュとなった。なお、後に2番手フィニッシュのセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が失格となったため、ライコネンは10位に繰り上がった(アストンマーチンが抗議の意思を示しているため、リザルトは暫定のものとなっている)。

 アルファロメオのトラックサイドエンジニアのトップであるゼビ・プジョルは、ライコネンの接触が起きた原因はチームのピットボックスで使用されている信号システムだったと説明した。

「皆がピットインしているのと同じ時にキミが行なったピットストップに関しては、我々の信号システムに問題があった。つまり、適切に機能していなかったということだ」

「残念だが、彼はマゼピンがピットへ入ってくる時に出ていってしまった。彼には(信号が)グリーンで表示されてしまったが、赤のままであるべきだった。だから我々のシステムが適切に機能していなかった」

 またライコネンは次のようにコメントしている。

「リスタート時にピットへ入ってきたところまでは問題なかったんだ。そしてリリースされて、入ってきたマシンに当たってしまったことで、ペナルティを受けた」

「あの時点で、僕らのレースは終わってしまった。残念だよ。僕らはポイントを上手く稼げるいいポジションに居たんだ」

 なおハンガリーGPでアルファロメオはライコネンだけでなく、アントニオ・ジョビナッツィもペナルティを受けた。ピットレーンでの速度制限違反によって、10秒のストップアンドゴーペナルティが科されてしまった。

 スチュワードの報告ではジョビナッツィは制限速度の80km/hを大きく超える105.6km/hを記録していたとされている。このペナルティもあり、ジョビナッツィはポイント圏内に届かなかった。

 こうしてアルファロメオがポイント獲得のチャンスを逃す一方で、コンストラクターズランキングを争うウイリアムズは7位と8位のダブル入賞を記録して10ポイントを獲得。逆転を許してしまった。

 プジョルはレース後、アルファロメオがこうしたペナルティを起こした問題に対処しなければならないと認めている。ただ後半戦に向けて、ウイリアムズに追いつく時間は十分残されていると感じていると語った。

「我々が(ウイリアムズに対して)先んじていたなら、それは良かっただろう。しかしまだレースは多く残されている。そしてどこかで、もしくは何度かポイントを獲得できると考えている」

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