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【WRC】勝田貴元、サファリ・ラリーでWRC初表彰台「将来的にはオジェと競って勝てるようになりたい」

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【WRC】勝田貴元、サファリ・ラリーでWRC初表彰台「将来的にはオジェと競って勝てるようになりたい」

 ケニアで行なわれたWRC(世界ラリー選手権)第6戦サファリ・ラリーで、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの一員である勝田貴元が、総合2位でフィニッシュ。WRCで自身初の表彰台を獲得した。

 勝田は金曜日の段階で、他車のトラブルなどもあって総合2位に順位を上げ、このポジションを翌土曜日にも堅持。日曜日にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)のリタイアによって首位に立ち、その後はチームメイトのセバスチャン・オジェと激しい争いを展開。最終的にはオジェに先行されたものの、勝田は総合2位を手にした。

■勝田貴元、サファリ・ラリーで2位初表彰台を獲得。オジェが今季4勝目

「表彰台に立つことができて、とても嬉しいです。今週末は本当に長く、いろいろなことが起こりました。誰もが問題をいくつか抱えていましたが、僕たちは何とか切り抜け、この順位でフィニッシュすることができました」

 勝田はTOYOTA GAZOO Racingのプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「今回の結果には満足しています。このラリーはかなり特殊ですし、トップレベルの選手はみな経験豊富なので、サファリで表彰台に上れるとは思っていませんでした。もっと厳しい週末になると予想していたので、本当に嬉しいです。とはいえ、まだまだ改善できると思いますし、将来的にはセブと競って勝てるようになりたいです」

「もしWRCチャレンジプログラムがなかったら、自分はここにいないと思います。ゼロに近い状態から成長を支え続けてくれたトヨタ自動車、チームオーナーの豊田章男社長、そしてチームの皆さん全員に心から感謝しています」

 トヨタ自動車の社長であり、TOYOTA GAZOO Racing WRTのチームオーナーでもある豊田章男も、次のようにコメントを発表した。

「タカ!本当にすごい!少し悔しいけど、すごく嬉しい!」

「あのセブをリードして最終日を迎え、そのままずっと優勝を争って2位表彰台! 震えるほど感動しました。今日は昼から君のお父さんとずっとタカのことを見守ってました。二人とも、タカのことが気になって他のことが何も手につかず、ことあるごとにラインで会話をしていました。今日は仕事が休みで本当によかった。君のお父さんは仕事だったみたいですが(笑)」

「初めて走る厳しい道で、世界最高のドライバーとトップ争いをしながら走り切る…タカはこの一戦だけで今までの何倍も成長したと思います。今シーズン、残り6戦、最後はラリージャパンもある。さらに楽しみでしょうがなくなりました」

「だけど、やっぱりセブはすごい!それも今回、心から思ったことでした」

「ケニアの道は写真を見ているだけでも、いかに厳しいかが伝わってきます。最後の3ステージ、タカに追いつき抜いていく走りをセブができたのは、そんなに厳しい道でも、タイヤを大切にしながら走っていたからだと思います。そんな尊敬すべきドライバーがTOYOTA GAZOO Racingの一員として戦ってくれていること、そして、その走りを我々の仲間の成長に繋げてくれていることに心から感謝します」

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