2月16日(金)、2024年WRC世界ラリー選手権の第2戦『ラリー・スウェーデン』の競技二日目となるデイ2が行われ、今大会がシーズン初出走となるヒョンデ・シェル・モービスWRTのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に立っている。日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、3.2秒差の総合2番手でデイ2を終えた。
そんなデイ2を終えた各陣営から、ドライバーたちの声が届いている。
王者二人がデイリタイアの波乱。ヒョンデのラッピが総合首位に浮上、勝田は3.2秒差の2番手/WRC第2戦
■Mスポーツ・フォードWRT
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合4番手
「コーナーのエイペックスを見つけるのに少し苦労している。少しワイドになるときがあり、近づきすぎてスノーバンクに触れてしまうんだ。視界がかなり悪く、道路の上に積もった雪でグリップを失いつつあるので、アタックは簡単ではないが、どうにか僕たちは走り続けているよ」(SS3)
「ここまで雪が降っているなかでマシンをドライブするのは初めてで、とてもゆっくり走行した。コンディションはとにかくクレイジーだ。ドライビングしている気がせず、ただ生き残ろうとしている感じだよ。ラインを外すと、すぐにマシンのコントロールを失ってしまう」(SS5)
「正直に言うと、雪が降っているのでコーナーを見るのに本当に苦労した。ライトはあるけれど、それでも何度もラインのなかでブレーキをかけながら走ったよ」(SS7)
●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合20番手
「トラブルが起きて、タイヤを交換しなければならなかった。寒さのせいなのかバッテリーのせいなのかは分からないが、ナットを元に戻す際にホイールガンが作動しなかったので、手作業で行う必要があった。それでかなりの時間がかかってしまった」(SS4)
「今までドライブしたなかでも最も難しいコンディションだ。文字通りグリップがなく、ボンネットには雪が降り積もった。リスクを冒さず、ただ生き延びようとするだけだったよ。とても遅く走っていると感じていたのに、それでもスノーバンクで立ち往生するところだったよ!」(SS5)
「前のステージで、左後方のサイドウインドウが外れてしまったので、今はもうマシン内部をドライな状況に保つよう努めているだけだ。そうしないと、午前中のステージであったようにフロントガラスが曇ってしまうからね。成功したかどうかは分からないけどね」(SS7)
※いずれもSS走行直後の公式インタビューより
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合11番手
「コンディションは、ラリー開始時に期待していたものよりずっとトリッキーだった。僕たちの目標はステージを乗り切ることだったけれど、簡単な一日ではなかった」
「僕たちはマシンに少し苦戦していたし、午前中は視界があまり良くなく、午後は技術的な問題が発生したんだ。なんとかマシンを始動させたが、ステージに4分遅れてしまった」
「その後は、ループ全体で問題に対処していた。けれど、最終ステージは良い調子で終えたよ。明日のステージは改めて楽しみにしているよ。トラブルがなく、もっと楽しい日になることを願っているよ」
●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合53番手
「通常、最初のステージはかなり安定していてドライブしやすいものだが、今日はみんながどれだけ苦戦していたかがわかった。今朝はマシンの調子がかなり良かった。間違いなく速かったけれど、ペースノートが少し楽観的すぎたかもしれない」
「スノーバンクに強くぶつかりすぎてスピンしてしまい、冷却システムを損傷してしまった。走り出せるようにステージ内で修理して、なんとかマシンをサービスに戻したんだ。(故障部分自体は)ちゃんと修理できるはずだから、明日は戻れるだろう」
●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合首位
「今日は僕にとって厳しい雪の午後だった。これまでで一番のね!このようなコンディションで走ったことは一度もない。フィンランド人ドライバーにとってさえ、かなり厳しいものだったんだ。だけど、今の僕たちは最速なので、もっと雪が増えることを期待しているよ」
「このラリーには、まったく異なるドライビングスタイルが必要だ。ブレーキングは35~40%に抑え、コーナーの始まりでしっかりとマシンを前に向けていなくてはならない。マシンを横向きにすることはまったくできないんだ」
「つねにマシンをステージに留めておく必要があるが、安全なラインはとても狭いんだ。だがそうしなければ、アタックをコントロールできない。明日はもっと良いコンディションを期待しているよ。でもやはり積極的にアタックするのは難しいだろうね」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合52番手
「これほど早く一日が終わってしまい、とても残念に思っている。スタートは良かったし、優勝争いをするチャンスもあった。今日は大雪でコンディションはトリッキーになり、グリップレベルが頻繁に変化していたんだ」
「自分よりも前に走った何人かのドライバーがすでに雪壁に当たって、大きな穴が開いてしまっていたんだ。そこでラインが少し膨らんでしまい、スピンをしてしまった。ラジエーターを破損し、それと同時にタイヤもパンクもしたんだ」
「自分たちである程度まで修復をすることはできたが、残念ながら競技を続けることはできなかった。チームにとても申し訳なく思っているが、日曜日には多くのポイントを獲得できる可能性があるので、ポイントを持ち帰れるように頑張るよ」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合5番手
「今日はとても難しいコンディションだった。朝最初のステージは視界が悪く、その後は路面に滑りやすい雪が多く残っていたため、非常にグリップが低い状態だった」
「午前中2本目のステージでは、ハイスピードでスピンをしてしまったが、それだけで済んだのはラッキーだったよ。午前中の最後には状況が少し良くなったかと思ったけれど、午後になると天候はさらに悪くなってしまった」
「最後の3本のステージでは出走順がトップになってしまい、コンディションがこのように極端に悪くなると、それによって今日のように大きな差が出てしまう。もちろん、明日はコンディションが良くなってくれることを期待したいね」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合2番手
「本当に厳しいコンディションの一日でした。朝最初のステージでさえ雪が多く、その後さらに雪の量は増えて行きました。今朝は、自分たちが快適に走れるリズムを見つけることに集中しました。大きなリスクを避けて走ったことが、結果的に功を奏したと思います」
「そして午後は、予想通り非常に難しくなり、道にとどまることすら難しい時もありました。雪面に刻まれたラインに沿って走ろうとしたのですが、ラインがまったくない箇所もあったと思います。自分の2台後方からエサペッカ(ラッピ)がスタートしていたので、あまりタイムを落とさないようにプッシュしなければなりません」
「結局、順位を守ることはできませんでしたが、トップと近い位置につけていますし、ラリーはまだ二日間あるのでプッシュし続けたいと思います」
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