2018年11月27日、ベントレーは新型コンチネンタルGTコンバーチブルを発表した。日本での希望小売価格(税込み)は2818万円。デリバリーは2019年第3四半期を予定している。
オープントップ最高峰のグランドツアラー
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ベントレー・コンチネンタルGTは2017年9月のフランクフルトショーで3代目がデビューした。今回発表されたコンチネンタルGTコンバーチブルは、この新型コンチネンタルGTをベースにオープン化されたモデルだ。
先代モデルよりもフロントホイールを135mm前方に配置したことで、どっしりした印象となった。必然的にボンネットが長くなり、ノーズが低くなった。クーペモデルから受け継いだ大胆なパワーラインは健在で、逞しいリアハンチに向かって流れるように延びている。
ソフトトップを開けても閉じても、スタイリングはしなやかで優美。くっきりとしたたくましいラインがアクセントだ。トップは50km/h以下の走行中ならボタンに触れるだけで、わずか19秒で開閉できる。
インテリアもエクステリアに負けない気品あふれるもの。最高品質の天然レザーや希少なウッドパネルをふんだんに用い、1台に使用される木材は10平方メートル以上。エンジンスタートボタンを押すとダッシュボード中央のウッドパネルがスライドして12.3インチのタッチスクリーン式ディスプレイが現れる。
コンフォートシートは20通りに調節可能で、その快適性と洗練性で業界の新基準となるだろう。もちろんベンチレーター、ヒーター、マッサージの機能も備わっている。
パワーユニットは、635psと900Nmを発生する6.0LのW12ツインターボ。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は333km/hを誇るが、WLTPモードのコンバインド燃費は約7.1km/Lと、パフォーマンスを考えれば納得できるもの。可変シリンダーシステムやアイドリングストップ機能も備わっている。
トランスミッションは8速DCT。AWDシステムも一新され、走行状況に応じて前後のトルク配分を変化させる。
また、ベントレー・ダイナミックライドと呼ばれる48Vコントロールシステムで他と一線を画す車両制御を実現した。このシステムによって各アクスルのアンチロールバーにある電子アクチュエータを制御・調整し、ハンドリングと乗り心地を向上させるだけでなく、一段と軽やかで正確な走行フィールをもたらす。
さらに先代モデルより60%以上も多い空気量を確保したエアサスペンションや、電動パワーステアリング、そして連続可変ダンピングコントロールなども備え、優れた乗り心地と高速での安定性を実現している。
ブレーキはフロントキャリパーに10個、リアキャリパーに4個のピストンを備える。タイヤはピレリと共同開発した専用のPゼロ。
日本での希望小売価格は2818万円(税込み)で、デリバリーは2019年第3四半期を予定している。
コンチネンタルGT コンバーチブル 主要諸元(本国発表値)
●全長×全幅×全高:4850×1954×1399mm
●ホイールベース:2851mm
●重量:2414kg
●エンジン種類:W12 DOHCツインターボ
●排気量:5950cc
●最高出力:635ps/6000rpm
●最大トルク:900Nm/1350-4500rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●タイヤサイズ 前、後:265/40ZR21、305/35ZR21
●車両価格:2818万円(税込み)
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