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課題だったレースペースがカナダで解決? フェラーリのサインツJr.「僕らにとって良いコースになることは分かっていた」

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課題だったレースペースがカナダで解決? フェラーリのサインツJr.「僕らにとって良いコースになることは分かっていた」

 フェラーリ勢はF1カナダGPでシャルル・ルクレールが4位、カルロス・サインツJr.が5位とダブル入賞を果たした。この結果についてサインツJr.は、タイヤのデグラデーション(性能劣化)に苦しまずに済んだため、本来のパフォーマンスを発揮できたと語る。

 フェラーリ勢はカナダGPの予選で苦しみ、ルクレールがQ2敗退。サインツJr.はQ3まで進んだものの、8番手。しかもサインツJr.は、グリッド降格ペナルティを受けることとなったため、ルクレールが10番グリッド、サインツJr.は11番グリッドから決勝レースに挑むことになった。

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 その決勝レースでフェラーリ勢は優れたレースペースを発揮し、4位と5位でダブル入賞を果たした。タイヤのデグラデーションに苦しみ、レースではポジションを落とすことが多かったフェラーリにとって、これまでとはまったく異なる展開のレースだったと言えよう。

 サインツJr.によれば、カナダGPの舞台であるジル・ビルヌーブ・サーキットのレイアウトが、パフォーマンス向上に大きく影響を与えたという。

「カナダが僕らにとって良いコースになることは分かっていたし、それは金曜日のフリー走行でも確認できていた」

 サインツJr.はmotorsport.comに対してそう語った。

「デグラデーションが小さいサーキット、そして低速コーナーでは僕らが強いことは分かっている。今回の僕らは、本来のペースを少しだけ見せることができた」

「もう少し前のグリッドからスタートできていれば、先頭争いを楽しむことができたかもしれない。ペースも堅実だったし、確実な戦略もあった」

「オーストリアやシルバーストンといった高速サーキットに戻った時、どうなるか見てみよう」

 一方ルクレールは、今後のレースでも安定性を発揮できなければ、カナダGP決勝での力強い走りは、”偽りの結果”になってしまう可能性があると語った。

「今回タイヤマネジメントするのは、誰にとっても難しいことではないと思っていた。だから、改善できたと言うには、慎重になる必要がある」

 そうフェラーリのタイヤマネジメントについて、ルクレールはmotorsport.comに語った。

「感触は良かった。でも、このコースはとても特殊だ。オーストリアで、今週末に感じたことを確認したいと思う」

 またレース前半にセーフティカーが出動した際、フェラーリ勢はステイアウトを選択。これにより、クリーンエアで走ることができたことも、良好なレースペースを発揮できた理由だとルクレールは言う。

「最初のセーフティカーの際、僕らはコースに留まることを選択した。それは良い戦略だったと思う。今日はタイヤのマネジメントや戦略など、総合的に見て素晴らしい形でレースを戦うことができたと思う」

「マシンのフィーリングも、少なくとも僕にとっては、シーズン前半よりも良かったからポジティブだ」

「でも、4位というポジションは、僕らが望んでいたような場所ではない。僕らは再び、先頭を争いたいのだ」

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みんなのコメント

1件
  • 如何にその年の全てのコースに対して 懐深いマシンかどうかで、レッドブルは 合わせ込み易いどころか、全て(あり得ない)で ブッチギリ(のチート)中w
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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