日本橋周辺のまちづくりと連携
国土交通省と東京都、首都高速は2017年7月21日(金)、日本橋周辺区間の首都高について、地下化に向けて検討を進めていくと発表しました。
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日本橋川に架かる現在の日本橋は、1911(明治44)年に建造された石造りの橋です。長さ約49m、幅27mで、中央部には「日本国道路元標」が埋め込まれています。また、国の重要文化財に指定されています。
東京オリンピックを翌年に控えた1963(昭和38)年には、首都高が日本橋川上空に開通しました。このときから、日本橋の上を高速道路の高架橋が通過するようになります。
それからおよそ50年。首都高は重要な交通基盤として現在もその役割を果たしていますが、一方で老朽化も進行。並行して、川を覆うように造られた高速道路は、景観に与える影響などについて議論がされてきました。
2014年、この区間を含めた首都高の大規模更新計画が策定。2016年には日本橋周辺で検討が進むまちづくりの取り組みが、国家戦略特区の都市再生プロジェクトに追加されました。
国土交通省と東京都、首都高速は「この機会を捉え、民間の発意によるまちづくりの展開と連携して首都高を地下化することにより、国際金融都市にふさわしい品格のある都市景観の形成、歴史や文化を踏まえた日本橋の顔づくり、沿道環境の改善など様々な効果が期待されます」と説明。また、「中央区から、国・都に対し、首都高の地下化への申し入れがされるなど、地元の機運も高まっています」といいます。
今後は、首都高の地下化に向けて、関係者で線形や構造、対象区間など計画案について、検討が進められます。
【地図】まちづくりの検討が進む日本橋周辺
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