軽さと扱いやすさは、街中での走行には必要!
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。私は東京生まれ、東京育ち。初対面で出身地を聞かれた時に47都道府県の中では「あ、都会っ子なのね」と言われてしまい、あまり話題が広がらなかったりします(笑)
【画像】これはカッコイイ! KTM 250 DUKEの画像を見る(15枚)
東京って市区町村一つひとつの中でも色々ありすぎて話題のジャンルが絞れなかったりすることもありました。以前までは出身地が東京じゃなかったら「夏休みは田舎に帰る」ということも経験してみたかったし、東京は大人になってからでも便利が故に住むことが難しくないし、「東京出身ってなんか損だなぁ」と隣の芝生は青く見える的なことを感じていました(笑)
しかし、今はバイクに乗るようになって都内を中心に関東の街中を走ることが好きになっています。自然が多いスポットもいいけど、どうしても隙間時間など使って気軽に乗る場所となったら近辺の街中をサクッと 走ることが多いのです。
都内の個性的な外観の建物やオシャレなお店を発見したり、東京は小さい面積なので少し走っていると街並みや歩いている人の雰囲気が次々と変わるのが面白くて、電車移動では気づかなかった景色の変化が面白いのです。
ちなみにこの前は、渋谷から新宿にかけての景色が全然違っていて徐々に変わるのをバイクに乗りながら楽しんでいました。私はなんとなく知っていたつもりになっていた東京もバイクで走っているといまだに新しい発見があるので「まだまだ東京の知らない一面がたくさんあるんだなぁ」とバイクに乗ることで気付かされます。
東京で運転していると、たまに複雑なルートを走ることも多く、私は初めての道順だと高確率で曲がりポイントを間違えることがあるのです(笑)
個性的なデザインで注目を浴びる新型KTM 250 DUKEに試乗します
そんな時、迂回ルートを辿ることもありますが、個人的にはUターンできるポイントやバイクに降りて取り回す方が時間の短縮にもなるので、そういうことが簡単にできるバイクを求めてしまいます。そんなシーンでも活躍してくれて、都会のオシャレな街並みとも相性のいいスタイリングのバイク、KTM『250 DUKE』に試乗しました。
本日の『小野木里奈の○○○○○日和』は試乗日和です。それでは、いってみましょう!
今回試乗する『250 DUKE』の2024年モデルはフルモデルチェンしたもの。個人的に大きく変わったものとして1番最初に目についたのは、位置が右サイドの外側に配置されているこのリアサスペンションの白いスプリング。
KTMらしい黒×オレンジのカラーリングに白いワンポイントとしてデザイン面でもあるのとないのでは印象が大きく変わりますよね。この白いリアサスペンションを見れば新しいモデルなんだって認識できるので、まさに「フルモデルチェンジした印!」って感じ(笑)
また、個人的に最初に感じたもう一つの印象では、すごく車体がコンパクトということ。だからといって、小さすぎず威厳も感じる大きさで留められているので可愛さも格好良さも感じるサイズ感だと思います。バイク乗りからすると可愛いサイズと思うだろうし、一方でバイクに全く乗ったことがない方が見るとバイクの迫力を感じるサイズだなという印象。
コンパクトだけど威厳ある姿だと思えるのは、DUKEシリーズらしい鋭角なパーツがあらゆる箇所に装備されているからかもしれません。私もDUKEシリーズのこの鋭いデザインは大好き!
関東の街中でバイクを乗っていると、特に都心はオシャレなお店や個性的な外観の建物をよく見かけますよね。そういう建物を背景に写真を撮っても引けを取らないこの個性的なデザインも魅力を感じました。例えばバイクを乗らないおしゃれさんでも、250 DUKEのデザインは目を奪われると思います。
恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は従来のモデルから30mm下がった800mmで、両足の踵はつかないとはいえしっかりバイクを支えられる感覚があります。
私自身、海外のメーカーは欧米人のライダーの体格に合わせて、日本人にとっては平均的にどれも足つきがあまり良くないイメージが強かったのです。なぜなら、日本人は身長だけでなく足の長さも欧米人より平均的に低い傾向にあるからです。
ですが、250 DUKEは見た目がコンパクトだけでなく、実際にシート高も余裕を感じさせる800mmに加えて足が当たる部分の車幅がキュッと狭まったメリハリボディなので見た目以上に足つき性が良くなっています。足つきを疑うライダーに「見掛け倒しじゃないんだよ!」と大声で教えてあげたい!(笑)
いよいよ、エンジンスタートです!
エンジンをかけてアクセルを回してみると、回すたびに「ブォッ!!」と勢いよく低い音が吹き上がる気持ちのいいエンジン音。こんなにコンパクトな車体からとは思えない迫力がある音でした。良い意味で裏切られましたね。
走り出しは緩やかで回転数を上げていくとシフトアップを指示するポイントでメーターパネルの上にある丸い部分が赤く光るようになっています。教習所でシフト操作を教わっていても、バイクによってタイミングはそれぞれ違います。この機能は、初心者ライダーにとってもありがたいですよね。
実際に回転数を点灯するタイミングまで上げていくと、バイクから発する音が大きくなるだけでなく、さらに高音も混ざって聴こえるのです。このように、音の彩も合わせて楽しむことができるのも魅力的ですよね。
乗っているポジションは、ちょうど体が当たる部分が全体的にスリムなのでまるでオフロードバイクを乗っているように感じます。特にシートとステップの位置の関係性がオフロードバイクを乗った時に感じるキュッと足元が自分の体の中心に集まるような感覚です。
正直、最近の私はオフロードバイクに乗ることがほとんどないので、ちょっと違和感を抱いてしまいます。そもそも私はオフロードバイクに乗った時は、いつも最初に運転姿勢の違和感があってこの姿勢に慣れるまで時間がかかるので個人的な見解です。でも不思議なことに、最初にこの姿勢に慣れる前からコーナリングなどでもギュインっと体の重心移動でバイクがスッと反応して曲がってくれるし、低速でのUターンも足を地面に着かずにすんなりできてしまうのです。
低速でのUターンでは、クラッチは一定に保ってアクセル操作とハンドルを切りながら、ややリーンアウトめに曲がっていく必要があります。このクラッチレバーも固すぎず私でも一定に保ちやすかったので、都内の車がたくさん走っている大通りでのUターンも心に余裕を持って走行することができると思います。パワーもゆるやかなので、初心者だけでなく私のように街中でのんびりツーリングが好きなライダーにもオススメかもしれません。
私はナビがないとよく道を間違えてUターンやバイクに降りて取り回して方向転換することもしばしば… そんな時に大きなバイクだと取り回しして方向転換することを諦めるので、わざわざ時間をかけて迂回ルートで戻ることがほとんどです。でも250 DUKEは小旋回もしやすくコンパクトな車体なので、どちらのシーンでも扱いやすく私のライフスタイルとも相性良いなぁとも思いました。
気になるお値段は、68万9000円です。やはり海外メーカーということもあり国内メーカーの250ccクラスと比べてしまうと数字的にはややお高めな値段に正直感じてしまいますよね。ですが、この250ccクラスだと車検がないという点では経済的にうまみを感じる一面もあります。また、一度乗ったらやみつきになるような細道や複雑な道が多い街中でも、小回りと取り回しの良さの素晴らしさは値段相応に感じました。
都心のような街中でも大活躍できるKTM『250 DUKE』は、私と同じく街中で気軽に乗ることを楽しむライダーへぜひオススメしたくなるバイクでした。気になる方はぜひ試乗してみてください。それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!
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