マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)がオーストラリアGP決勝レースで挙げた今季3勝目は、ある意味で劇的とも言えるものだった。スタートで大きく後退し、その後、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)をかわし、さらにチャンピオンシップのランキングトップ、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)をとらえての優勝だった。
マルケスがスタートで後退したのは、ウオームアップ・ラップを終えてグリッドについたとき、グリッド上ではがしたティアオフフィルムが原因だった。マルケスのマシンはスタートで後輪から白煙を上げて加速しなかった。このためにフロントロウ2番グリッドスタートだったマルケスは、8、9番手あたりにまでポジションを落とした。
ホンダ、ミサノで投入の新パッケージのパフォーマンスは/MotoGP第16戦日本GP
「アンラッキーなシチュエーションだった」と、マルケスはレース後の会見で状況を説明している。
「あれはちょっと僕が悪かったんだと思う。僕は(ティアオフを取るという)選択肢を持っていた。ルールにはないからね。でも、グリッド上でティアオフをとらないほうがいいよね、といつもライダー同士で話しているわけで」
オーストラリアGPの金曜日と土曜日、フィリップアイランドは雨が降った。しかし日曜日の天気は晴れ。フィリップ・アイランド・サーキットは、晴れると虫が多く飛ぶという。マルケスもその“アンラッキー”を被った。
「ここオーストラリアではすごく大きな虫がいるんだ。フロントのデバイスを機能させていたら、大きな虫が飛んできて、視界がクリアではなくなった。というわけで、(ティアオフを)取ることにした。風で壁のほうに飛んでいくだろうと思ったんだけど、リヤタイヤのほうに行ってしまい、それが危険な状況を生み出してしまった。すごい煙が上がったからね。最初はすごいスピンして、リヤタイヤがロックしたよ」
「まずスタート直後はライダーたちが後ろから来るとわかっていたから、それを避けるためにあまり動かないようにした。でも1コーナーに入ったらマリーニがここにいて、ヤマハなど多くのライダーが前にいた。自分がどこにいるかわからなかったよ。でも1周目を終えたら6番手に浮上していた。自分でも何をしたのかわからないんだよ(笑)。映像を見てみないとね!」
その後、マルケスは12周目にバニャイアをとらえて2番手に浮上し、残り4周で予定していた通りマルティンをとらえた。しかし、その翌周にマルティンは1コーナーでマルケスをオーバーテイクしてトップを奪い返した。これに応じる形でマルケスは4コーナーでマルティンを再びパスした。
「(トップに立った後は)ホルヘは自分の後ろについてくるだろうと思っていた。でもホルヘがストレートで加速して僕をオーバーテイクしたので、『これは攻めなくちゃ』と思ったわけ。というわけで、もう一度4コーナーで仕掛けることにしたんだよ。残り2周ではタイヤを使い、ペースを上げたんだ。(1分)28秒前半のタイムを出せたので、とても速いペースのバトルだった」
マルケスは、フィリップ・アイランド・サーキットでは優勝争いができる大きなチャンスがある、と考えていたという。スタートでのアンラッキー(あるいはマルケス自身のミス)をものともせず、そのチャンスをしっかりとものにした優勝だった。
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