F1は現在、7月5日のオーストリアでシーズンを再開するための計画最終段階にある。F1チームは、今後に向けてどんなことをすべきか、F1オーナー企業であるリバティ・メディアと協議を行なっている。
5月29日(金)に行なわれた電話会議で議論されたアイデアのひとつは、オーストリア、イギリスおよびいくつかの会場で計画されているダブルヘッダーイベントで、普段とは異なるレースフォーマットを採用することだった。
■2週連続開催の際には”リバース”予選レース開催? メルセデス”断固”反対
最も支持が集まったのは、普段は予選を実施する土曜日にスプリントレースを実施し、日曜日の決勝レースのグリッドを決定するというもの。スプリントレースのグリッドはランキングの逆順にする。つまり、ポイントリーダーが最後尾から追い上げる形になる。
このプランを大多数のチームが支持したものの、メルセデスは反対の姿勢を示した。また、レーシングポイントは何をすべきなのか考える時間を増やしたいという考えだったようだ。
シーズン中のルール変更には全チームの賛同を得る必要があるので、メルセデスが考えを変えなければ、リバースグリッドでの予選レースは実施できないだろう。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ダブルヘッダーの2レース目により多くの関心を集めるために何かをしなければいけないと懸念しており、リバースグリッドのプランを進めなければ、F1は大きなチャンスを失うと考えている。
「オーストリアやシルバーストン、そしてその他の会場でも行なわれる可能性のあるダブルヘッダー以上に、良い機会を得ることができるとは思わない」
ホーナーはmotorsport.comにそう語った。
「問題は、同じ会場で同じフォーマットのレースを繰り返せば、結果も非常に似たものになる可能性が高いと考えられるということだ」
「何か違ったことを試す理想的な機会だと思う。最初のレースからそれがチャンピオンシップに組み込まれることが決まっており、シーズン中に変更されるのでなければ、我々は全く問題があるとは思わない」
「残念ながら、反対したチームがひとつあった。だから、その機会を失うのは残念だ」
ホーナーは、元チャンピオンであるメルセデスがグリッドの後方に沈む可能性のあるルールに反対する理由は理解できると述べたが、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフに、その懸念を一旦忘れるよう求めた。
「我々は過去2年間、オーストリアGPで優勝しているため、特にそういった会場では多くのものを失う可能性も高い」と、ホーナーは付け加えた。
「だが、F1にとって全体的にポジティブなことだと思う。同じ場所で2週連続でレースをするんだ。別のことを試す上で、これ以上の機会はないと思う」
「レースをやって1週間後に、そのレースの実質的な”再放送”をするなんて、それほど魅力的だとは思えない」
「より魅力的で、心惹かれるフォーマットがあって、最終的にメルセデスがそれを支持してくれることを願っている。結局のところ、それは全チーム、全ドライバーにとっての課題なんだ」
ホーナーは、リバースグリッド案が支持されなかった場合、F1が第2レースに向けてできることは非常に限られると話した。
「異なるレイアウトでレースができるサーキットならそれも可能だが、オーストリアではそれができるとは思わない」
「あとはサーキットを逆周りで走らせるぐらいしかできることはない。しかし言うまでもなく、安全性の観点からそれは不可能だ。それができるように設計されていはいない」
「シルバーストンはレイアウトを変更できる可能性はあるが、この機会を最大限に活用できなかったとすれば残念だ。これは将来のために、何か別のことをしてみる絶好の機会なんだ」
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