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『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 後編

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『SEMAショー2024』の主役たち ド派手なカスタムカー 41選 後編

ダットサンB210(1978年)

オデッセイ・バッテリー社がスポンサードするターコイズブルーのB210 ‘Boosted B’ は、ニューメキシコ州ラスクルーセスのタイム・ワープ・オート社のザック・イーソン氏による最初のSEMA出展作品だ。最高出力350psの日産KA24DETターボエンジンを搭載し、特徴的なダックテールスポイラーを備えている。

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ダッジ・パワーワゴン

テキサス州テキサーカナにあるファット・ダディーズ・ガレージ社は、オーナーのジョイ&ケビン・ジョーダン氏のために、6.7Lカミンズ・エンジンのパワーワゴンをカスタムした。ティズデール・コーチワークスによるボディとシャシー、ライデテックによるエアライド・サスペンション、ダイナマットの遮音材、クラシック・オート・エアのエアコン、ニットーのグラップラー・タイヤを履いた20インチの鍛造ホイールなどが主な特徴だ。

ダットサン2000ロードスター(1969年)

ビルダー兼オーナーであるコナー・マクエルバイン氏は、10年間自動車のカスタムに携わっているが、ダットサンは自分で完成させた初めてのクルマだという。多くの加工作業はもちろんのこと、4リンク・サスペンション、シャシー、シート、フェンダー、フロントリップ、インテリアなど、カスタムは多岐にわたる。オープンカーにしたことで、インテリア、シート、カンチレバー・サスペンションの出来栄えを披露することができたと彼は言う。マクエルバイン氏はバトル・オブ・ザ・ビルダーズ「ヤング・ガンズ」部門のファイナリストである。

ポルシェ・カイエン・トラック(2006年)

こちらは、通常のV8カイエンをオーバーランドスタイルのキャンピングカーに改造した「ポルシェアップ・トラック(Porsche-Up Truck)」だ。ザ・ラッド・ファクトリー社のギャビン・マルコム氏とディラン・ファウル氏が、チューン・アウトドアのM1キャンパー、オープンロード4WDのオーニング、クエイクのLEDライト、AKI オーバーランドのサスペンションリフト、特注のラッピングを施した。

グリーンウッド・コルベット・スポーツワゴン(1969年)

クエイクLEDの「フリークショー・ビルド」は、SEMAの常連だ。この「クワベット」と呼ばれる1台は、クルーガー・カスタムズ社のケン&チャド・クルーガー氏らが製作した。ウィルウッド製ブレーキとライドテック製サスペンションを装備し、ボディと塗装はカロライナSTEAMパンクスの学生チームがリファインした。

プリムス・ヴァリアント(1968年)

ニューヨークのスティーブン・シェパード氏は、5年前にヴァリアントを完成させた。3年がかりの製作には大量の新しい部品が必要で、当初は340立方インチ(5.6L)スモールブロック・エンジンと4速トランスミッションで数年間走っていたが、ヘルキャットへの換装を決めた。

ラム2500パワーワゴン(2024年)

ラムのパワーワゴン・コンセプトは、モパーとカスタム・アクセサリーを使用し、日常の仕事用と週末の冒険に備えて設計されている。サテン・ステルスサンドのペイントが、3D地形図パターンが特徴的なマットブラックのボックスとコントラストを成している。

トラックの荷台上部には、ライトナー・デザインズ製のアクティブ・カーゴラック・ストレージ・システムが、荷台側面の上部に沿って一体化されたギアPODSを最大8個搭載し、荷台フロアを犠牲にすることなく収納スペースを追加している。インテリアでは、ブラウンとブラックのレザーに、ブラックとオレンジのスエードを使ったカスタムシートが装備されている。

AMゼネラル・ハンヴィー(2009年)

今年のSEMAの数あるワイルドな作品の中でおそらく最もワイルドな「Elゼネラル6×6」は、ミリタリーグリーンのハンヴィーをレースカー風の六輪駆動の巨体に変身させたものだ。製作者のダントン・アーツ・カスタム社とフレンチ・エクスポート社は、六輪のシャシーに合わせてボディを切り、リアセクションを削り、飛行機の翼を改造した巨大なリアウイングを装着した。Elゼネラル6×6は、2024年1月のバレット・ジャクソン・オークションで75万ドル(約1億1000万円)で落札された。

シボレー・ベルエア(1954年)

リキモリ社は1957年に設立されたため、今年のSEMAブースは1950年代をテーマにしていた。ジュークボックス、ヴィンテージの給油ポンプ、メカニックのユニフォームと並んで、このエレガントなカスタム・ベルエアが置かれていた。5000時間のレストアが完了したばかりで、その費用はおよそ28万ドル(約4200万円)。カリフォルニア州ベーカーズフィールドにあるボーン・ヴィンテージ・ホットロッズ社が、ルーフラインを50mmカットし、エアサスペンションを取り付け、383ストローカーエンジンを搭載した。

フォードF-100(1969年)

ソロモン・ランガーのカスタムF-100「クライド」は、フォード・カスタム・ガレージのブースに並んだプロジェクトカーの中でもひときわ目立っている。このピックアップトラックの心臓部には、5.2L V8のフォード・パフォーマンス・ラプターRクレートエンジンとウィップルの3.8Lスーパーチャージャーが搭載されている。最高出力は900ps以上、最大トルクは96kg-m以上と予想されている。カーボンファイバー製のボディパネルの下には、ファット・フェンダー・ガレージのポータービルト・ステージ2コイルオーバーシャシーが隠れている。

日産フロンティア・ターマック(2024年)

日産モータースポーツ、レーサーのクリス・フォルスバーグ氏、日産デザイン・アメリカが、日産フロンティアPRO-Xを、スポーツトラック時代を彷彿とさせるパワフルで低車高のピックアップトラックに変身させた。フロンティア・ターマックは、3.8L V6に水冷式スーパーチャージャーを追加し、プロトタイプのカーボンファイバー製NISMOコールドエアインテークとパフォーマンスキャットバックエキゾーストを装備。その結果、最高出力440ps、最大トルク55kg-mを達成した。

ロールス・ロイス・シルバーシャドウ(1974年)

このシルバーシャドーEVは、チームBisimotoの目玉展示であり、人気の高いトーヨー・トレッドパスの一部として披露されていた。20×8のブリクストン・フォージド・ラグジュアリー・シリーズLX01モノブロックホイールとトーヨー・プロクセス・スポーツのサマータイヤが装着されている。

パワートレインは最高出力648ps(477kW)のシングルドライブAC三相誘導モーターで、液冷式である。BisimotonoのツインバッテリーボックスにはLG化学の66kWhバッテリーが搭載されている。チョークホワイトのエクステリア・ペイントに、ティファニー・ブルーのレザーインテリアが映える。

シボレー・インパラSS(1962年)

この美しいインパラは、カリフォルニア州オレンジのオールド・アンヴィル・スピード・ショップがオーナーのエリック・サス氏のために製作したものだ。ユニボディ・シャシー、ハンドメイドのアルミバンパー、カスタムフードスクープ、スポイラー、ディフューザー、CNCのカスタムインテリアパーツを装備している。

アストンマーティンDB5(1965年)

映画『007』シリーズでおなじみ、クラシックなDB5をユニークにアップデートしたものがこちら。カリフォルニア州レディングにあるケビン・ケイ・レストレーションズ社は顧客の依頼により、オリジナルの右ハンドルのDB5から公道走行可能なマシンを製作した。

光と音付きのプロップガン、防弾シールドとガラス、フロントとリアのオーバーライダー・ラム、回転式ナンバープレートなど、作動する仕掛けが盛り込まれている。これらすべてを制御するコンピューターはラズベリーパイで、アップルウォッチからアプリで操作可能だ。

レネゲードRVベラクルス(2024年)

巨大な屋外展示スペースに置かれていたベラクルスは、リキッドスプリングのレベリングシステムを搭載したエレベーション・オフグリッド・ブラック・エディションというシャシーで作られている。ベースはフォードF-550で、最大250Lの燃料、284Lの真水、167Lの中水を積載可能だ。タイヤの空気を抜いたり入れたりするBluetoothの車載エア・システム、メープル材のキャビネット、41インチのグッドイヤー・タイヤ、ホームシアターも装備されている。

フェラーリ308 GTSi(1980年)

1990年に米国から輸出された後、288 GTOスタイルのボディパネルを装着してアートスポーツ社が日本で製作したIMSA GTU仕様のレーシングカー。米国に戻るまで20年間日本で過ごし、最後にオーナーが変わったのは3年前だった。現在のオーナーは、テキサス州クレッソンのGSpeedでオーバーホールの一環として、新しいペンスキー製ダンパーを装着している。

トヨタ・ピックアップ(1989年)

この「トーフ(豆腐)」と名付けられた車両は、オーナーのジョージャ・エリン・シルバ氏が新たに製作したもの。新品のトヨタ22REターボエンジンを搭載している。ピックアップトラックだが荷台がなく、露出したシャシーは精巧に仕上げられ、ホッポーズ・カスタム・サスペンション・ワークス社によるエアライド機構の部品が見える。キャブには1959年型インパラのダッシュボードが使用され、それにマッチした内装が施されている。

インフィニティQX80(2024年)

オートグラフ・ラウンジ・コンセプトは、カーゴエリアのエンターテイメント・システムを中心に考案されている。ワインレッドのレザーで仕上げられ、スライド式の引き出し、一体型モニター、クリプシュのスピーカーと900Wオーディオ・システムが装備されている。エクステリアは、試作品のローダウンキットによりスマートな印象を与えている。

フォード・スーパーデューティ(2003年)

「ファムスカーション」は、「キング・オブ・SUV」と謳われるカスタムSUVだ。コディ・オリーブ氏が製作し、フランクリン・ウィリアムズ氏が所有するこのトラックは、エアサスペンションで12インチリフトアップできる。6.0Lディーゼルエンジンにバンクスのパフォーマンス・エグゾースト、フロッグのバンパー、リジッドのライト、フィッティパルディのリムにミッキー・トンプソン・タイヤが装着され、荷台にはキッカーのオーディオ・システムが搭載されている。

ポルシェ・カイエン・ターボSピンクピッグ(2006年)

1971年にル・マンに参戦したポルシェ917からインスピレーションを得たカイエン・ターボSピンクピッグは、クムホ社のMT71マッドテレーンタイヤを履き、同社のブースに展示された。ロックスライダー、アンダースキッド、ウォーン製ウインチ、3インチのサスペンションリフト、サイドエグゾーストなど、外装の改造が施されている。車内を見ると、メータークラスターが「肉屋マップ」の外装とマッチしている。

トヨタ・スープラバード(2024年)

「スープラバード」は、トヨタの新しいアンバサダーであるNASCARの偉大なリチャード・ペティ氏を称えるもので、同氏は例年通りSEMAでサイン会を行っていた。ペティ氏のアイコンであるプリマス・スーパーバードを現代風にアレンジしたこのモデルは、NASCARアナリストのラトリッジ・ウッド氏の構想によるもので、彼自身のコレクションであるGRスープラ3.0プレミアムをベースとしている。

メカニカルな改造もあるが、このクルマはスタイリングがすべてだ。スーパーバードらしさを強調するためにボディキットが追加され、ボディもペティブルーにペイントされた(ラッピングではない)。ドアとルーフにはペティ氏の番号「#43」がハンドペイントされ、オリジナルのレーシングカーを彷彿とさせる。このスープラバードはホットウィールからもミニカーが発売される予定で、ショーカーのダッシュボードにはそのプロトタイプが展示されている。

テスラ・サイバートラック・ポリス(2024年)

サイバートラックはSEMAに多数出展されており、ウッドパネル張りの車両から、愛国的な星条旗ラッピング(大統領選の真っ最中)、アンプラグド・パフォーマンス社による警察車両まで、10台以上のカスタマイズカーを見ることができた。写真のパトカー仕様には専用のライトと電子機器、追跡用のホイールとタイヤが装着されている。

以上で、SEMAショーで見られた最高の展示品の紹介は終わりだ。ショー最終日は壮大なSEMAフェスで締めくくられた。

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みんなのコメント

3件
  • 投資家のコメント
    大丈夫かい?(真顔)
  • nut********
    210の2ドアセダンって見たこと無いな 510といっしょで国内向けは
    無かったっけ?  チェリーはあったよね(営業の人がよく乗ってた)
    セダンよか国内でよく見かけたのは 2ドアのバン 下層グレードには
    安いんで有った。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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