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【左ハンドルも導入開始】ポルシェ新型タイカン4/タイカンGTSの予約受注開始 11種のファミリーが完成

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【左ハンドルも導入開始】ポルシェ新型タイカン4/タイカンGTSの予約受注開始 11種のファミリーが完成

新型タイカン4およびタイカンGTS

ポルシェは、新型タイカン4およびタイカンGTSの予約受注を開始した。メーカー希望小売価格(税込)はそれぞれ1416万円と1952万円となる。

【画像】ポルシェ新型タイカン4およびタイカンGTSとその他タイカンをみる 全101枚

よりシャープなデザイン、高い出力、航続距離の向上、そしてさらに優れた充電性能により、ポルシェは2024年の初頭にタイカンを大幅にモデルチェンジした。今回、新たに2つのバージョンが加わり、11のバージョンファミリーが完成。

新型タイカンGTSは、グランツーリスモスポーツモデル全体にわたるサクセスストーリーをベースにしており、ローンチコントロール使用時に515kWの最高出力を発揮するこのバージョンは、ターボモデルを除いて最もスポーティだ。

新型タイカンGTSは、スポーツセダンが提供され、さらにエントリーレベルのスポーツセダンには、初めて4輪駆動が設定された。

ポルシェのタイカンモデルのラインナップは、かつてないほど充実しており、2つのボディバリエーション、4WDと後輪駆動、そして300kWから760kWまでのさまざまな出力レベルのポルシェE-パフォーマンスモーターにより、現在、合計11のバージョンを提供している。

またタイカンの全モデルに新しいエクステリアカラーが提供され、レジェンドカテゴリーにはスレートグレーネオとペールブルーメタリック、ドリームカテゴリーにはパープルスカイメタリックが新たに加わった。

左ハンドルの選択も可能に

2つのニューモデルには、もちろんポルシェが年初にタイカンをアップデートした際に採用したデザイン、テクノロジー、装備の面での数多くの強化がすべて備わっているという。

この電動スポーツカーは、ほぼすべての分野で先代を凌駕しており、新しいモデルはパワーが増して航続距離が長くなり、加速タイムと充電時間が短縮され、安定性が向上した。

タイカンの全バージョンにはさらに充実した標準装備リストが用意されており、最新世代のポルシェドライバーエクスペリエンスが装備されている。

全モデルで先代モデルの出力を最大80kW上回る新型リアアクスルモーターを備えた先進のパワートレイン、最適化されたソフトウェアを使用する改良型パルスインバーター、より強力なバッテリー、改良されたサーマルマネジメント、次世代ヒートポンプ、改良された回生および4WDストラテジーなど、複数の要因によって性能と効率の両面が向上し、高速からの減速時の最大回生性能は400kWまで向上していると述べた。

モデルライン担当副社長のケビン・ギーク

「非常に幅広いタイカンのラインナップにより、私達はお客様の幅広いご要望とモビリティニーズに応えます。当社の最新の2つのイノベーションは、この卓越した幅の広さを示すものです。

すでに初代タイカンGTSでさえ、タイカン4Sとタイカンターボの間に位置するモデルラインのスポーティな旗手でした。今回導入する新しいモデルも例外ではありません。また、スポーツセダンのタイカン4は、エントリーモデルの高い効率性と4輪駆動の優れたハンドリングを兼ね備えています」と語る。

左ハンドルの選択も可能に

ポルシェでは顧客からの要望に応え、今回デビューした新型タイカンGTSをはじめ、タイカン・ターボ、タイカン・ターボS、タイカン・ターボGT(ヴァイザッハパッケージ装着車両含む)ではこれまでの右ハンドル仕様に加えて、左ハンドル仕様の導入を開始する。

新型タイカンGTS:スポーティなオールラウンダー

GTSはグランツーリスモスポーツを表している。1963年のポルシェ904カレラGTS以来、この3文字はポルシェファンの間で特別な評価を得ており、タイカンのモデルシリーズにもこの伝説的なアルファベットの組み合わせのバージョンが登場した。

スポーティなオールラウンダーであるタイカンGTSは、ローンチコントロールを使用した場合、先代モデルを75kW上回る最大515kWのオーバーブーストパワーを発揮。標準装備のスポーツクロノパッケージに搭載された新しいプッシュトゥパス機能は、ボタンにタッチするだけで最大70kWのブーストを10秒間呼び出すことができるという。

タイカンGTSでは、プッシュトゥパス機能にも特にスポーティな特徴があり、低速走行時もトルクがローンチコントロールレベルまで上昇。タイカン・ターボGTと同様に、ブーストはメーターパネルのカウントダウンタイマーによって表示され、スピードメーターのアニメーションリングでダイナミックに演出されるという。

新型タイカンGTSは、先代モデルよりも0.4秒速い、静止状態からわずか3.3秒で100km/hに到達。0-200km/h加速タイムは10.4秒で、従来よりも1.6秒短縮されていながら、航続距離も120km以上向上し、最大628km(WLTP)となる。

GTSの爽快なキャラクターを適切に表現するために、タイカン・ターボSに似たさらに特徴的なサウンド特性が与えられた。このサウンド特性は他のタイカンモデルとは一線を画しているとポルシェは述べた。

エクステリアもインテリアも同様に個性的で、エクステリアに施されたブラックやアンスラサイトグレーの数多くのディテールは、GTS特有のものだ。

先代モデルと比較してタイカンGTSには、ブラック(ハイグロス)のインレイを備えたスポーツデザインのフロントおよびリアエプロンが新たに採用されており、エクステリアミラーのベースもブラック(ハイグロス)だ。

標準装備のタイカン・ターボSエアロデザインホイール(20インチ)とオプションのRSスポーツデザインホイール(21インチ)は、いずれもGTS専用のアンスラサイトグレーに塗装されている。

インテリア素材の多くはタイカン・ターボGTモデルから採用され、たとえばタイカンGTSには、スポーティなRace-Texのエクステンションスコープとブラックスムースレザーのエレメントが標準装備されることに加え、アダプティブスポーツシートプラス(18way電動調整機能付)、モードスイッチとステアリングヒーターを備えたGTマルチファンクションスポーツステアリングホイール、プッシュトゥパス機能とサーキットモードを含むスポーツクロノパッケージも含まれる。

タイカン・ターボGTでお馴染みのGTマルチファンクションスポーツステアリングホイールには、プッシュトゥパス機能とエネルギー回生用の2つのモードスイッチとパドルが装備され、要望に応じてブラックRace-Tex仕様が選択可能だ。

オプションのGTSインテリアパッケージには、カーマインレッドに加えてスレートグレーネオを追加。メーターパネル、パワーメーター、スタートグラフィックには“Taycan GTS”ロゴがあしらわれており、BOSEサラウンドサウンドシステムも標準装備されている。

GTS専用シャシーとオプションのリアアクスルステアリングは特にスポーティな印象を与え、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネジメント(PASM)を含むアダプティブエアサスペンションは、ポルシェ・トルクベクトリング・プラス(PTVプラス)との組み合わせで標準装備となる。

また、GTS専用チューニングを施したポルシェ・アクティブ・ライドサスペンション・コントロールシステムをオプションで装備可能。ダイナミックな走行条件では、各ホイールの荷重を最適かつ個別に配分することで路面とのほぼ完璧なコンタクトを確保。さらに、ポルシェ・アクティブライドサスペンション・コントロールシステムは日常的なドライビングシーンにおける快適性を向上させる。

新型タイカン4:4輪駆動のタイカンの中でもっとも効率に優れたモデル

高い効率性と4WDを組み合わせたタイカン4クロスツーリスモに続いて登場した新型タイカン4スポーツセダンの性能は、タイカンのベースモデルに相当するという。

標準装備のパフォーマンスバッテリーまたはオプションのパフォーマンスバッテリープラスのどちらをアンダーボディに装着するかによって、ローンチコントロール使用時に最大300kWまたは320kWのオーバーブースト出力が得られる。

航続距離もバッテリーの種類によって異なり、パフォーマンスバッテリーを使用した場合は最大559km、パフォーマンスプラスバッテリーを使用した場合は最大643km(いずれもWLTP)の走行が可能だ。

これによってこの2つのバージョンは、対応するタイカンモデルの値をわずかに35kmほど下回りながらも4輪駆動モデルの中では文句なしの航続距離におけるチャンピオンになっていると彼らはいう。

フロントアクスルとリアアクスルにそれぞれ1基の電気モーターを搭載したタイカン4は後輪駆動のタイカンよりも走行安定性が高く、トラクションも向上。これは加速値にも反映されており、タイカン4の0-100km/h加速タイムは4.6秒で、80kgの重量増にもかかわらず後輪駆動モデルを0.2秒上回る。

ポルシェはモデルサイクルを通して4輪駆動ストラテジーを改良しており、もちろん新しいタイカン4も、より高い効率を実現するためにこのような最適化の恩恵を受けていると述べる。

つまり、トラクション、ドライビングダイナミクスおよび走行安定性が許す限り、フロント電気モーターは電気的に切り離されおり、加速時や回生時など必要なときには数ミリ秒以内にスイッチが入る仕組みだ。

エクステリアでは、19インチタイカンエアロホイール、ブラックのブレーキキャリパー、LEDマトリックスヘッドライトなど充実した標準装備が用意されており、さらにポルシェ・トラクション・マネジメント(PTM)とポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント(PASM)を備えたアダプティブエアサスペンションも標準装備された。

フロントコンフォートシート(8way電動調整機能付)、ブラックパーシャルレザートリム、ダークシルバーアクセントパッケージ、レザーマルチファンクションスポーツステアリングホイール、シルバーブラッシュアルミニウムドアエントリーガード、サウンドパッケージプラスがインテリアの標準装備。

パーシャルレザーインテリアには、スレートグレーのほかブラック/チョークベージュの2トーンバージョンも用意される。

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