現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 「トルク129キロのモンスターR35GT-Rが放つ異次元の加速力!」ガレージマックらしいスタイリッシュなエアロも注目だ

ここから本文です

「トルク129キロのモンスターR35GT-Rが放つ異次元の加速力!」ガレージマックらしいスタイリッシュなエアロも注目だ

掲載 更新
「トルク129キロのモンスターR35GT-Rが放つ異次元の加速力!」ガレージマックらしいスタイリッシュなエアロも注目だ

間瀬サーキットでラジアル最速をマークする快速ランナー!

タービン交換を軸に2019年仕様へとパフォーマンスアップ!

「トルク129キロのモンスターR35GT-Rが放つ異次元の加速力!」ガレージマックらしいスタイリッシュなエアロも注目だ

スタイリッシュかつハイパフォーマンスなマシン作りでおなじみのガレージマックが製作した、R35GT-R(2009年モデル)。ホームコースの間瀬サーキットで、ラジアルタイヤ最速となる1分2秒の記録を誇る合法サーキット仕様だが、ここにきてさらなるポテンシャルアップを敢行。2019バージョンへと進化したのである。

新仕様の目玉となるのは、これまでのブーストアップ仕様から900psオーバーへと、大幅なパワーアップを果たしたエンジン。タービンはHKSからリリースされたばかりのGTIII-800フルタービンキットで、それに合わせて鍛造ピストン&コンロッドでVR38DETTを強化。

ヘッドには同じくHKSのハイカム(IN264度/EX272度)が組み込まれ、サージタンクにセットされているインジェクターは中低速域のピックアップに優れる575ccの12本ドライブ。オリジナルセッティングのメインECUにより、ブースト1.7キロの設定で930psの最高出力と129kgmの最大トルクを獲得。なお、ブースト制御にはEVC6-iRを使用している。

強烈なGが襲うサーキット走行時にも安定した燃料供給を確保するために、トランク内にはコレクタータンクを装備。燃料ポンプも、HKSの195L/hインタンクタイプに交換されている。

豊富なデータを活かしたサスペンションセッティングも、ガレージマックの拘りのひとつ。このR35に装着されているのはHKSハイパーマックスIV SPベースのオリジナルで、バンピーなサーキットでもピッチングをしっかり吸収する足を目指して開発した。その他、ハイパワーに合わせて、ミッションやクラッチなど駆動系もしっかりと強化。リヤにはATS製のカーボンLSDを装着し、トラクションも向上させている。

そして、忘れてはならないのが、圧倒的な迫力を生み出しているオリジナルエアロ『Revolution(レボリューション)』だ。フロントはアンダーパネル形状を採用した純正交換タイプのカーボンリップスポイラーと、フロントカナードタイプ1をセット。

張り付けタイプフェンダーがスパルタンなワイドボディキットは、フロント片側35mm、リヤ片側45mmワイドの設定。サイドステップはローダウン感を強調するスカート形状を採用している。

今回、新たに追加されたのは、ダックテールウイングタイプ2。トランクのラインと一体化を図ったロータイプで、GTウイングタイプ3とのツインウイングスタイルを演出。リヤバンパーには新たにバッグフォグも追加され、ボリューム感のあるリヤスタイルを実現している。

組み合わせるホイールは前後11JのワイドなエンケイRS05RRで、タイヤには285/35サイズのポテンザRE-71Rを履く。ブレーキはキャリパーが純正ブレンボで、フロントローターをPFCの400mmに変更。パッドはエンドレスのMX72だ。

このチューンドに試乗したターザン山田選手は「930psのピークパワーは強烈。加速は身体を蹴飛ばされる感じだよ。それよりも驚いたのは太い低速トルクを低回転域から使えること。パワー特性もフラットで、5.0Lくらいの大排気量NAエンジンに乗ってるみたいなフィーリング。そのおかげで、どのコーナーも通常よりも1速高いギヤで走れるから、ドライバーへの負担が少ないし、タイムも楽に出せる。今回はウエット路面だったのでタイトコーナーの立ち上がりなどでテールスライドする場面もあったが、リヤスプリングのレートを下げるかフロント駆動を若干増やせばさらに踏んでいけそうだ」とコメント。

新仕様でのサーキット走行は今回がシェイクダウンだったというが、狙い通り終始安定した走りを披露してくれた。この調子なら、目標としている間瀬サーキット1分台も近い将来達成することだろう。

■エンジン:ガレージマック ECU/HKS ピストン、コンロッド、GTIII-800タービンキット、カムシャフト(IN264度 EX272度)、インタークーラー、スーパーターボマフラー、575ccインジェクター×12、EVC6ーiR/IP 点火コイル ■ドライブトレイン:ドットソン 強化クラッチ/ATS LSD(FR)/HKS アテーサコントローラー ■サスペンション:ガレージマック HKSハイパーマックスMAX IVーSP(ハイパコスプリング FR20kg/mm)、アッパーアーム ■ブレーキ:PFC 400mmローター(F)/エンドレス MX72パッド ■ホイール:エンケイ レーシングRS05RR(11J+0) ■タイヤ:ポテンザRE-71R(285/35-20) ■インテリア:デフィ・ブースト計、排気温度計 ■エクステリア:レボリューション ワイドボディキット、リップスポイラー、カナード、サイドステップ、ボンネット、GTウイング

●取材協力:ガレージマック 長野県長野市青木島町青木島乙276 TEL:026-254-7333

こんな記事も読まれています

ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
グーネット
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
グーネット
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
ベストカーWeb
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
Auto Messe Web
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
グーネット
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
グーネット
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
AUTOCAR JAPAN
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
グーネット
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
グーネット
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
AUTOCAR JAPAN
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
Auto Messe Web
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
AUTOSPORT web
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
AUTOCAR JAPAN
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

534.61104.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

125.0374.8万円

中古車を検索
ATSの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

534.61104.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

125.0374.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村