大型バイクも軽々と乗りこなす！？アニメキャラが乗っていたバイク5選

2020.01.27 11:00 掲載 2020.01.27 19:48 更新 2

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■非現実的だからこそ際立つ、アニメキャラの乗りこなすバイクの魅力！

　現実では「それは無理じゃ…」と思うようなことでも可能になるのが、アニメや漫画の醍醐味でしょう。近年は、作画や3D技術の進歩もあり、複雑な形をしたバイクが画面の中を走り回ることも増えました。

「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ！」あの名作SF『AKIRA』のバイクが公道に!?

　今回はそんなアニメ作品の中でも、ヒロインや女性キャラクターが操るバイクにスポットを当てていきます。

　●ホンダ CB400SF

　CB400SFは、バイク好きの女子高生をモチーフにしたアニメ「ばくおん！」の主人公、佐倉羽音（さくらはね）の愛車です。

　CB400SFは、普通自動二輪免許を取得する際に多く使われる教習車で、ほとんどの人にとって、初めて乗るバイクとなります。また、教習車のCB400SFは、店舗で購入できる市販車と違って「CB400SF-K」と呼ばれており、初心者が運転しても壊れないよう車体を銀色のパイプでガードしていたり、パワーを落とすなどの仕様が施されています。

　●カワサキ ZX-12R

　ZX-12Rも、同じく「ばくおん！」に登場したバイクです。主人公の佐倉羽音の先輩である、来夢（らいむ）先輩の愛車です。ZX-12Rは、排気量1200ccの大型バイクです。CB400SFの排気量が400ccですので、実に3倍の排気量を誇ります。免許もCB400SF-Kで必要な普通自動二輪免許ではなく、「大型自動二輪免許」となります。

　製造・販売している川崎重工業は、ヘリコプターや航空機などのメーカーでもあります。ZX-12Rのデザインには、川崎重工業の航空機開発や製造技術が使われており、速度を出すために空気抵抗を減らす技術などが多く盛り込まれています。

　なお、ZX-12Rは2006年に生産を終了しています。

　●ヤマハ VMAX

　VMAXは、歴史上の英雄たちが戦うアニメ「Fate/Zero」のヒロイン、セイバーが運転するバイクです。VMAXは、第1世代が1985年に、第2世代が2008年に登場しています。第2世代の排気量はなんと1700ccとなっており、国内でもトップクラスです。

　ちなみに、2019年の新車販売台数1位であるトヨタプリウスは1800cc、2位の日産ノートは1200cc、3位のトヨタシエンタは1500ccですので、普通自動車と同等かそれ以上のパワーを誇ります。

　●ブラフ・シューペリア SS100

　SS100は、世界中の国を旅するファンタジーアニメ「キノの旅」のヒロイン、キノの相棒として登場しました。SS100は、1924年にイギリスのブラフ・シューペリアというメーカーで作られたバイクです。ブラフ・シューペリアは1919年に設立され、SS100は2013年に新型が公開されるなど、長い歴史を持ちます。

　SS100は、顧客の要望に応じて細かくカスタマイズができる点が特徴です。同じSS100は存在しないとも言われ、個性を反映しやすいバイクと言えるでしょう。

　また、製造されたバイクは、最終的にボスであるジョージ・ブラフ氏が品質を確かめたとされています。ジョージ氏のものづくりに対するこだわりが伺えるエピソードです。

　●モトコンポ

　モトコンポは、女性警察官が活躍するアニメ「逮捕しちゃうぞ」のヒロイン、辻本夏実のバイクです。同時期に発売されたホンダのコンパクトカー「シティ」のトランクルームに折りたたんで搭載できる「トランクバイク」として発売されたため、非常にコンパクトな外見となっており、重さもバイクとしては軽量な約45kgとなっています。

　なお、「逮捕しちゃうぞ」はモトコンポ生産終了後に放送されたため、アニメファンの間では新車販売価格以上の値段で取引された事もあったようです。

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　今も街を走る車種から、第二次世界大戦の頃のものまで、アニメの世界では幅広いバイクが活躍しています。今回紹介したバイクの中には、アニメによって知られるようになった車種や、有名になったことで市場価格が高騰してしまった車種もあります。元々数が少ないバイクも含まれており、入手が難しい可能性もあります。

　自分では買えないバイクや、乗ることができないバイク、そして希少なバイクも、アニメでは見る事ができるかもしれません。ぜひ、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。