ダイハツ工業は20日、「タント」や「タフト」など、計15車種で、フロントシートを固定するボルトの締め付けが不適切だったとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象台数は2019年10月7日から23年10月6日に生産した計171万607台にのぼる。同社がOEM(相手先ブランドによる生産)供給するトヨタ自動車の「ライズ」やスバルの「シフォン」なども対象となっている。
フロントシートの取り付けボルトの締め付けが不適切であったため、走行中の振動などでボルトが緩むケースがある。このため、取り付け部から異音が発生し、そのまま使用を続けるとボルトが脱落し、最悪の場合、衝突時に座席が動き、本来の乗員保護性能を発揮できない恐れがあるとしている。
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改善措置として、対象車両の取り付けボルトを指示トルクで適切に締め付ける。
不具合件数は449件で、不具合による事故は発生していない。
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