ブルノ・サーキットでMotoGP第4戦チェコGPの予選が行われ、アビンティアのヨハン・ザルコがポールポジションを獲得した。
灼熱のヘレス・サーキットでの連戦を終えたMotoGPは、舞台をブルノ・サーキットへと移動。サーキット上空は雲こそあるもの晴れ、気温31℃、路面温度49℃と十分に暑いコンディションで予選開始時刻を迎えた。
■マルケススタイルの学習進める中上、初日はまずまずの結果も「改善すべき点は多い」
日本の中上貴晶(LCRホンダ)はFP3までで総合12番手となったことで、予選はQ1からの出走だ。
Q1序盤のアタックではブラッド・ビンダー(KTM)が好走を見せ、1分56秒291でトップタイムをマーク。2番手にはジャック・ミラー(プラマック)が続いた。中上もアタックに入ると1分56秒822とタイムを上げてきたが、Q2進出圏内には届かない状況だ。
セッションが半分ほど経過すると、大半のライダーが一度ピットイン。そして残り5分を切るとタイヤを履き替えて再びアタックへと向かった。
中上はこの2度目のアタックで1分56秒290と好タイムをマーク。一気にトップへと躍り出た。ただ後方から来たアレックス・リンス(スズキ)が1分56秒230と僅かに上回ったことで、2番手にポジションを落とした。
そこからのアタックでタイムを上げるライダーは出ずQ1は終了。リンス、中上がQ2進出……かと思われたが、中上はトラックリミット違反によって最速ラップのタイムが抹消。これにより7番手にまでポジションを下げてしまい、Q2進出はリンスとビンダーの2名となった。
ポールポジションを決するQ2の序盤では、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が1分55秒990でトップタイムを記録。そこにポル・エスパルガロ(KTM)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)の兄弟が続いた。
アレイシはクアルタラロの後ろにつけてアタックを続けると更にタイムを上げ、1分56秒074をマークして2番手に浮上した。
残り時間5分、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が単独でアタックに入ると、1分56秒131をマークし3番手に食い込んでいった。
コース上ではクアルタラロが2度目のアタックに出るが、その後ろにピッタリと張りつくアレイシを気にする素振りを見せ、最終的に先を譲ることを選んだ。
残り1分、ヨハン・ザルコ(アビンティア)が1分55秒687でトップタイムに浮上するサプライズ。さらにポル・エスパルガロも1分55秒779で2番手につけた。
ただ後にポルの記録したタイムはカル・クラッチロー(LCRホンダ)が転倒した際の黄旗を無視したとして抹消されてしまった。
コース上ではクアルタラロがアタックを続けるが……ターン13でまさかの転倒。トップタイム更新はならなかった。
その他にタイムを更新するライダーは出ず、ドゥカティのマシン1年目のザルコがポールポジションを獲得した。2番手は転倒したクアルタラロ、3番手はチームメイトのフランコ・モルビデリとなった。
サテライトチームが活躍を見せる一方、ヤマハ・ファクトリーチームはマーベリック・ビニャーレスが最後のアタックを完遂できずに5番手、バレンティーノ・ロッシも10番手と振るわない結果に終わった。
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