メルセデス・ベンツのフルBEV(バッテリーEV)ラインアップの第4弾として上陸し、唯一の“3ボックスタイプのミドルサイズセダン”というブランドの本流を貫く『EQE』に、標準装備を見直して希望小売価格を大幅に改定するとともに、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金の適用も可能な特別仕様車“EQE 350+ Electric Art(エレクトリックアート)”が登場。日本限定30台で5月29日より予約注文の受付が開始されている。
最高出力292PS/215kW、航続可能距離617kmとなる『EQE 350+』をベースとした今回の特別仕様車は、キャブフォワードデザインを取り入れた伸びやかでクーペのようなデザインに“エレクトリックアートライン”と新デザインの19インチアルミホイールを採用することで、流麗なエクステリアに仕上げられた。
メルセデス・ベンツ、新型『EQA』を導入。容量70.5kWhのバッテリーで一充電走行距離は591kmに
さらに広い室内空間を演出するパノラミックスライディングルーフを含むAMGラインパッケージ仕様も設定され、高電圧バッテリーから発生する廃熱を車内の暖房に利用することで、車内を温める際の消費電力を大幅に削減するヒートポンプを標準装備に。
フロアに敷き詰められた容量90.6kWhを誇るバッテリーを活用し、電気を家庭に送る予備電源としても利用可能な給電機能(V2H/V2L)の双方向充電にも対応し、一般的な家庭の電力消費量であれば最大約6日分(1日当たり13.1kWh/月400kWhとした場合)を賄うことを可能とするなど、機能面でもEVの優位性を強調した内容となっている。
さらに、対応するiPhoneをドライバーが携帯している場合、クルマの始動やロック操作が簡単に行えるデジタルキーの機能やインターネットラジオや主要音楽 ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)、指定のサードパーティ製アプリケーションのインストールなどを、テザリング等の操作をすることなく楽しむことができるMBUXエンターテインメントパッケージプラスを搭載(有効期間1年)する。
リヤアクスルに搭載される電動パワートレイン(eATS)は、駆動ユニットごとラバーマウントによる二重絶縁が採用されサブフレームに固定するなど、徹底したNVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策が施される。そのモーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用され、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローター自体には通電の必要がなく、三相の巻線を2個備える六相式を採用しているため、きわめて強力な出力特性を誇る。
ボディカラーは、エレクトリックアートラインにポーラーホワイト(5台)とオプシディアンブラック(10台)を。同AMGラインパッケージ"もオプシディアンブラック(5台)とオパリスホワイト(5台)、そしてアルペングレー(5台)の3色が用意される。日本上陸当初のベースモデル『EQE 350+』の価格は1248万円とされていたが、特別仕様車“エレクトリックアート”では装備の見直しにより1040万~1169万9000円とし、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金の52万円が適用可能に。車両重量2300kgを切ったエレクトリックアートライン仕様では、一部対応可能な機械式立体駐車場の利用も可能としている。
メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp
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