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ホンダN-VAN初期受注1.4万台、ターボが28%、MTは1割を占める

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ホンダN-VAN初期受注1.4万台、ターボが28%、MTは1割を占める

ホンダから新登場した軽商用バン「N-VAN(エヌバン)」の発売から約1ヶ月での初期のセールス状況が発表された。

ライバルとの戦いはこれから

ホンダN-VANはアイデア満載の意欲作。Nシリーズ次のターゲットは軽SUVか!?

受注台数は約1万4000台(8月20日現在)。月販目標が3000台となっていることを考えると好ダッシュを切ったといえる。ただし、ダイハツ・ハイゼットカーゴやスズキ・エブリイといったライバルとなる軽商用1BOXが、いずれも6000台を超えるセールスを誇っている(2018年1~7月平均)ことを考えると、この台数で満足はできないだろう。初期受注の勢いがなくなっても5000台以上を狙えるポテンシャルが“市場”にはあるからだ。

半分以上がホビーユースの「+STYLE」を選択

商用バンながらホビーユースを意識した「+STYLE」を設定しているのもN-VANの特徴だが、その「+STYLE」が半分以上(59%)を占めているというのも特徴的だ。純粋に商用バン市場でライバルからシェアを奪っているというよりは、新しいユーザーを得ているという見方もできる。その意味では今後、軽商用バンの市場サイズが拡大するのかどうか注目といえるだろう。じつは軽商用は自動車税が安い(自家用で年間5000円)というメリットがある。N-VANの個人ユースにより、そうした面に注目が集まる可能性もありそうだ。

価格の高いターボ車の比率は28%

乗用風味の軽商用ということで、従来のバモス(こちらは乗用車だった)のユーザーの受け皿となっている面も否めない。発表されている初期受注の内訳を見ると、価格が高いターボ車の比率が28%となっているのは、そうした乗用ユースを前提としているユーザーが少なくないことを感じさせる。もちろん、ディーラー試乗車としてターボのニーズが高いという影響もありそうだが……。仮にN-VANが、軽1BOXワゴンのユーザーも取り込んでいるのだとすると、ライバルモデルの軽商用と乗用1BOXを合わせた月平均販売台数は7000~8000台の規模となる。ホンダのシェアを考えると、いきなり躍進するのは難しいが、かつてN-BOXが成し遂げた成功を考えると、もっと高い目標を持って然るべきなのかもしれない。

意外と比率が低いMT

N-VANにはホンダNシリーズとしては初めてとなる6速MTが設定されているが、ホンダに問い合わせしたところ、初期受注でのAT(CVT)とMTの比率は9:1なのだという。ターボエンジンにはMTが設定されていないという事情はあるにせよ、意外にMT比率は高くなっていないという印象だ。

文:山本晋也
自動車コミュニケータ・コラムニスト

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