現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 予選Q3でアルボン車に珍事。冷却装置装着のままコースイン、ウイリアムズに罰金も“黄旗回避”が評価され厳罰はなし

ここから本文です

予選Q3でアルボン車に珍事。冷却装置装着のままコースイン、ウイリアムズに罰金も“黄旗回避”が評価され厳罰はなし

掲載 1
予選Q3でアルボン車に珍事。冷却装置装着のままコースイン、ウイリアムズに罰金も“黄旗回避”が評価され厳罰はなし

 ウイリアムズは、F1アゼルバイジャンGP予選中、アレクサンダー・アルボンのマシンにエンジン冷却ファンを取り付けたままコースに送り出したことにより、5000ユーロ(約78万円)の罰金を科せられた。

 Q3最後のアタックのためにピットから出ていったアルボンは、頭上のエアボックスにファンが取り付けられたままであることを知らされ、ピットレーン出口で停止。チームの指示により、マーシャルの力を借りずに、自分でファンを取り外し、車外に放りだした。アルボンはその後、コースを走行した後、タイムを記録することなくピットに戻った。

ルクレールが4年連続のPP。フェルスタッペン6番手、ノリスQ1敗退の波乱【予選レポート/F1第17戦】

 この一件は、安全でない状態でのリリースとして調査された結果、通常のケースと同じペナルティとして、罰金5000ユーロがチームに科された。

 スチュワードは、アルボンの件について、次のような声明を発表した。

「23号車の車両は、エンジン冷却ファンを装着したままの状態で、ガレージからリリースされた。車両はピット出口の最初の機会で停止し、ドライバーはファンを取り外して車外に投げ、マーシャルがそれを回収した。その後、アルボンは走行を再開し、追加のタイムを記録することなくピットに入った」

「通常、安全でない状態でリリースされた場合、次の安全な場所で停止することが期待される。部品を車外に投げ捨て、マーシャルがそれを回収することは、通常のことではない。しかし、この場合、チームとドライバーの行動が、他のドライバーの予選アタックに影響が出ることを防いだ。もし車両がそのまま停止していたり、ランオフエリアまで走行していたなら、イエローフラッグを掲示する必要があっただろう。この特殊なケースでは、部品を投げ出すことで、イエローフラッグを避けることができたのだ。ヒアリングで話し合われたとおり、これは『悪い選択肢のなかでは一番ましな選択肢』となった」

「これらの行動が他の競技者に影響を与えたり、さらに危険な状況を引き起こしていた場合、スチュワードは追加の処分を科しただろう。しかし、このケースでは、安全でない状態でのリリースに対する通常の罰金5000ユーロを科す」

 アルボンは、Q3最初のアタックをユーズドソフトタイヤで行い、暫定8番手につけた。そして最後のアタックに新品ソフトで出ていく際に、チームのミスが発生。その結果、アルボンはタイムを更新する機会を得られず、予選10番手に落ちた。

 アルボンは「トウを得るために急いでいた」と述べている。チームはアルボンを良いタイミングでピットレーンに送り出すことに集中していたあまり、担当メカニックがファンを取り外す前にマシンを発進させるというミスが起きたようだ。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
くるまのニュース
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
バイクのニュース
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP

みんなのコメント

1件
  • tnw
    新興チームがチームのミスを個人の責任にしたいのが見え見えなんだよな。一周が一年ならもっと大変だ。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村