メルセデスの新たな2ドアモデル
メルセデス・ベンツは、2023年に予定されている新型2ドアモデル「CLE」クラスの発表に向けて、開発を進めている。今回、そのプロトタイプが欧州で目撃された。
【画像】CクラスとEクラスが合体?新モデル登場【次期メルセデス・ベンツCLEのプロトタイプと従来の2ドアモデルを写真で見る】 全71枚
新型CLEクラスにはクーペとカブリオレが設定され、「C236」と「A236」というコードネームで呼ばれている。6代目となる次期Eクラスより少し早く発売される見込みで、Cクラス、Eクラス、Sクラスのクーペ/カブリオレの後継として開発された新たなモデルラインである。
この6モデルを2モデルにまとめるという動きは、ICE車の研究開発費を節約し、EVの「EQ」シリーズ拡大のために行われているものだ。計画の第一段階は、2020年にSクラス・クーペおよびカブリオレの生産を終了したときに始まったと言っていいだろう。以降、新型Cクラスでも4ドアと5ドアのみをデビューさせている。
CLEのベースとなったのは、第2世代のMRAプラットフォームを採用したこの新型Cクラスだ。サイズ的には、全長4686mmのCクラス・カブリオレと全長4826mmのEクラス・カブリオレの中間に位置し、アウディA5やBMW 4シリーズの2ドアモデルに相当する。
CクラスとEクラスの中間的な立ち位置
今回目撃されたのはCLEクーペのプロトタイプで、カモフラージュを身にまとって公道とドイツのサーキットでテスト走行を行っていた。リアエンドには、現行のEクラス・クーペよりも細く丸みを帯びたLEDブレーキランプが採用されており、新しいデザイン言語の導入を匂わせている。
関係者がAUTOCARに語ったところによると、Eクラス・クーペと同様にピラーレスルーフのデザインになっているという。
CLEカブリオレについては、Cクラス、Eクラス、Sクラスのカブリオレと同様に、多重構造のファブリックフードが採用されている。樹脂製のトノカバーでキャビン後部に収納できるようだ。
インテリアでは、デジタルメーターパネルや最大11.9インチの縦型インフォテインメント・タッチスクリーンなど、最新のCクラスのレイアウトを流用するとのこと。また、エアベントの形状など細部は新型Eクラスと共通化し、高級感を演出すると言われている。
パワートレインは、Cクラスと同様、縦置きの4気筒エンジンを搭載した標準モデルとAMGモデルのみの設定となる。メルセデスの方針に従い、MTの設定はなく、全モデルに9速ATが搭載される。
駆動方式は後輪駆動で、パフォーマンス重視のモデルには四輪駆動システム「4マチック」が搭載される見込みだ。
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国産車のレクサスよりも、プレミアムブランドの500万円以上のおクルマって高級感ありますね。