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5ドアでもミニらしさ満載!──新型ミニ・クーパーD 5ドア試乗記

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5ドアでもミニらしさ満載!──新型ミニ・クーパーD 5ドア試乗記

マイナーチェンジを受けた新型「ミニ」の5ドアモデルに小川フミオが試乗した。人気のディーゼル・エンジン搭載車の魅力とは?

期待以上の走り

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個性的で、乗っていて楽しいクルマがほしい! という人には、ミニがいいかもしれない。とくに全長4m前後のミニは、比較的コンパクトなボディで使い勝手にもすぐれ、かつたんなるハッチバックとくくれないような、独自なキャラクターなのがよい。

今年5月25日に、外観の一部変更と、インフォテインメントシステムと運転支援システムの充実を内容とするマイナーチェンジを受けた。あわせて、グリルがブラックアウトされるとともに、フロントバンパーまわりに車体と同色のガーニッシュが設けられて、雰囲気がけっこう変わった。

そんなニュー・ミニのなかでも、オールアラウンドな性能を求めるひとには、今回乗った「ミニクーパーD 5ドア」(以下クーパーD)を勧めたい。

クーパーDの心臓は、1496cc直列3気筒ディーゼルエンジン。数値だけみると、最高出力が85kW(116ps)、最大トルクが270Nmと、特筆するほどでもない。じっさいは、期待いじょうによく走る。

ドライブ・モード切り換えスウィッチがあるので、これで加速性などのキャラクターを変えられる。ギアをシフトアップするタイミングが遅めになる(つまりやや上の回転までひっぱる)スポーツモードは、1750rpmから2250rpmにかけて最大トルクを発生するエンジンのもっとも“おいしい”ところを使う設定。期待いじょうに、パワフルだ。

いっぽう、市街地走行用の「ミド」モードでも、充分に力強い。東京の市街地では(首都高をふくめて)ほとんどアクセルペダルを踏み込まないで事足りてしまう。

といっても、加速の“つき”のよさ、つまりアクセルペダルを踏んだときに瞬時にスピードアップするのは魅力だ。これを体験していると、クルマとドライバーとが一体化するように思えてきて、クーパーDがどんどん好きになってくる。

快適な乗り心地

意外だったのは、ステアリング・ホイールの操舵力の重さ。ごく低速域では、意外なほど重かった。ただし、走りだすと気にならなくなる。切り込んだときの車体の反応もよく、ミニ、いいクルマだなあと思えた。

騒音レベルも低い。ディーゼル・エンジンは、アクセルペダルをやや強く踏み込むと特有のノッキング音をたてるものの、それでも気になるほどの大きさではない。車体まわりの風切り音も低く、強いていえば、タイヤハウスあたりからのロードノイズが耳につくぐらい。

乗り心地は、快適。サスペンション・システムは、車体をフラットに保ちつつ、路面からのショックはきれいに遮断する。ホイールベースは2565mmと比較的コンパクトであるものの、剛性感のあるシャシーとよく動く足まわりが、“スモールサイズ”というミニ5ドアのカテゴリーを超越するぐらい快適な乗り心地を実現している。

ミニはこれまでにも豊富なオプションを特長としてきた。今回のクーパーDにはオプションで「マルチトーンルーフ」(9万6000円)が備わっていた。

フロントのブルーからリアのブラックまでのグラデーションのペイントというユニークなデザイン。価格が安いか高いかはともかく、このミニ5ドアのキャラクターには合っていると私は思った。

7DCTと組み合わされた3気筒ディーゼルエンジンの燃費はリッターあたり19.5km(WLTC)。日本車に較べると驚くほどよくはないかもしれない。でも楽しい操縦性を考えれば、この燃費ならよし、としてもいいのでは。

実用的でかつキュートな新型ミニ5ドア・クーパーDの価格は359万円。300万円台で購入できる5ドア・ハッチバックでは、かなり魅力的なモデルだ。

文・小川フミオ 写真・小塚大樹

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みんなのコメント

4件
  • 「じっさいは」
    「きたい以上に」
    「いっぽう、」

    漢字変換すらもせずに記事垂れ流しとは、、、
    GQ小川フミオ記事のテキトーさもとどまるところを知らない。
  • ディーゼル車を2台続けて乗ってる人いますか? 今更じゃないの。ディーゼル車ヨーロッパで売れなくなったから日本で処分してるんじゃないでしょうか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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