エレガンスなタフガイ
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】高級車ばかりのクーペSUV【ルノー・アルカナとライバルをじっくり比較】 全122枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
ルノーは、クーペ・クロスオーバーのアルカナを英国で発売した。価格は2万5300ポンド(389万円)からとなっている。
アルカナは、2018年のモスクワ・モーターショーで発表され、ルノーのデザインチーフであるローレンス・ヴァン・デン・アッカーは、「セダンのエレガンスとSUVのパワフルなスタンスのバランス」を提供することが目的であると述べていた。当初、西欧での販売は予定されていなかったが、SUV人気の高まりを受けて、カジャーやキャプチャーと並んでラインナップに加わることになったという。
欧州仕様車は、新型クリオやキャプチャーにも採用されているルノー・日産・三菱アライアンスの小型車用プラットフォーム「CMF-B」をベースに、市場に合わせたチューニングや仕様変更が施されている。
英国では、144psを発揮する1.6LハイブリッドのEテック、または12Vマイルド・ハイブリッド技術を採用した140psのターボチャージャー付き1.3Lガソリンエンジンから選択することができる。
生産工場は韓国・釜山
クーペ・クロスオーバーのデザインはプレミアムブランドの間で人気が高まっているが、ルノーはこのモデルが「主流」のメーカーから欧州に進出した最初のモデルであるとしている。
アルカナは、クーペのような曲線的なシルエットを持つが、SUVらしい190mmの最低地上高に加えて、タフなスキッドプレートとホイールアーチを備えている。サイズは全長4568mm、全高1571mm、ホイールベース2720mm。
室内には、最大10.2インチのスクリーンと、7.0インチまたは9.3インチのタッチスクリーンからなるデジタルダッシュボードが採用されている。トランク容量は513Lだが、ハイブリッド車では438Lとなる。
また、スポーツスタイルのRSラインも用意され、クリオ、メガーヌ、キャプチャーと同様に、RSラインの専用バッジ、デザイン、デュアルクローム・エグゾーストが採用されている。
欧州仕様のアルカナは、韓国の釜山にあるルノーの工場で生産される。英国では2021年9月に納車が開始される予定だ。
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