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KTMクロスボウGT2の公道モデル 寒冷地テスト車両発見 スーパーカー並の高性能モデル

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KTMクロスボウGT2の公道モデル 寒冷地テスト車両発見 スーパーカー並の高性能モデル

最高出力600ps以上? 冬季テスト実施中

レーシングカーやバイクのメーカーとして知られるオーストリアのKTMは、ラディカル・ラプチャーやダラーラ・ストラダーレといった少量生産の軽量スポーツカーに対抗する「クロスボウGT2」の公道走行モデルを開発中である。

【画像】KTMクロスボウGT2のプロトタイプ【ラディカルやダラーラと写真で比較】 全76枚

KTMにとって、2008年からさまざまなタイプが販売されているクロスボウに続く、2台目の公道走行可能な市販四輪車となる。今回、新たに寒冷地でのテスト走行の様子が目撃された。

クロスボウGT2は、従来のクロスボウとは全く異なるボディを持ち、スーパーカーのライバルともなりうるパワーとパフォーマンスを誇る。アウディRS3と同じ2.5L 5気筒ターボエンジンをリアに搭載しているが、クロスボウRの最高出力300psと最大トルク40kg-mに対して、GT2では出力を608ps、トルクを73kg-mまで高めている。

7速シーケンシャル・トランスミッションとリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを搭載し、後輪を駆動する。公道向けのパワートレインがレース用と同じ仕様にチューニングされるかどうかについては、まだ明らかにされていない。

基本的な構造としては、クロスボウと同じダラーラ設計の80kgのカーボンファイバー・モノコックをベースにしており、KTMは「2008年から十数回のクラッシュテストを行ってきた」と語っている。ボディにはFIA公認のスチール製ロールケージが組み合わされている。

カーボンファイバー製の「ジェット戦闘機」風のキャノピーから乗降できるが、サイドの小さなガラス窓はフルオープンにすることも可能。

KTMによると、レース仕様のクロスボウGT2の乾燥重量は1048kg。公道用のホモロゲーションに必要な追加装備により、若干重くなることは間違いないが、開発陣は社内のレースチームと協力し、「軽量化にフォーカス」していくとのこと。

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