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初の湾曲型ディスプレイや”スーパークルーズ”搭載の『キャデラック・エスカレード』発表

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初の湾曲型ディスプレイや”スーパークルーズ”搭載の『キャデラック・エスカレード』発表

 GM(ゼネラル・モーターズ)は2月4日、アメリカ本国で第5世代となる新型『キャデラック・エスカレード』を発表した。自動車業界初の"湾曲型OLEDディスプレイ"や、高速道路運転支援システムの"スーパークルーズ"など数多くの新機軸を搭載している。

 GMのキャデラック・ブランドを代表する旗艦フルサイズSUVの『キャデラック・エスカレード』は、この第5世代で新しい車両構造とシャシーテクノロジーを導入し、伝統のラダーフレーム構造を踏襲しながらもホイールベースを延長。新開発の独立リヤサスペンションとマグネティックライドコントロール、エアライドアダプティブサスペンション、および電子式リミテッドスリップディファレンシャル(eLSD)により、ドライビングダイナミクス面も大幅に強化している。

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 この新開発独立式リヤサスペンションにより室内フロアも低く抑えられ、居住空間も拡大。2列目および3列目のシートにもより簡単にアクセスできるようになり、さらに3列目シートはセグメント最大級の空間を保持し、足元空間が10インチ(約25センチ)以上拡大したことで、乗員はより自然な姿勢で着座することが可能になった。

 搭載される6.2リッターのV8エンジンは、可変バルブタイミング、オートストップ/スタート機能、ダイナミックフューエルマネジメントテクノロジーを搭載しつつ、420馬力を発生。さらに新たな選択肢として同車初となる3リッターのターボディーゼルもラインアップされ、ともにエレクトロニックシフトコントロールの10速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。

 そして新型『キャデラック・エスカレード』のハイライトとなる先進技術のひとつ、湾曲型OLEDディスプレイは、対角線の長さが38インチ超のディスプレイエリアを備え、解像度は4Kテレビの優に2倍を誇るという。

 システムには3つのスクリーンが組み込まれ、ドライバーの左側は対角線の長さが7.2インチのタッチ操作パネル付きドライバーインフォメーションセンター、ステアリングの奥は対角14.2インチのクラスターディスプレイ、さらにドライバーの右側は対角16.9インチのインフォテインメントスクリーンに。OLEDの紙のように薄い特性を活かし、そのディスプレイを最適な状態で視認できるよう湾曲させて搭載している。

 このマルチビジョンを活用し、ストリートビューのライブ表示や目的地の方向を指示するディレクションオーバーレイ機能等を備えた"拡張現実(AR)対応ナビゲーションシステム"や、4台の外部カメラで撮影した車両周辺の状況を、解像度2メガピクセルのバードアイビューで表示する"サラウンドビジョン"などを実装する。

 また、こちらも自動車業界初の装備として、スタジオやライブ会場などのプロユースで世界的に名を馳せるAKG製オーディオシステムも搭載。標準となる14チャンネルのアンプを備えた大容量密閉型サブウーファー付きの19のスピーカーシステムに加え、オプションの"AKGスタジオリファレンスシステム"では、28チャンネル仕様のアンプを3基と36のスピーカーで構成し、驚くほど鮮明で没入感のあるサウンドを実現した。

 そして同セグメントのフルサイズSUVとしては初採用のドライバーアシスタンステクノロジー"スーパークルーズ"は、ライダー(LiDAR)地図データ、高精度GPS、最新のドライバーアテンションシステム、さらにカメラおよびレーダーセンサーのネットワークを使用して、自動車線変更機能や他の車両が接近してすれ違うときなど進路をわずかに調整するダイナミックレーンオフセットなどの機能を搭載。さらに北米の特定地域ではハンズフリーによるハイウェイ走行も可能としている。

 一方で『キャデラック・エスカレード』らしさを期待されるエクステリアも、キャデラックのアイコンである縦長のデイタイムランニングライトを採用しつつ、新たに細身のホリゾンタルヘッドランプを追加して、ワイド感と力強さ強調。リヤでは垂直配置のバーチカルリヤライトも踏襲され、その内部は繊細なエッチング仕上げを施した深味のある3Dレイヤーデザインを採用した。

 本国を含めた北米では2020年後半からの販売が予定され、その他の地域も順次導入を開始する予定の5代目『キャデラック・エスカレード』。日本導入時期も追ってアナウンスされる見込みだ。
GMジャパン・カスタマー・センター:0120-711-276

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