チャーン・インターナショナル・サーキットでMotoGP第18戦タイGPの決勝レースが行なわれた。優勝はドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
タイGPは2日目まで天候の崩れもなくドライコンディションで行なわれてきたが、決勝日は天候が崩れ、雨に見舞われた。
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それでもMoto3、Moto2クラスのレースは雨がぱらつく程度のドライ路面で行なわれたが、MotoGPクラスのレースを前に再び雨が降り始めてしまいウエット宣言がされて決勝レースを迎えた。
なお雨はスタート前には既に弱くなっていて、グリッド中団の一部ライダーはスリックタイヤを履くギャンブル作戦を選ぼうとする姿もあったが、路面が乾くまでには至らないという判断となったか、最終的には全員レインタイヤに落ち着いた。
全26周で争われる決勝レースは、3番グリッドのホルヘ・マルティン(プラマック)が好スタートを決めて、一気に先頭へ浮上。ターン1は若干の混乱があったが、大きなアクシデントは発生しなかった。
1周目のトップ争いはマルティンとバニャイヤによって横並びのバトルも行なわれたが、ここはマルティンがトップを維持。バニャイヤ、マルク・マルケス(グレシーニ)というトップ3の並びでオープニングラップを終えた。
2周目には4番手を走っていたペドロ・アコスタ(GASGAS)がターン3で止まりきれずにオーバーランをしてしまうなど、コンディションの厳しさが浮き彫りになるシーンもあった。
序盤はマルティンが逃げを打つかとも思われたが、バニャイヤも逃がすことはなく0.5秒以下の差にまで接近。3番手のマルケスも0.5秒差と、上位は同じような間隔での走行が続いた。
4周目、6番手を争っていたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がオーバーテイクを狙ってきたフランコ・モルビデリ(プラマック)と接触し転倒。上位フィニッシュのチャンスを失ってしまった。モルビデリにはこの一件でロングラップペナルティが科されているが、転倒でレースを終えている。
そして5周目、マルティンはターン3へのアプローチで止まりきれずコースオフを喫してしまった。これでバニャイヤが労せずトップに浮上し、マルティンは3番手にポジションを下げた。
マルティンのミスの後、トップ3に動きは少ない状態が継続。互いに0.6~0.8秒ほどの差を開けての走行でラップを消化していった。
その後は2番手のマルケスが少しペースを上げ、10周目にバニャイヤの直後まで追い上げ、オーバーテイクを狙うようになった。ただマルケスは並びかけるところまではいったものの、追い抜くことはできなかった。
一方で3番手のマルティンは、コースオフを再び喫するなどミスが目立ち始め、トップ2の争いからは離されてしまった。折り返しの13周目にはトップ2から1秒以上に差が広がった。
マルケスは14周目に再びバニャイヤへオーバーテイクを仕掛けたが、抜ききれない。以降もチャンスを伺っていたものの、15周目のターン8で転倒してしまった。彼はレースには復帰したが、優勝争いからは脱落した。
ライバルの自滅でトップの地位を盤石なものとしたバニャイヤ。2番手のマルティンは2.5秒以上離れていて、優勝に向けてバニャイヤが優位に立った。
バニャイヤは残りのラップをミスなく走りきり、3秒差を維持してトップチェッカー。今シーズン9勝目を挙げた。2位はマルティンだ。そして3位は中盤以降追い上げを見せ、残り2周でジャック・ミラー(KTM)追い抜いたアコスタが入った。
タイトル争いはバニャイヤが優勝し、ポイントリーダーのマルティンが2位となったことでその差が17点まで減少。残り2戦でバニャイヤが逆転できるかどうか、目の離せない展開となっている。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は転倒者も続出した難しいレースを走りきって13位でフィニッシュ。ポイントを持ち帰った。
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