ウイリアムズ・レーシングは8月28日、今週末に開催されるF1第16戦イタリアGPよりローガン・サージェントに代わり、21歳で同チームの育成プログラムのメンバーであるフランコ・コラピントを起用すると発表した。カーナンバーは43となる。
コラピントはアルゼンチン出身。ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに所属しつつ、2024年はMPモータースポーツからFIA F2に参戦し、第4戦イモラのスプリントレースでの初優勝を含め3度の表彰台を獲得。第10戦スパ・フランコルシャン終了時点のドライバーズランキングでは7位のアンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ・レーシング/メルセデス育成)を上回る6位につけていた。
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また、2023年11月にはアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1タイヤ&ヤングドライバーテストにウイリアムズから参加。さらに今年の7月に行われた第12戦イギリスGPのフリー走行1回目でサージェントのマシンに搭乗し、F1公式セッションデビューも果たしている。なお、その際のカーナンバーは45だった。
なお、ウイリアムズF1はコラピントにシートを開け渡すかたちとなったサージェントについて「過去2シーズンにわたる努力と貢献に感謝したい」とした上で、「ローガンはウイリアムズファミリーに残り、我々は彼がレースキャリアを続けられるようサポートする」としている。
23年ぶりのアルゼンチンF1ドライバーとなるコラピントは「ウイリアムズでF1デビューできることは光栄で、これは夢の実現だ」とコメント。
「このチームには素晴らしい歴史があり、トップに戻るという使命を持っている。チームの一員になれるのが待ちきれないよ。シーズン半ばにF1に参戦するからには膨大な学習と成長が必要となるけど、立ち向かう覚悟はできている。アレクサンダー(・アルボン)とチームと一緒に、成功に向けて全力を尽くすつもりだ」
そしてウイリアムズF1のチーム代表であるジェームズ・ボウルズは「シーズン途中でドライバーを交代させることは軽々しくできる決断ではないが、この決断がウイリアムズに残るシーズン後半でポイント争いで戦う最高のチャンスをもたらすと信じている」とコメント。
「我々はマシンに大きなアップグレードを施したばかりであり、非常にタイトな中盤戦の中であらゆるポイント獲得のチャンスを最大限に生かす必要がある。また、ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの若手ドライバーに投資することも重要だと考えており、フランコはシーズン残り9戦でその能力を発揮する素晴らしい機会を得ている」
「ウイリアムズで全力を尽くしてきたローガンにとって、信じられないほど厳しい状況であることは間違いない。ローガンは依然として才能あるドライバーであり、我々は彼が将来にわたってレースキャリアを続けられるようサポートしていく。フランコには素晴らしいスピードと大きな可能性があり、F1での活躍を楽しみにしている」
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