プロトン・コンペティション、マスタングGT3を駆るふたりのドライバーを発表／WEC

　クリスチャン・リード率いるプロトン・コンペティションは、“ブルー・オーバル”ことフォードでの3年目となる2026年シーズンに向け準備を進めており、ベン・タックとジャンマルコ・レボラートが引き続き同チームからWEC世界耐久選手権のLMGT3クラスに参戦することを明らかにした。

　タックとレボラートは、ともにFIA国際自動車連盟のドライバーレーティングで“シルバー”に属しており、2台のマスタングに振り分けられる。彼らは来年3月に『カタール1812km』で開幕するWECの新シーズンでも、今季と同様にフォード・マスタングGT3をドライブすることになるが、マスタングはこのオフの間に改良を受け、来季はエボルーションモデルとなる予定だ。

　両名の起用は、プロトンがカスタマーチームとしてWECのトップカテゴリーで『ポルシェ963』を走らせないことを正式発表した日に明らかにされた。

　ブルー基調の88号車をドライブしたレボラートは、今年5月の第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースでLMGT3クラス2位を獲得し、プロトンにとってシーズン唯一の表彰台を獲得した。

　2台のフォード・マスタングGT3に乗り込む残りのドライバーラインアップは後日確定する見込み。チャンピオンシップのシーズンエントリーリストは近く発表される予定だ。

[オートスポーツweb 2025年12月08日]