レーシングブルズでレーシングディレクターを務めるアラン・パルメインは、ダニエル・リカルドが経験に基づいて「考えすぎていた」ことが2024年シーズンの失速につながったと考えている。
2023年シーズン中盤、ニック・デ・フリーズに代わって当時アルファタウリと呼ばれたチームからF1に復帰したリカルドだったが、オランダGPのフリー走行中に中手骨を骨折。5レースの欠場を強いられた。
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レッドブルで苦戦していたセルジオ・ペレスの後任候補となり、再びマックス・フェルスタッペンとのコンビ復活を目指すという名目で、リカルドは2024年シーズンも角田裕毅と共に新生RBでシートを確保した。
しかしマイアミGPスプリントで4位となったのを最後に、リカルドは調子を上げられず。結局、シーズン途中でリザーブドライバーのリアム・ローソンと交代で、F1シートを失うこととなった。そして、そのローソンは2025年にシニアチームでフェルスタッペンとコンビを組むこととなった。
リカルドがRBの2024年マシンVCARB01で苦戦した理由をチームは把握しているかと訊かれたパルメインは、motorsport.comに対してこう答えた。
「正直なところ、分からない」
「私は知らないし、彼も知らない。しっかりと話し合って、解決しようとした。私は彼が考えすぎているのではないかと心配していた。彼は自身が求めるスピードにタイヤが対応できていないことも心配していた」
「彼は自身の豊富な経験値を使って、正しくない可能性のあることを推測しているように感じた。ユウキはそうじゃないし、彼はできるだけ速く走り、それで上手くいっていた」
「厳しい時間だった。もちろん、マイアミではダニエルが4位を獲得した。それで『歯車が噛み合った』と思った。ルノー時代に私が知っていたダニエルだったんだ」
「土曜日の朝のスプリントでそうなって、午後の予選では18番手。正直なところ、少し不思議だった」
リカルドはアルファタウリでF1復帰を果たす前、現行グラウンドエフェクトレギュレーション元年となる2022年シーズン末にマクラーレンを追われ、グリッドから離れていた。
ルイス・ハミルトンもまた、2024年まで所属したメルセデスでグラウンドエフェクトマシンに自身のドライビングスタイルを維持するのは難しいと感じていた一方、新進気鋭のドライバーたちはすぐさま結果を残しているようだった。ベテランたちが現行マシンに対応できていないように見える原因について、パルメインは次のように答えた。
「分からないというのが正直な答えだ。そういう(ベテランだからという)わけではないと思うよ」
「昨年のスパでのフェルナンド(アロンソ/アストンマーティン)を見てほしい。彼は計り知れないし、信じられない。(フランコ)コラピントや(オリバー)ベアマンのような選手が入ってくると、都合の良いことが言えるのは分かるがね……確かにフランコの最初の数レースは素晴らしかった」
「しかし、それはとても難しいことだ。我々がその時言っていたことのひとつは、あるドライバーがやってきて良い仕事をした時は素晴らしいが、毎週末それをやるのは難しい」
「彼(コラピント)の直近の週末を見てみると、そうでもなかった……メキシコでは、予選はあまり上手くいかなかったが、傑出したパフォーパンスだった。もちろん、ブラジルは良くなかったし、ラスベガスも良くなかった」
「あのレベルを毎週末のように維持するのは、若いドライバーたちにとって難しいことだ。サーキットを離れてもやらなければならないことはたくさんある。だから、エンジニアと膝を詰めて話し合い、それに集中するだけではダメなんだ」
「F1には様々なプロモーションがつきものだが、若いドライバーたちはそれに慣れていない。だから気が散りやすい。しかし彼らが印象的であることは間違いない」
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