2023年までTOYOTA GAZOO Racingから世界耐久選手権(WEC)に参戦してきたホセ・マリア・ロペスは今年、ニック・デ・フリーズにシートを譲る形でハイパーカーを降りることとなった。しかしロペスはトヨタ陣営にとどまることが「主な目的」だったと語り、ハイパーカークラスへ参戦する他チームのシートを探すことはなかったと明かした。
ロペスはトヨタからWEC最高峰クラスを6シーズン戦い、2021年にはル・マン24時間レースで優勝。LMP1クラス最終年となる2019-20年シーズンと、ハイパーカークラス初年度となる2021年にはWECの世界タイトルを獲得した。そしてロペスは今年、WECに新設されるLMGT3クラスにトヨタの姉妹ブランドであるレクサスから参戦する。
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レクサスチームをWECで運営するのはGTワールドチャレンジ・ヨーロッパで長年メルセデスと共に成功を収めてきたフランスのAuto Sport Promotion(ASP)。ロペスはASPの87号車レクサスRC F GT3でプラチナドライバーを務める。
ロペスは昨年までのLM-GTE Amクラスに代わるLMGT3 Pro-amクラスを戦うこととなり、エステバン・マッソンと木村武史がチームメイトとなる。姉妹車78号車にはケルビン・ファン・デル・リンデ、ティムール・ボグスラヴスキー、アーノルド・ロビンが乗る。
Autosport/motorsport.comを含む一部メディアの取材に応じたロペスは、ハイパーカークラスで別のシートを求め、トヨタとの関係を断ち切ることは彼の計画になかったと強調した。
「トヨタファミリーとは長い付き合いだし、彼らと一緒にいることが一番の目的だった」とロペスは語った。
「もちろん、もう2~3年はハイパーカーで走りたかったというのが正直なところだけど、僕はもう子どもじゃないんだ」
「このプロジェクトは僕にとっても、背後の関係者にとっても、とても興味深いモノだった。このカテゴリーはとても素晴らしく、その一員になれてとても嬉しい」
「確かに新しい体験になるし、簡単なことじゃない。僕の周りを見ると、彼らはGT3でレースをしてきている」
「GT3でのレースはいつもすごく良い。ハイパーカーに乗っている時もモニターを見ていて、ハイパーカーではあまりない接近戦に感動する。簡単なことじゃないけど、とてもワクワクするんだ」
ロペスは、ポルティマオ、バルセロナ、ポール・リカールでのテストでRC F GT3に上手く順応できたと語り、開幕戦から「言い訳」はできないと考えている。
テストについて尋ねられたロペスは次のように答えた。
「感心させられたと言わざるを得ない。マシンのフィーリングは最初からとても快適だった」
「ABSとか、マシンを運転する上で慣れないといけないことがいくつかあったけど、快適だったよ」
「だから言い訳はできない。コースに出るのが楽しみだし、他のドライバーと比べて自分がどうなのか見るのが楽しみだ」
今年のLMGT3クラスのグリッドには9つの自動車メーカーが名を連ねており、ロペスはこのクラスでの競争が激しく、厳しい戦いになると予想している。
「誰もが勝利を目指しているし、とてもチャレンジングだと認識している」とロペスは言う。
「(開幕戦が行なわれる)カタールに到着して、すぐに良いペースがあるといいね。それが理想だよ」
「ただ、とてもハードなレースになることは覚悟しているし、何が起こるか見てみるよ」
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