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母国初優勝目指すルクレール、FP2最速。ベテランふたりが続く……角田裕毅はソフトタイヤ使わず11番手|F1モナコGP

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母国初優勝目指すルクレール、FP2最速。ベテランふたりが続く……角田裕毅はソフトタイヤ使わず11番手|F1モナコGP

 モンテカルロ市街地サーキットを舞台に開催される伝統のモナコGPの時期が今年もやってきた。初日の走行を締めくくるフリー走行2回目では、フェラーリのシャルル・ルクレールが最速。RBの角田裕毅は11番手だった。

 FP2開始時は、気温20度、路面温度32度というコンディション。モナコGPの初日は午後にかけて雨の予報で、上空には今にも泣き出しそうな雲が広がっていたが、セッション中に雨が降ることはなかった。

■F1パドックで注目集める角田裕毅、今季の躍動で3チームが獲得に興味。来季はレッドブル昇格狙いでRB残留か、それとも新天地?

 ただ降雨を警戒してか、現地17時にFP2が開始されると20台が続々とコースイン。RBの角田とダニエル・リカルド、レッドブルのマックス・フェルスタッペンやマクラーレンのオスカー・ピアストリがハードタイヤを履き、その他のドライバーはミディアムタイヤを履いた。レッドブルとマクラーレンはチーム内でタイヤ選択を分けた形だ。

 セッション序盤は各車がクールダウンラップを挟みながら、コース上で連続アタックを実施。ルクレールが1分12秒260でトップに立ち、その後2番手以下に0.9秒以上の差をつける1分11秒573までペースを上げた。コース順応を進める中で、ウォールに軽くマシンを擦るドライバーも少なくなかった。

 セッションが20分を過ぎようかというところで、多くのマシンが一度ピットへ。ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンはすぐさまソフトタイヤに切り替えて、早々にコースに戻った。これに続いて、他のドライバーもソフトタイヤでの予選想定プログラムへと移っていった。

 ここでフェルスタッペンは1分11秒813を記録するもルクレールがミディアムタイヤで記録したタイムに0.240秒届かず。一方でルクレールは、フェルスタッペンをさらに突き放す1分11秒278を叩き出した。

 レッドブルのセルジオ・ペレスはマシン挙動に悩まされ、ターン3“マセネー”のエイペックスが見えないとチームに訴えた。フェルスタッペンもタイムシートでアストンマーティンのフェルナンド・アロンソに上回られた上、ヘアピンの先ターン7でウォールにマシンを軽く当てていた。

 路面温度が低く、周回を重ねれば重ねるほど路面も改善していくため、各ドライバーはソフトタイヤで予選向けのアタックを継続。ルクレールから0.188秒落ちの2番手にはハミルトンが食い込んだ。

 セッション残り15分を切ると、ほとんどのドライバーがユーズドのミディアムもしくはハードタイヤに戻してコースへ戻り、10周前後のレース想定連続走行を実施した。

 1時間のセッションが終わり、結果的にFP2最速はルクレール。過去に2度ポールポジションを獲得しながらも掴めなかった母国での優勝に向けて、最高の形で初日を締めくくった。

 ルクレールの後ろには、ハミルトンとアロンソのベテランふたりが並ぶというトップ3。4番手フェルスタッペン以下は、ノリス、フェラーリのカルロス・サインツJr.、アストンマーティンのランス・ストロール、レッドブルのセルジオ・ペレス、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボン、メルセデスのジョージ・ラッセルというトップ10だった。

 角田は1分12秒349で11番手。RBは2セット目にミディアムタイヤを投入しており、16番手のダニエル・リカルドも含めFP2ではソフトタイヤを使用しなかった。

 角田の後ろ12番手となったピアストリもRBと同様のタイヤ選択を採り、キック・ザウバー勢はFP2でミディアムタイヤを2セット使用した。

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