メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1アブダビGPの初日を6番手で終えたが、かなり好感触を持っているようだ。
多くのチームがルーキー起用義務を消化したFP1で、メルセデスはルイス・ハミルトンのマシンにフレデリック・ベスティを乗せた。一方、ラッセルはFP1で色々試しながら走行し、トップタイムをマークした。
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2度の赤旗が出されたFP2では6番手に終わったラッセルだが、トップだったシャルル・ルクレール(フェラーリ)や2番手のランド・ノリス(マクラーレン)と戦えるという感触を持っているようだ。
「かなりポジティブな金曜日だったと言わざるを得ない」
そうラッセルは語った。
「FP1では若いドライバーが多く、マシンのペースを測るのが難しかった。FP2はかなり中断されたけど、僕はハッピーだったし、いい感じだった。ランドやシャルルのような選手と接戦になると思う」
「でもレッドブルが常に、ポケットに何かを少し隠しているのは明らかだ。だから明日を迎えるのが楽しみだよ」
FP1で何をテストしたのかという質問に、彼は次のように答えている。
「大きな秘密があるんだ! いや実はそうじゃなくて、何レースも試してきたことを少しずつマシンに反映させているんだ。ただ、ここアブダビではこれまでのレースとは少し違った効果があった」
一方、FP2を8番手で終えたハミルトンはラッセルほどマシンに満足できていない様子だ。前述のようにハミルトンはFP2からの走行となったものの、2度の赤旗で実質的な走行時間は20分ほどとなってしまった影響も大きいだろう。
初日の走行に満足しているかという質問に、「特にそうは感じない」と答えた。
「最高の一日ではなかったし、タイム計測のために周回を重ねただけだ」
「だから、クルマやコースに関する知識という点ではそれほど多くない。でもクルマのフィーリングは悪くない。ひどい状態ではないと思う。だから、明日はもう少し走れることを願っている」
予選で上位に食い込めるかどうかという質問に、まずは確実にQ3に進出したいと語った。
「現時点で(上位に食い込めるか)? いいや。ただQ3に進出する方法があるかどうかトライしてみるつもりだ。僕たちは難しい予選が続いている。例えばQ1からQ2に進出するのはいつも厳しい戦いだし、Q3に進出するのだって難しい。だから明日の朝の仕事は、Q3進出を確実にすることだ」
「ジョージは良い感じだと思う。彼のほうが良いところにいるかもしれないけど、彼は(自分と違って)FP1を走っていないわけじゃない」
「それでも、言い訳をするつもりはない。明日はとにかく頑張ってみるよ」
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