もくじ
ー ブルーとグレーの色合い 欧州の路上で増加
ー 北米 特別なエフェクトの無彩色が優勢
ー アジア太平洋 明るいレッドと上品なカラーが人気
ー BASF(ビー・エー・エス・エフ)について
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ブルーとグレーの色合い 欧州の路上で増加
BASFのコーティングス事業本部は、「BASF自動車用OEM塗料カラーレポート」で、2017年の自動車市場における世界的なカラー分布の分析を提供している。
欧州カラーレポート2017によると、無彩色の人気が続いていることが明らか。2016年は全車両の約78%をホワイト、ブラック、グレーまたはシルバーが占めていた。
なかでもグレーの割合は19%に増加しており、今やブラックと並ぶ人気色。グレーの色合いが多様化していることからも、グレーのシェア拡大は明らかだという。100以上のバリエーションがあるグレーは、ブルーに次いで2番目に多い色合いを持つカラーとなっている。
「無機質なコンクリートやガラスを連想させるグレーは最も都会的なカラーであり、過去数年にわたり大きく増加しています。明るいグレーから、中明度のグレー、そして暗いアントラシット(消炭色)までさまざまな色合いを備えており、それによって強いマーケットポジションを獲得しています」とBASFのコーティングス事業本部自動車カラーデザインEMEA(欧州/中東/アフリカ)のトップであるマーク・グートヤールは述べる。
有彩色の中でもブルーの人気の高さは変わらない。全体的なシェアは10%と安定しているが、有彩色パレット上のブルーの比率が大幅に増加。欧州で2017年に製造された有彩色の車のうち、ほぼ2台に1台がブルーだった。
北米もまた、興味深い傾向にある。
北米 特別なエフェクトの無彩色が優勢
北米カラーレポート2017は、新たな顔料技術によるキラキラと輝く特殊効果への需要が高まっていることを指摘している。
それによってカラーセグメント内、特に北米で最も人気の高い自動車色であるホワイト、ブラック、シルバー/グレーに、豊富なバリエーションをもたらしている。
成長分野である電気自動車でも無彩色が好まれている。電気自動車の開発初期段階である今は、ホワイトやブラックよりもグレー/シルバーの人気が高いとBASFは考える。
カラーの魅力は、機能と組み合わせて検討される機会が増えており、センサーによる検出機能とかつてないほど関連性を持つようになっているという。
北米の有彩色ではブルーとレッドが主流。ブルーのカラースペースも非常に汎用性があり、明度、彩度、および微妙な色相の変化に至るまで、多様な色合いを実現できる。
ほかにオレンジのようなカラーも分析結果に表れている。これらの色合いは消費者の特定の好みに対して、より多くの選択肢を提供する。
アジア太平洋はどうだろう。
アジア太平洋 明るいレッドと上品なカラーが人気
アジア太平洋地域の自動車用塗料市場は、増加する車両数と地域の多様性に大きく影響されることが、アジア太平洋カラーレポート2017にも反映されている。
全体の分布で49%を占めるホワイトはこの地域で最も好まれる色。アジア太平洋の文化的背景により、ホワイトは純粋さとインテリジェントな先進技術を表す肯定的なイメージと結びついているとBASFは分析する。
それゆえ、白い車両がここ数年アジア太平洋地域で非常に増加している。ブラウンも特に中型SUVでの人気が高まっている。
ホワイトのなかでも特にパールホワイトとブラウンの両方が、高級な趣のスタイリッシュなカラーとして、アジア太平洋市場で位置付けられ、受け入れられていることがわかっている。
明るいレッドは挑発的でありながらスマートな個性を持つカラーとして、アジア太平洋地域の自動車市場における有彩色の中で、非常に人気がある。
「一般的に自動車のレッドは人目を引くが、それがアジア太平洋地域の成熟市場における重要な要素なのです」とBASFは締めくくる。
BASF(ビー・エー・エス・エフ)について
「BASFは世界をリードする化学会社(本社:ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)で、持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」とコメントする。
社員数は約11万4000人。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油、ガスの5つの部門から成りたち、2016年、BASFは約580億ユーロの売上高を達成している。
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