FWDとAWDでモーターの搭載数に違いあり
スバルは2022年4月14日(木)、SUVタイプの新型BEV「SOLTERRA(ソルテラ)」(日本仕様車)の価格を発表しました。
BEVとは「バッテリー電気自動車」の略で、100%電気のみで駆動するEVとしてはスバル初のモデルです。プラットフォームは、トヨタと共同開発した「e-Subaru Global Platform」で、BEVながら従来の「スバルらしい」、ステアリング操作にリニアに反応する操縦安定性を実現しているとのこと。また、大容量バッテリーの配置も重心を低くし安定性に寄与するよう設計されています。
ソルテラは前輪と後輪を別々のモーターで駆動するシステムが初採用され、緻密な制御により4つのタイヤのグリップ力が最大限発揮されるよう駆動力が配分されます。あわせてこのグリップ力の制御により悪路でも一定速度で走行できる「X-MODE」が導入されています。なお、2モータータイプのAWD(全輪駆動)仕様だけでなく、1モータータイプのFWD(前輪駆動)もラインナップされています。
車体寸法は全長4690mm、全幅1860mm、全高1650mm。ホイールベースは2850mm。最小回転半径は5.7m。パワーユニットはリチウムイオン電池による総電力量71.4kWh、相電圧355Vのバッテリーと最大出力150 160kWのモーターを搭載。一回の充電による走行距離は460 530kmとなっています。
なお、兄弟車のトヨタ「bZ4X」の方は、個人向けも含めて全数が「リース販売」での提供なのに対して、ソルテラに関しては販売するとのこと。価格は、FWDタイプが594万円(消費税込み)、AWDタイプが638万円(同)からとなります。受注開始は5月12日から。現金一括やクレジットなどの購入プランを用意しているそうです。
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