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【日本未導入】これ欲しい! 思わず言ってしまう国産メーカーのカッコいい海外専売モデル

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【日本未導入】これ欲しい! 思わず言ってしまう国産メーカーのカッコいい海外専売モデル

 コロナ禍によって日本政府より緊急事態宣言が発出され、外出自粛を一段と強めるように、各種方面へ伝令が飛んでいる。自宅に籠ることが多くなってしまう中ではあるが、心まで委縮しきってしまわないように、少しでも想像を膨らませてみよう!ということで、今回は海を越え、海外のクルマに目を向けてみる。

 多くの日本車メーカーが、いまや海外のほうがたくさんのクルマを売っていることはご存知であろう。北米市場で人気のあるRAV4やCR-V、エクストレイル(北米名:ローグ)などのように、海外でも日本と同じモデルが販売されている場合もあるが、海外専売のモデルもたくさんある。そんな日本車メーカーの海外専売モデルのうち、日本に入れたら売れそうなクルマを5つご紹介する。

マーチ ジェイド RVR… 販売低迷でも「光るところ」があるクルマを褒める 8選

文:吉川賢一/写真:トヨタ自動車、日産自動車、スズキ、三菱自動車工業

【画像ギャラリー】欲しくなる国産メーカーの海外専売車5選

ミツビシ パジェロスポーツ(東南アジア)

 日本市場では、2019年4月に700台限定で出した「ファイナルエディション」をもって生産終了となっているパジェロであるが、海外では、今も生産されている。このパジェロスポーツは、2019年7月にタイで発表され、同国で生産されているミッドサイズSUVだ。

 このパジェロスポーツは、パジェロで培ったオフロード性能や耐久性に、乗用車並みの快適性と機能性を融合させ、ダイナミックシールドのフロントフェイスや2.4リッター直4のMIVECディーゼルターボ、8段ATを備えている。

 さらには視認性に優れる8インチカラーの液晶メーターやスマートフォン連携ディスプレイオーディオも採用するなど、最新装備が満載。日本でも人気が出そうな仕上がりとなっているのだが、フィリピンや豪州など、約90カ国への導入が計画されているものの、残念ながら、日本への導入は、今のところ計画されていないそうだ。

2019年7月に改良が実施され、進化した「ミツビシ パジェロスポーツ」。海外専用となるミツビシの世界戦略車のひとつだ

スズキ エスプレッソ(インド)

 インドでの新型車販売シェアが、40%を超えるというスズキ。その高いシェアを誇るスズキが、インドで2019年9月に発売したのが、この小型SUV「エスプレッソ(S-PRESSO)」だ。特徴的な5スロットグリルをモチーフとしたフロントフェイスは、2019年2月にマイチェンをしたイグニスにも採用されている。

 インド市場では、コンパクトなサイズのクルマが人気だ。このエスプレッソのボディサイズは、軽の規格よりも40mm広く、160mm長い(全長3565mm×全幅1520mm)サイズで、このエスプレッソをベースにワイドフェンダー化されたのが、イグニス(全長3700mm×全幅1660mm)なのだ。

 日本市場ではハスラーが一定の認知を得ているので、エスプレッソの導入は難しいかもしれないが、アクの強いこの風貌は、新鮮にも見える。

スズキ エスプレッソは、軽自動車用プラットフォームから生まれた小型クロスオーバー

ニッサン マイクラ(欧州)

 「マイクラ」は、もともと「ニッサン マーチ」と同じクルマで、マーチの欧州での車名が「マイクラ」であった。しかし、2017年に欧州で登場したK14型のマイクラを機に、日本のマーチとは決別し、販売されるようになった。

 シャープなデザインは、なかなかカッコ良く、VWポロといった欧州小型車をベンチマークとし、走りが磨き上げられている。ボディサイズは、全長3995mm×全幅1743mm×全高1455mmと、全幅が5ナンバーサイズを超えてしまっている(ちなみにポロは全幅1750mm)。

 エンジンは、1.0Lの直列3気筒ガソリンターボ。GT-Rに採用された「ミラーボアコーティング」技術が採用されており、ピストンの摺動抵抗を大幅に低減し、エンジンの効率が上げられている。

 これをエクストロニックCVTもしくは5速マニュアルトランスミッションで操るのだから、楽しくないわけがない。日産ファン以外からも、日本導入が熱望されている一台だ。

かつては、ニッサン マーチの海外名であったマイクラ。今は、別の道を歩む欧州向けのコンパクトカーとなった

トヨタ ハイランダー(米国)

 「ハイランダー」は、トヨタが北米を中心に販売している3列シートのSUVで、現行モデルは2019年に発売開始した4代目。北米・インディアナ工場にて生産され、中国、豪州、ロシアなどでも販売されている。

 ガソリンモデルの3.5LのV6エンジンに加え、2.5Lの直列4気筒エンジンのハイブリッドもラインナップ。ガソリンモデルの上級グレードに、前後および後輪の左右駆動力を最適に制御する4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリング機構」を、RAV4に続いて採用している。フロントフェイスは、RAV4に似たデザインをしており、鋭い目つきと大型のグリルが評判だ。

 全グレードで、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応可能。アマゾンのAI音声アシスト「アレクサ」も利用できる。上級グレードには、12.3インチの大型ディスプレイモニターを新設定し、さらには20インチアルミホイールを採用するなど、豪華なつくりとなっている。

 日本では若干取り回しが大変なサイズだが、それゆえに放つオーラは凄みがあり、人気が出るかもしれない。

2019年12月より販売が開始されたばかりの新型トヨタ ハイランダー。3列シートを備えるミッドサイズSUVだ

インフィニティ Q60(米国)

 日本で販売されているV37型スカイラインは、海外ではインフィニティから「Q50」として発売。「Q60」は、そのクーペ版にあたる。もし日本で出ていれば、「V37型スカイラインクーペ」と呼ばれていたモデルだ。セダンボディと異なり、流麗なルーフラインやリアフェンダーなど、日本車離れしたボディスタイリングは、いつみてもカッコいい。

 搭載されている3.0Lの V6ターボには、グレードによって2つのアウトプット値があり、”LUXE、”SPORT”には300ps、そして”RED SPORT 400”には400psを発生するチューニングが施されている。

 20インチの低扁平タイヤを装着し、4WDシステムも設定。シャープなハンドリングを実現したインフィニティダイレクトステアリングシステム(DAS)や車線逸脱制御、電子制御ショップアブソーバなどの豪華装備が満載だ。

 デュアルハイブリッド電動パワートレイン技術によって、最大出力571psまでアップした「ブラックS」なるモデルも企画されていたが、とん挫となってしまった。筆者も喉から手が出るほどに、欲しい一台だ。

ニッサン スカイラインのクーペ仕様となる「インフィニティG60」。残念なことに、日本では非設定のモデルだ

【画像ギャラリー】欲しくなる国産メーカーの海外専売車5選

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