かつてトロロッソ(現アルファタウリ)からF1に参戦した後、2015年に25歳の若さでモータースポーツから引退したハイメ・アルグエルスアリ。彼はカートで本格的なレース復帰を目指しているようだ。
2009年に当時史上最年少となる19歳でF1デビューを果たしたアルグエルスアリは、2011年までトロロッソのドライバーとして活躍。しかし同年限りでセバスチャン・ブエミと共にチームを追われたアルグエルスアリは、ピレリのF1テストドライバーとして2年を過ごし、その後引退まではフォーミュラEにも参戦した。
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彼は現在プロのミュージシャンとして“スクワイア”の名で活動しているが、コロナ禍でツアーやフェスへの出演ができない間、カートでテストをするなどして過ごしていた。
アルグエルスアリは2013年にもカートの世界選手権に参戦しており、ミッションカートで争われるKZクラスで9位という成績を残した。なお同じレースには現F1ドライバーのマックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールが参戦し、それぞれ優勝、2位となっている。アルグエルスアリは今年9月にスウェーデンのクリシャンスタードで行なわれるカート世界選手権で、レース復帰を目指しているようだ。
motorsport.comの取材に応えたアルグエルスアリは、現在「20歳の時とは全く異なるレース観を持っている」とし、レースに復帰することでこれまで渦巻いていた様々な感情を抑えることができると考えているようだ。
「ゴーカートをテストしてきて、長い間感じられなかった感覚を味わっているんだ」とアルグエルスアリは語った。
「僕がレースを始めた時、ヘルメットの奥では笑っていたし、純粋に走ることが好きだった」
「今ゴーカートで走った時も、同じような感覚がある。『またあの時のように、インスピレーションを感じられるような状況に戻ってもいいじゃないか』と思ったんだ」
「F1を離れた後、僕はかなり苦しんだ。引退した後は、レースという言葉すら聞きたくなかった。自分に起きていることを認めたくなかったので、F1のレースも見たくなかった」
「でも今は、時が解決してくれて、そのような状況を乗り越えることができた」
またアルグエルスアリは、カートのレースに出場するにあたり、楽しむ以外に具体的な目標はないと強調しながらも、さらに楽しむためには競争力をつける必要があり、場合によっては4輪レースに復帰する可能性もあると語った。
「世界中の優秀なカートドライバーが集まる中でトップ10に入るようなレベルに達していなければ、本格的に復帰することはないだろう」
「僕は速さがあると感じている。自分の中でそういう気持ちがなければ、挑戦はしなかっただろう」
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