来季となる2024年/2025年シーズン11からABB FIAフォーミュラE世界選手権への参戦を予定するローラ・ヤマハABT(アプト)は9月25日、ゼイン・マローニをドライバーに起用することを発表した。すでに明らかになっているルーカス・ディ・グラッシとともに初年度に挑む。
ローラ・ヤマハABTは、名門レーシングカーマニュラクチャラーのローラ・カーズと日本のヤマハ発動機がテクニカルパートナーシップ契約を結び、アプトチームとともに来季2025年のフォーミュラEシーズン11からの参戦開始を予定している。
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ドライバーにはすでにフォーミュラEで豊富な経験を持ち、シェイクダウンを担当したディ・グラッシの起用が明らかになっているが、今回ふたりめのドライバーとしてマローニの起用が発表された。
現在20歳のマローニは、2022年のFIA F3でランキング2位になると、翌2023年からFIA F2にステップアップ。今季2024年もFIA F2への参戦を続け、現在ランキング3位につけている。また、F1ではキック・ザウバーのリザーブ兼開発ドライバーを務め、フォーミュラEでのテスト走行も経験している。
「ローラ・ヤマハABTチームの一員になることができて嬉しく思う。このエキサイティングな挑戦を楽しみにしているよ」とマローニは語った。
「選手権についてはよく知っているけど、これは僕にとってまったく新しい章になる。経験豊富なチームと、成功したドライバーと一緒に働くことは、次のステップとして最適だ。ルーカス(ディ・グラッシ)がチャンピオンになったときも含め、過去数シーズンにわたって彼の戦いを見守り、尊敬してきた。彼から多くのことを学び、一緒に自分自身とクルマの開発を前進させていくと確信している」
ローラ・ヤマハABTによると、マローニはすでにテストのためにチームに加わってるとのこと。「僕らのパッケージがどれだけ優れているかはサンパウロ(開幕戦)に行ってみないとわからない。でも、フォーミュラEでは経験がカギになるから、できるだけ早く追いつけるように全力を尽くすよ」とマローニ。
ABTのCEO兼チーム代表を務めるトーマス・ビアマイヤーはは「シーズン11でゼイン(マローニ)がチームの一員となることを非常に楽しみにしている。彼は一緒に仕事をした最初の数日間で、すでに新鮮な風を吹き込んでくれた」とコメントしている。
「若い才能にチャンスを与え、彼らをサポートすることは、ABTの何十年にもわたる強い伝統だ。だからこそ、フォーミュラEでもこの道を歩むことは明らかだった」
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