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F1メキシコシティGP FP1:ラッセル最速。角田裕毅が3番手。ベアマンと交錯したアルボンがクラッシュ

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F1メキシコシティGP FP1:ラッセル最速。角田裕毅が3番手。ベアマンと交錯したアルボンがクラッシュ

 2024年F1第20戦メキシコシティGPのフリー走行1回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手は角田裕毅(RB)だった。

 標高約2300mという高地に位置するアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に開催される今大会。タイヤコンパウンドはハード(ホワイト)がC3、ミディアム(イエロー)がC4、ソフト(レッド)はC5が持ち込まれた。

【タイム結果】2024年F1第20戦メキシコシティGPフリー走行1回目

 今回のFP1では『1台につきシーズン1回、F1参戦2戦以下のドライバーをフリープラクティスで起用しなければならない』と定められた規則をクリアするべく、5チームがそれぞれ若手ドライバーを出走させた。

 出走した若手はオリバー・ベアマン(フェラーリ/シャルル・ルクレール車)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス/ルイス・ハミルトン車)、フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン/フェルナンド・アロンソ車)、パト・オワード(マクラーレン/ランド・ノリス車)、ロバート・シュワルツマン(キック・ザウバー/周冠宇車)の5名だ。

 気温18度、路面温度43度というコンディションで、現地時間25日12時30分にセッションがスタート。メキシコ出身のセルジオ・ペレス(レッドブル)がコースインすると、観客からの歓声が響き渡った。

 しかし、ストレート上にマシンのパーツらしきものが落下したため、セッション開始5分という早々に赤旗が掲示されてセッションは中断された。なお、この破片をアントネッリが踏んでしまったが、幸い大事には至らなかったようだ。

 セッションは残り時間50分で再開されたが、波乱は続いた。

 残り時間38分、レーシングスピードで走行中のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)と、アルボンを先行させよう減速したベアマンがターン9で接触。ベアマンが左フロントにダメージを負ってターン11手前のコース上にマシンを止める一方、アルボンはターン10アウト側のスポンジバリアにクラッシュしてしまう。

 これで2度目の赤旗導入に。なお、赤旗導入前のトップは1分19秒407をマークしたカルロス・サインツ(フェラーリ/ハードタイヤ)、0.112秒差の2番手ジョージ・ラッセル(メルセデス/ハードタイヤ)、0.405秒差の3番手がアルボン(ハードタイヤ)だった。
 
 セッションは残り時間24分で再開。このタイミングで半数以上の車両がソフトタイヤに履き替えると、1分17秒998を叩き出したラッセルが首位におどり出る。また、残り15分というタイミングには、角田がラッセルから0.701秒差の3番手に浮上した。

 一方、残り8分を過ぎたところでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が「ノーパワーだ」と無線を飛ばす。ただ、ホンダRBPTのパワーユニット(PU)は動いており、フェルスタッペンは自走でピットに戻りガレージにマシンを収めた。

 セッション終盤は各車はハードタイヤに履き替えて周回を重ねたこともあり、ラッセルが最速タイムのまま変わらずFP1は終了を迎えた。

 0.317秒差の2番手にサインツ、0.701秒差の3番手に角田が続いた。以下、4番手フェルスタッペン、5番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、6番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、7番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、8番手バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、9番手リアム・ローソン(RB)、10番手フランコ・コラピント(ウイリアムズ)というトップ10となった。

 なお、FP1のみ出走の若手最速は12番手のアントネッリとなった。

 続くフリー走行2回目(FP2)は、日本時間7時から行われる。なお、今大会のFP2はピレリの2025年用新型スリックタイヤのテストが実施されるため、通常より30分長い90分間で行われる。

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