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マイナーチェンジで 480psにパワーアップした「BMW M2」に試乗!

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マイナーチェンジで 480psにパワーアップした「BMW M2」に試乗!

BMWの最もコンパクトなMモデルであり、セグメント唯一の後輪駆動を採用するM2がマイナーチェンジを果たした。さらに際立つ走りを披露するのはいうまでもない!

高性能ぶりが体験しやすい臨場感あるエンジン特性

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高速道路の本線合流、2速でフル加速を試す。マイナーチェンジしたM2が積む3Lの直列6気筒ツインターボエンジンは、最高出力を20㎰上乗せされ480㎰を発揮。高回転域のトルクの落ち込みを抑えてパワーを稼いでいるだけに、7000rpmに至るまで鋭い吹け上がりを示す。

【画像14枚】マイナーチェンジした「BMW M2」のフォトギャラリーを見る
これまで、このS58型エンジンを評価する際は7000rpmに迫る勢いでとレポートしてきたが今回は違う。タコメーターは、6800rpmから7200rpmまでがイエローゾーン。そのゾーンを針がズバッと切り裂く。回転数が上昇するほど加速の勢いが増し、パワーの頭打ちを感じない。
こうした特性に臨場感を与えるために、Mサウンドを採用し標準装備のMスポーツエキゾーストシステムに擬似エンジン音をスピーカーから重ねてくる。作動させるとアイドリングから低周波音が唸り、中回転域からはレース用エンジンのような金属質の中周波音を響かせる。モニターに擬似と明記されているから分かるが、感覚としてはリアルなエンジン音だ。そのため、トップエンドまでブン回さなくてもM2の超高性能ぶりが体験できる。

そこには裏付けもあり、最大トルクも50Nm上乗せ(8速AT仕様だけ)され2700rpmから600Nmを発揮。まさに、中回転域で力強さの盛り上がりが確かめられるわけだ。エンジン制御モードがスポーツプラスなら、アクセル操作に対する応答性は鋭すぎるほどで路面からの振動で足が動くと瞬時にトルクが立ち上がりギクシャクすることさえある。そのため、一般路なら制御モードはスポーツかエフィシェントでもいい。
ただ、中回転域での誘いかけが巧みなので機会があるたびにアクセルを踏み込みたくなる。2速の守備範囲は80km/hまで、3速にシフトアップすると5000rpmとなるので制限速度120km/h区間ならフル加速時の胸のすく高回転域特性が再び楽しめる。さらに、パドルを指先で弾いて2速から3速を経て4速にシフトアップする際の応答性は電光石火。デキのいいDCTを超えるほどの素早さだ。
しかも、このS58型エンジンはフレキシビリティが高い。ATの制御モードが穏やかなD1なら早めのタイミングでシフトアップが繰り返され、6速60km/hでわずか1200rpm。Mサウンドを解除すればエンジンの低周波音が消え、音がスッキリしてくる。







ところで、今回のマイナーチェンジでは広報資料によるとエンジン以外の走りの機能に変更はないはず。ただ、体感ではサスペンションの動きがスムーズになっているような印象がある。ダンパーの減衰力を連続可変制御するMアダプティブサスペンションは、モードがコンフォートなら乗り心地で我慢を強いられることはない。試乗車は、オプションのミシュラン製パイロットスポーツカップ2を履いていたにもかかわらずだ。
このタイヤ、アウト側のブロックはほぼスリックなので剛性が極めて高い。そのため、モードをスポーツにするとかなり引き締まった設定となるが動きのスムーズさは維持されるのでゴツゴツ感は控えめでタイヤがドスッというインパクトノイズを発することもない。ただ、路面の轍は苦手で進路が乱れぎみになり修正が必要だ。

とはいうものの、ステアリングの切れ味もスッキリしたように感じるだけに修正が負担にならずに済む。制御モードをスポーツにするご手応えが増すが、重さを感じるほどではない。さて、M2は現行型M4の誕生当時と同じ最高出力を獲得。Mハイパフォーマンモデルのエントリー版だが、刺激度はバツグンだ。




【SPECIFICATION】BMW M2
■車両本体価格=9,980,000円
■全長×全幅×全高=4580×1885×1410mm
■ホイールベース=2745mm
■トレッド=前:1615、後:1605mm
■車両重量=1730kg
■エンジン形式/種類=直6DOHC24V+ツインターボ
■総排気量=2992cc
■最高出力=480ps(353kW)/6250rpm
■最大トルク=550Nm(56.1kg-m)/2650-6130rpm
■燃料タンク容量=52L(プレミアム)
■トランスミッション形式=8速AT
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:マルチリンク/コイル
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前275/35R19、後:285/30R20
問い合わせ先=BMWジャパン TEL0120-269-437

文:LEVOLANT 萩原秀輝
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みんなのコメント

15件
  • tak********
    この内容で1000万切るの?!
    安い!!!!
  • 男爵 六郎
    抽選でしか買えないスープラより、こっちの方が現実的だね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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