狭小クネクネを克服！“分断県道”にトンネル開通へ 岩手県の2市町むすぶ重要ルート

狭隘かつカーブの続く現道を克服

　岩手県は2024年7月5日（金）、花巻南温泉郷（花巻市）の奥、西和賀町内で整備を進める川舟トンネルについて、8月4日（日）に開通すると発表しました。トンネルは主要地方道「花巻大曲線」上にありますが、岩手県と大曲のある秋田県とはつながっておらず、分断県道となっています。

　トンネル（約1km）を含むこのたびの開通区間は約1.5kmです。新ルートは、狭隘かつカーブの続く川沿いの現道を克服するもので、2020年から工事が行われてきました。県南広域振興局土木部花巻土木センターは花巻大曲線を「花巻市と西和賀町間の物流や産業振興をはじめ、防災や地域間交流を支える重要な路線」と位置付けています。

　しかし幅員狭小かつ急勾配、急カーブも連続し、2市町間における生活圏相互の交流の支障となっていたことから、花巻市側では1986（昭和61）年度から、西和賀町側では1995（平成7）年度から、道路改良事業が進められてきました。

Comments

[Chi-029]

確か、秋田県側が言い出しっぺで熱心に岩手県を巻き込んだはずなのですが、秋田道開通で熱が冷め、言い出しっぺ秋田が 計画中止。
岩手県側は進捗率が高かったので、止めるに止めれず。

[fun********]

先日、西和賀から入って花巻に抜けてきました。
たしかにトンネルになれば通行しやすくなりますね。
ただ、利用者は格段に少ないでしょう。西和賀側と豊沢ダム付近はかなり狭くトラックは無理でしょうし、冬季通行止めのままでしょうから県がよくいう「費用対効果」は断然悪いです。除雪したところで通るひともいないだろうし。
お金かけるならもっと必要なルートがあると思うんだけどなぁ。