2023年に、LMDh車両でWEC(世界耐久選手権)やIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する予定のポルシェ。その開発車両が、テストコースで初走行した。
ポルシェ・モータースポーツの本部があるヴァイザッハのテストコースで、フレデリック・マコヴィッキィがマシンのステアリングを握った。
■元F1ドライバーのフェリペ・ナッセ、ポルシェと契約。LMDh車両の開発に注力
ポルシェのモータースポーツ部門担当の副社長に任命されたトーマス・ローデンバッハは、2021年中にLMDh車両のシェイクダウンを実施する予定だと語っていたが、パーツの到着が遅れた関係で、ロールアウトが年明けまでずれ込んだ形だ。
マコヴィッキィは、ポルシェのTwitterを通じて次のようにコメントした。
「何周か走ることができたし、クルマが予想通りに機能していることが分かった」
「これで、前進するための良いスタート地点に立つことができた。僕はまずポルシェLMDhを完成させるために何ヵ月も働いてきたすべての人たちに思いを馳せた」
「彼らを代表することが許されたのは、とても感慨深い」
ローデンバッハは、今回のテストを「2023年に向けた我々の新しいWEC/IMSAコンテンダーの開発プロセスにおいて、非常に重要なステップだ」と表現した。
マルチマチックが開発した次世代LMP2マシンをベースにしたポルシェLMDhは、今後1週間から10日間にわたってヴァイザッハでさらなるテストを行なう予定だという。その後、1月末までにサーキット(場所は未定)でもテストが行なわれる。
ポルシェLMDhの開発は、主にフェリペ・ナッセとデイン・キャメロンが担うことになる。彼らは昨年12月にポルシェのファクトリードライバーに加わった。2023年にはチーム・ペンスキーが運営するファクトリーチームの一員としてレースを戦うことになるだろう。
ポルシェLMDhの初期テストは一部、アメリカで行なわれる計画だったが、これは中止となり、ひとまずは欧州のみで開発が進められる。
アウディもLMDh車両の開発を進めており、ポルシェの車両と構造やエンジンなどが共有されるが、まだその詳細は明らかにされていない。車両名の発表も、さらに開発が進んでからになりそうだ。
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