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MotoGP:マルク・マルケスが8度目のタイトル獲得とともに決めた5つの新記録

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MotoGP:マルク・マルケスが8度目のタイトル獲得とともに決めた5つの新記録

 レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスが第15戦タイGPで優勝し、2019年シーズンのタイトルを獲得した。マルケスのタイトル獲得はMotoGPクラスで6回目、グランプリ通算8回目となる。マルケスは8回目のタイトル獲得とともに数々の新記録も樹立している。

 マルケスは2019年シーズンのタイトルを26歳と231日で記録したが、最高峰クラスでの通算6回目のタイトル獲得記録では、ジャコモ・アゴスチーニが1971年の東ドイツGPで樹立した史上最年少記録(29歳と25日)を更新。さらに、グランプリ全クラスを通じて8回目のタイトル獲得としては、マイク・ヘイルウッドが1967年のチェコスロバキアGPで樹立した最年少記録(27歳と112日)を更新した。

【マルク・マルケス王座獲得】/2019MotoGP第15戦タイGPギャラリー

 最高峰クラスで6回以上のタイトル獲得に成功したのは、ジャコモ・アゴスチーニ(8回)とバレンティーノ・ロッシ(7回)に続いて、マルケスが3人目となり、全クラスを通じて8回以上タイトル獲得したのは、ジャコモ・アゴスチーニ(15回)、アンヘル・ニエト(13回)、バレンティーノ・ロッシ(9回)、マイク・ヘイルウッド(9回)、カルロ・ウビアリ(9回)に続いて、マルケスが6人目となる。

 また、2013年のMotoGPクラス参戦から、マルケスはホンダのマシンで戦っているが、最高峰クラスでホンダ車で6回目のタイトル獲得は、ミック・ドゥーハンの5回を上回り、歴代ホンダライダートップとなる。さらに、スペイン人ライダーとしては、通算13回(1969年から1984年まで)タイトルを獲得したアンヘル・ニエトに続いて、8回目のタイトル獲得は歴代2位の記録となる。

 年間勝利数記録では、マルケスは2010年から2019年までの10年間で3つのカテゴリー(125ccクラス、Moto2クラス、MotoGPクラス)で毎年最低でも5勝を記録しており、これは1961年から1967年までの7年間で3つのカテゴリーに参戦して、毎年最低でも5勝を記録したマイク・ヘイルウッドの記録を上回り、1966年から1975年までの10年間で毎年最低5勝を記録したジャコモ・アゴスチーニの記録に並ぶもの。

 全クラスを通じて年間8勝以上という記録は、ジャコモ・アゴスチーニとアンヘル・ニエトの記録に並ぶもので、マルケスは年間8勝以上を5回(2010年、2012年、2014年、2018年、2019年)記録。年間8勝以上記録の歴代最多はバレンティーノ・ロッシの8回(1997年、1999年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2008年)となる。

 最高峰クラスでは、6年連続して5勝以上を挙げたジャコモ・アゴスチーニ(1967年~1972年)とバレンティーノ・ロッシ(2001年~2006年)を上回り、マルケスは7年連続(2013年~2019年)で毎年5勝以上を達成している。

 また、今年のチェコGPの優勝で、マルケスはマイク・ヘイルウッドに並ぶ史上5人目のグランプリ通算76勝目を記録。これはバレンティーノ・ロッシ(26歳と165日)に次ぐ、史上最年少2番目(26歳と168日)の記録となる。また、この勝利は最高峰クラスの通算勝利数としては、バレンティーノ・ロッシの89勝、ジャコモ・アゴスチーニの68勝、ミック・ドゥーハンの54勝に次ぐ、史上4人目の50勝目となる。

 2019年の第14戦アラゴンGPでは、26歳と217日でグランプリ通算200戦目を達成したが、これは通算200戦目の歴代最年少記録となった。

 このように次々に記録を塗り替えて来たマルケス。2019年シーズンはここまで9勝を記録しており、残り4戦で全勝すれば、2014年に自身が記録したシーズン最多の13勝に並ぶことになる。同様に残り4戦すべてでポールポジションを獲得すれば、2014年のポールポジション獲得13回の記録に並ぶ。さらに残り4戦で37ポイントを獲得すれば、2014年の年間総獲得ポイント数362ポイントに並ぶ。2014年は年間18戦、今年は年間19戦と1戦増えているが、年間獲得ポイント数の更新は間違いないだろう。

 タイトル争いのプレッシャーから解放されたマルケスが、残り4戦でどんな戦いを見せ、どんな記録を作るのかに注目が集まる。

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