2020年12月2日、ドゥカティが伝統のネイキッドスポーツ「モンスター」の新型車を発表した。排気量は937cc。このセグメントでは「モンスター821」が人気を博してきたが、完全なニューモデルとして「モンスター」と「モンスター・プラス」が世界的に展開される!
ドゥカティ新型「モンスター」の車両概要
新フレームの採用などで大幅に軽量化。最新装備も満載!
「Ninja ZX-25R」と「CBR250RR」速いのはどっち?最高速を比較検証!
まずはそのスタイリングを見てみよう。全体的なラインは、ボリューム感溢れる燃料タンクなど歴代モンスターの特徴を受け継いでいる。
しかし、現代的なデザインと高度なエルゴノミクスに基づいてリファインされて、巧みにイメージチェンジが図られた。
ガラス繊維強化ポリマー製リアフレームを活かした軽快なテール周りはパニガーレV4を想わせるデザイン。スラッシュカットされた2本出しサイレンサーもモンスターらしさを感じさせる。
LEDヘッドライトも基本的なデザインはそのままに、デイタイムランニングライトが組み込まれた未来的なフォルムに変身。
車体は軽量化を重視したため、伝統的なトレリスフレームではなく、パニガーレV4と同様のアルミ製のフロントフレームが採用された。このフレームは従来のトレリスフレームから4.5kgの軽量化を達成し、その単体重量はわずか3kg。さらにホイール1.7kg、スイングアーム1.6kg、リアフレーム1.9kg軽量化されていて、トータルでは18kgも軽くなった。
フロントフォークは130mmのストロークを備える、φ43mm径の倒立タイプ。リアサスペンションはスイングアーム直押しのアジャスタブルタイプで、こちらも140mmというストロークを確保。
ライディングポジションも一新、ハンドルまでの距離が近くなり、ステップ位置は10mm下がり、35mm前進。その結果、より自由度の高いアップライトなポジションを実現。
燃料タンクからシートにかけて大きく絞り込まれたことで、820mmというシート高と合わせて足つき性も改善。オプションでローシートやローダウンキットも用意される。ホイールベースも短縮され、ステアリング切れ角も増加したため取り回しやすさが大幅に向上した。
最新仕様の937ccVツイン、デスモドロミック・テスタストレッタ11°エンジンを搭載。ユーロ5規制をクリアし、最高出力111PS、最大トルク9.5kgmと、従来のモンスター821と比較して最高出力で2PS、最大トルクを0.7kgm増加。
公道で多用する低中回転域のトルクを増強しながら、鋭いレスポンスも実現。スリッパークラッチも装着され、シフトダウン時の安定性を高めながら、クラッチの操作力も2割軽くなった。さらにシフトアップ・ダウンに対応するクイックシフターまで標準装備。
もちろん最先端の電子制御デバイスも搭載。多機能メーターとして4.3インチのフルカラーTFT液晶を装着。スポーツ・ツーリング・アーバンの3モードを設定できるライディングモードに加えて、ライダーの好みに合わせて調整できるコーナリングABSユニット、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)。モンスターのキャラクターにぴったりなローンチコントロールまで備えている。
ドゥカティ新型「モンスター」のカラーバリエーション
カラーバリエーションは、ドゥカティ・レッド/ブラック・ホイール、アビエーター・グレイ/レッド・ホイール、ダーク・ステルス/ブラック・ホイールの3色が揃っている。
【アンケート】あなたはどのカラーが好きですか?
元サイトで投票・回答
ドゥカティ「モンスター・プラス」もラインナップ
スタンダードモデルの他に、コンパクトなビキニカウルとパッセンジャーシートカバーを標準装備する「モンスター・プラス」もラインナップされる。
ドゥカティ新型「モンスター」の主なスペック
【全長×全幅×全高】NA×NA×NAmm
【ホイールベース】1474mm
【シート高】820mm
【車両重量】188kg
【エンジン形式】水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
【総排気量】937cc
【ボア×ストローク】94×67.5mm
【圧縮比】13.3:1
【最高出力】111hp/9250rpm
【最大トルク】9.5kgm/6500rpm
【燃料供給方式】FI
【燃料タンク容量】14L
【ステアリングヘッド角/トレール量】24度/93mm
【変速機形式】6速リターン
【ブレーキ形式 前・後】φ320mmダブルディスク・φ245mmディスク
【タイヤサイズ 前・後】120/70ZR17・180/55ZR17
[ アルバム : 【写真72枚】ドゥカティ 新型モンスター シリーズ はオリジナルサイトでご覧ください ]
ドゥカティは5週連続で新型車を発表した!
「ドゥカティ・ワールド・プレミア」として、2020年11月頭から5週連続で新型車を発表し続けたドゥカティ。当初の予定では、今回の新型モンスターがオオトリとなる。
webオートバイでは、これまで発表されたモデルも速報でお届けしてきた。ぜひ見逃した方はチェックを!
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
史上最恐の盗難ツールとして話題の[ゲームボーイ]だが……ほぼ100%盗まれない方法は果たしてあるのか!?
アンダー150万円!? スズキ「軽バン」が凄い! 完全「爆睡仕様」に驚きの声…!? どんな人が買う? 見た目はド派手グリル採用の「スペーシア」とは
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
ホンダが“赤い”新型「プレリュード」初公開! “22年ぶり復活”の「2ドアクーペ」が鮮烈レッドに変化!? 2024年にも登場期待の「新モデル」米に登場
みんなのコメント
職人性を感じさせる鋼管トレリスフレームに頑固なまでのLツイン(プラス、デスモ)を引っ提げて、カタログスペックだけはすごい日本製バイクの向こうを張るドゥカティが魅力なのに。ちょっとマーケティングが迷走し始めてるね。