2022年11月18日、F1第22戦最終戦アブダビGPがヤス・マリーナ・サーキットで開幕する。長いシーズンもいよいよグランドフィナーレとなる。チャンピオンはすでに確定しているが、前戦でのメルセデスの復活で優勝争いは予断を許さない状況となり、さらに最終戦らしく、フェラーリとメルセデスのコンストラクター2位争い、ルクレールとペレスのドライバー2位争いなど、注目ポイントは多い。
「復活したメルセデス」の速さは本物か
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の連勝記録、シーズン最多記録が伸びるか注目された前戦ブラジルGPで、このところ調子を上げていたメルセデスがついに覚醒、ジョージ・ラッセル→ルイス・ハミルトンが1-2フィニッシュを飾ってF1ファンを驚かせた。
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レッドブルは表彰台にも届かず、6位、7位となり、シーズン終盤になって流れが変わってきたことを感じさせた。
こうなると注目は、来シーズンも見据えた「レッドブルvsメルセデス」の対決。レッドブルが盛り返すのか、それともメルセデスが連勝するのか、最終戦にしてルイス・ハミルトンの今季初優勝はあるのだろうか。
「コンストラクターズ2位は確定」とばかりに来シーズンの準備に傾注していた感のあるフェラーリもうかうかしていられなくなった。
ドライバーズ部門では、フェラーリのシャルル・ルクレールとレッドブルのセルジオ・ペレスが同点で2位に並んでおり、最終戦でチーム戦略も含めた熾烈な戦いが見られそうだ。
■2022年 F1ドライバーズランキング(第21戦終了時)
1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)429
2位 C.ルクレール(フェラーリ)290
3位 S.ペレス(レッドブル)290
4位 G.ラッセル(メルセデス)265
5位 L.ハミルトン(メルセデス)240
6位 C.サインツ(フェラーリ)234
■2022年 F1コンストラクターズランキング(第21戦終了時)
1位 レッドブル 719
2位 フェラーリ 524
3位 メルセデス 505
4位 アルピーヌ・ルノー 167
5位 マクラーレン・メルセデス 148
決勝は日没前にスタートし、照明の下でゴールを迎える
アブダビGPの舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは、アラブ首長国連邦のヤス島にあるレースコース。大規模なリゾート開発計画の一環として建設されたもので、周辺にはフェラーリのテーマパーク「フェラーリ・ワールド」や、メガヨットに対応したマリーナ、ゴルフコース、5つ星ホテル「ヤス・ホテル」といった豪華な施設が立ち並ぶ。
コースは、2本のロングストレートと連続する90度コーナー、低速セクションで構成される。昨年、ターン5前にあったシケインをなくしてヘアピンを広くしたり、複数の低速コーナーをひとつの長いバンクターンにするなどのコース改修が行われている。砂漠から飛来する砂で滑りやすいセクションもあるが、アップダウンはほとんどなく、またコース幅が広くエスケープゾーンも多いため、セーフティカー導入は少ない。
コース形態でもうひとつ特徴的なのはピットロード。ピットを離れた後、コースの地下をくぐり抜けてから本線に合流する。これによりピットレーンの全長は長くなり、狭いトンネルは滑りやすく注意が必要で、タイヤ交換のためのタイムロスが通常より大きい。
アブダビはこの時期、雨の心配はほとんどなく、日中の平均気温は28度。平均路面温度は31度ほど。ただし、夜間に向けて気温の低下が著しい。
アブダビGPはF1史上初めてトワイライトレースとして開催されたことでも知られる。決勝は日没前にスタートし、その後、照明の下での完全な夜間走行となる。レース終了後に花火が打ち上げられる演出もこのGPから始まった。
昨年は歴史に残る劇的な展開でフェルスタッペンが優勝
昨年2021年のアブダビGPでは、最終ラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)を逆転して、フェルスタッペンが初の世界チャンピオンを獲得。コンストラクターズ選手権はメルセデスが8連覇を達成した。
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンだったが、そのスタートでハミルトンに先行を許すと、どうしてもオーバーテイクできない膠着状態に陥ってしまう。ところが、もはや万事休すかと思われた残り8周、奇跡が起きた。アクシデントでセーフティカーが出動したのだ。
ここで、2番手のフェルスタッペンが迷うことなくソフトタイヤに履き替えたのに対し、首位のハミルトンはポジションをキープすべくそのまま走行。レースはそのまま終了かと思われたが、セーフティカーのペースが遅く、残り1周でレースが再開されたことで状況は一変した。こうなればニュータイヤのフェルスタッペンが俄然有利で、劇的な逆転優勝を達成、逆転でチャンピオンに輝くことになった。
【参考】2021年F1第22戦最終戦アブダビGP決勝 結果
1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)58周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+2.256s
3位 55 C.サインツ(フェラーリ)+5.173s
4位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)+5.692s
5位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)+6.531s
6位 77 V.ボッタス(メルセデス)+7.463s
7位 4 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス)+59.200s
8位14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+61.708s
9位31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+64.026s
10位 16 C.ルクレール( フェラーリ)+66.057s
・・・・・・・・・・・・・
リタイア 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)
タイヤを供給するピレリはアブダビGP開幕に向けて「今年のアブダビGPには最も柔らかい3つのタイヤコンパウンドを供給します。ハードがC3 、ミディアムがC4として、ソフトがC5です。ヤス・マリーナ・サーキットは昨年ストレートとコーナーのいくつかに変更が加えられたことで、タイヤに対する縦方向と横方向の負荷のバランスが取れました。その効果もありサーキットの特性はタイヤにとって特に厳しいものではなく、柔らかいコンパウンドを使用できますが、レースは終盤路面温度が低下するのでケアが必要となるでしょう」と分析している。
F1第22戦アブダビGPは11月18日14時(日本時間19時)からのフリー走行1回目で開幕、予選は11月19日18時(日本時間23時)、決勝は11月20日17時(日本時間22時)に開始される。
■2022年F1第22戦アブダビGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:11月18日14時~15時(日本時間19時~20時)
フリー走行2回目:11月18日17時~18時(日本時間22時~23時)
フリー走行3回目:11月19日14時30分~15時30分(日本時間19時30分~20時30分)
予選:11月19日18時~19時(日本時間23時~24時)
決勝(58周):11月20日17時~(日本時間22時~)
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