あなたは愛車の車名がちゃんと書けるだろうか? 耳で聞いたまま覚えていて、思わぬ誤解をしていないだろうか。そこで書き間違えやすいクルマの名前を集めてみた。以下の並べた車名はすべて誤った表記なのだが、はたしてどこが違うか分かるか試してほしい!
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ、スバル、スズキ、ダイハツ、ホンダ、ベストカーWeb編集部
エブリーじゃなくてエブリイ! このクルマの名前ちゃんと書ける?
■「ブ」と「ヴ」の書き分けがポイント!
●ベルファイヤ
アルファードの兄弟車といえばこのクルマ。先頭と末尾に注目
ご存じトヨタのLクラスミニバン。近年はアルファードにお株を奪われてしまったが、オラオラ顔の本家はもともとこっちだった。日本はもちろん香港や東南アジアでも大人気。現地では1000万円でもひっぱりだこというから恐れ入る。
正しい車名だが「ヴェルファイア」が正解。英語車名が「VELLFIRE」なので「V」は「ヴェ」と書くところがポイントだ。中国では「クラウン」の冠ネームを付けて売られているようだ。
●ハリヤー
垂直に離着陸できる猛禽類の名前から命名。同名の垂直離着陸機が存在する
こちらもトヨタの大ヒットSUV。初代が登場したのが1997年だから、高級SUVの草分け的存在でもある。現行モデルは先代からのキープコンセプト的な色合いが濃いが、プラットフォームやエンジンを刷新したため乗り味的には劇的な進化を遂げている。
で正しい車名は「ハリアー」が正解。これはちと簡単だったろうか。ラ行の後にア行が続くとヤ行で発音しやすいんだよな。海外では「VENZA(ヴェンザ)」という名前で市販されている。
●CH-R
ハイフンの位置に注目。クルマ好きは「R」を区切りたくなるが……?
トヨタ車が続くが、こちらは世界100カ国以上で販売されている世界戦略SUV。すでに登場以来6年が経つがスタイリッシュなクーペSUVとしての存在感は色あせていない。
正しい車名だが「C-HR」が正解。クルマ好きは「R」と付くとなにか別格に思えてハイフン付けちゃうのだが、Cの直後にハイフンがくるのだ。
車名の由来だが「Compact High Rider(コンパクトでリフトアップされた格好いいスタイル)」と、「Cross Hatch Run-about(ハッチバックのようにキビキビと気持ちよく走るクロスオーバー)」の両方の頭文字だという。中国では「IZOA(イゾア)」の名前で市販されている。
●ベゼル
迷ったら英語の綴りを考えてみる。BかVかで正解が導き出せる
こちらはホンダのコンパクトSUV。初代の登場は2013年で、このカテゴリーにクーペSUV的なかっこよさを取り入れた草分けでもあった。2021年にはやや大人びた印象の2代目にバトンタッチ。ハイブリッドの効率が増して省燃費という点でも魅力的な1台となった。
正しい車名だが、「ヴェルファイア」の例でも分かるとおり「ヴェゼル」が正解。日本人にはVとBを区別する習慣がないので悩ましいところではある。中国では「HR-V」の名前で売られている。
●レガシー
遺産、伝統、というような意味の英語が名前の由来。英語のカタカナ表記としては「シー」が一般的だが……?
スバルが誇る国際派モデル。主戦場であるアメリカ市場に合わせて大型化してきたこともあり、7代目となる現行BW型は北米専用モデルとなってしまった(BT型アウトバックを除く)。
実際、現行モデルは全長2840mm、全幅1840mmという堂々たるボディサイズで、アメリカではカムリ、アコードと市場を争っている。
正しい車名表記は「レガシィ」。最後が音引きじゃなくて「ィ」だ。「フェアレディ」も「ィ」で終わるけどこれを音引きにすると「フェアレデー」。年配の方でこう呼ぶ人がいるな。
●レボーグ
「サイボーグ」なんていう単語に引っぱられてこのように表記してしまう
日本市場をレガシィから引き継いだスバルの主力モデル。初代は2014年に登場し、扱いやすいサイズと走りのよさから多くのファンを引き付けた。2020年に登場した2代目は最新の運転支援システム「アイサイトX」も搭載し、その人気を盤石のものとしている。
正しい車名は「レヴォーグ」。これもVを「ヴ」と発音する事例だ。今後は日本人も英語表記に敏感にならないといけないのかも。ちなみにレヴォーグ、オーストラリアでは「WRXスポーツワゴン」の名で市販されている。
●ビビオ
英語の「VIVID」が名前の由来。ということは?
現行モデルじゃないが、同じスバルからもう1台いこう。
名車レックスの後継として存在した軽自動車の名前だ。軽だからってナメちゃいけない。660ccの直4スーパーチャージャーエンジンを積み、なんとニュルブルクリンクで9分54秒というラップタイムも記録しているのだ。93年にはなんとサファリラリーに参戦しクラス優勝を飾っている。
でその名前だがこれじゃビビリみたいだな。正解は「ヴィヴィオ」。これまた「V」がポイントだ。もともと鮮やかさを意味する「VIVID」が語源だから当然の表記かもしれない。
●キャリィ
拗音の表記がややこしい
農家やお店で活躍するスズキの軽トラックだ。非常な長寿モデルとして知られ、現行の11代目は2013年に登場してまもなく10年を迎える。OEMとして他社にも提供されており、マツダ・スクラムや日産NT100クリッパー、三菱ミニキャブトラックなどはすべて兄弟車だ。
正しい名前が分かっただろうか。これはキャリイと最後の「イ」を大きく書くのが正解。同じスズキの軽商用車エブリイも同様の規則だ。企業名にはキヤノンとかキユーピーとかシヤチハタというのがあるが、あれは昔商標名に小文字が使えなかった名残りとのこと。キャリイ/エブリイも同じ理由だろうか?
●ムーブ
英語で表記すると「MOVE」。ということは……
ダイハツの人気軽自動車。初代は1995年にデビューし、現行モデルは2014年に登場した6代目となる。ベースモデルのほかカスタムやキャンバスといった派生モデルもラインナップし、安定したファン層を獲得している。
その正しい名前だが「ムーヴ」が正解。これまた「V」がひっかけだ! なおムーブはスバルにも提供されており、スバルでは「ステラ」として販売されている。
●ボクシー
英語の「VOX」と「BOX」の両方から命名しているのでより難解
ふたたびトヨタの人気ミニバンだ。ノアとならんでファミリー向けに開発されたが、いまやアル/ヴェルなみにとんがった存在となり、ライバルのセレナやステップワゴンとは一線を画す押しの強い存在となっている。
もうここまでくれば正解はお分かりだろう。そう「ヴォクシー」が正解。英語表記がVOXY(VOX=言葉・声からの造語)と書くためだが、箱型を意味する「BOXY」の語感も兼ね備えているそうだ。
というわけで日本語の車名はまだまだややこしい。クルマ好きとしてはくれぐれも間違えないように正しい表記を覚えておこう。
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VIVIOが、軽自動車の排気量の上限である「660cc」の660をローマ数字のⅥⅥ0で表してることになぜ触れない?