現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「シカだァァ!」運転中にまさかの「衝突」! もしも野生動物を「ひいてしまったら」どうする!? “ロードキル”遭遇時の対処法とは

ここから本文です

「シカだァァ!」運転中にまさかの「衝突」! もしも野生動物を「ひいてしまったら」どうする!? “ロードキル”遭遇時の対処法とは

掲載 11
「シカだァァ!」運転中にまさかの「衝突」! もしも野生動物を「ひいてしまったら」どうする!? “ロードキル”遭遇時の対処法とは

■「動物飛び出し注意」の看板を見たら警戒を!

 道路には「動物飛び出し注意」の標識が設置されていることがあります。これは野生動物などが不意に飛び出し、クルマと衝突する事故が発生するリスクがあることを示しています。
 
 もしも動物をクルマで轢(ひ)いてしまったら、ドライバーはどうすれば良いのでしょうか。

【画像】「えっ…!」これが高速道路で「絶対やってはいけない」行為です!(30枚以上)

 まれに道路上で動物が飛び出してきてクルマで轢いてしまうことがありますが、これは「ロードキル」と言われています。

 市街地でも見られるネコのほか、郊外ではタヌキやシカ、イノシシなどの哺乳類、カラスやキジといった鳥類など、さまざまな動物のロードキルが発生しています。

 こういった動物が飛び出す恐れのある場所には、ひし形で黄色地に黒枠と動物のイラストが描かれた「動物が飛び出す恐れあり」の道路標識が設置されています。

 標識に描かれるのはその地域で出没する可能性のある動物のシルエットで、地域によって種類はさまざまです。

 この標識のある場所では特に動物の飛び出しに警戒が必要で、動物だからといって油断は禁物です。

 例えばシカなどの大型動物だった場合、衝突時の速度や状況によっては衝撃でクルマの損害が生じるだけでなく、ドライバーや同乗者がケガをしてしまうことも考えられます。

 しかし衝突を免れたとしても、回避しようとハンドルを切ったことで単独事故を起こすリスクもあります。

 特に高速道路は山を切り開いて整備された場所も多いことから、動物の出没リスクがあります。

 一般道と比較してクルマのスピードも速いことから回避が難しく、衝突してしまった時の衝撃が大きくなるため、一層の注意が必要です。

 自分が運転するクルマが動物と衝突してしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。

■動物と衝突事故を起こしてしまったら「どうする」!?

 もし動物と衝突事故を起こしてしまったら、クルマが自走できる状態であっても放置して立ち去ってはいけません。

 動物との衝突であっても物損事故にあたるため、警察への通報が必要となります。

 さらに自分のクルマ以外に損害や被害が出ている場合には必ず報告し、ケガ人がいる場合は救急車の要請が必要です。

 加えて、動物が生きている場合は動物病院や保護施設に運ぶか、連絡して指示を仰ぎます。

 一方で、動物が死亡してしまっている場合、死骸は一般廃棄物として扱われることになります。

 大型動物など自分で処理することが難しい場合は、道路緊急ダイヤル「#9910」や市区町村などの道路管理者に連絡し、処理を依頼しましょう。

 市区町村道などでは、状況によって道路管理者による対応が後日となってしまうことも考えられます。

 その場に放置すると後続車が轢いてしまう恐れがあり危険なため、交通の妨げにならないよう路肩などに移動させておくことが大切です。

 動物を動かす時は、衛生面や安全面から、動物の生死に関わらず素手で触らないよう注意が必要です。

 作業する際はクルマのハザードランプや発煙筒などを活用するなど、安全を確保して作業しましょう。

 また高速道路で動物を轢いてしまった場合、道路上の動物を移動させるのは危険です。

 SAやPAなど安全な場所に停車してから、または同乗者などが道路緊急ダイヤルへ連絡するといいでしょう。

※ ※ ※

 動物との衝突によりクルマの修理が必要となった場合、自動車保険(任意保険)に加入していれば車両保険で補償対象となります。

 ただし、補償範囲が限定された「エコノミー型(限定補償型)」では補償対象外となっていることもあるため、契約内容を確認してみましょう。

文:くるまのニュース くるまのニュースライター 市川ミナミ

関連タグ

【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【AMGライン標準装備】メルセデス・ベンツ Bクラスに新ラインナップ『アーバン・スターズ』が追加
【AMGライン標準装備】メルセデス・ベンツ Bクラスに新ラインナップ『アーバン・スターズ』が追加
AUTOCAR JAPAN
待ってました! トヨタがようやく発売した2種類の後付け純正セキュリティシステムを実体験! これで車両盗難を撲滅することができるか?
待ってました! トヨタがようやく発売した2種類の後付け純正セキュリティシステムを実体験! これで車両盗難を撲滅することができるか?
ベストカーWeb
EV感覚で走れるスーパーハイブリッドSUV、BYD シーライオン6に試乗。装備充実で398万2000円からという価格設定は驚異的
EV感覚で走れるスーパーハイブリッドSUV、BYD シーライオン6に試乗。装備充実で398万2000円からという価格設定は驚異的
Webモーターマガジン
日本自動車工業会、新会長にトヨタの佐藤恒治社長が就任 2026年1月1日付
日本自動車工業会、新会長にトヨタの佐藤恒治社長が就任 2026年1月1日付
日刊自動車新聞
社用車にホンダ『N-VANe:』試験導入、CO2排出量60%削減へ…日本カルミック
社用車にホンダ『N-VANe:』試験導入、CO2排出量60%削減へ…日本カルミック
レスポンス
【ホンダ】体験型イベント「Enjoy Honda 2026/エンジョイホンダ2026」全国4か所での開催が決定!
【ホンダ】体験型イベント「Enjoy Honda 2026/エンジョイホンダ2026」全国4か所での開催が決定!
バイクブロス
新車約450万円! 三菱「新型デリカD:5」発売! すでに注文“殺到”の「唯一無二のSUVミニバン」は“ランエボ譲り”の高性能制御「S-AWC」採用で大進化! 2度目の大幅改良型 1月に発売
新車約450万円! 三菱「新型デリカD:5」発売! すでに注文“殺到”の「唯一無二のSUVミニバン」は“ランエボ譲り”の高性能制御「S-AWC」採用で大進化! 2度目の大幅改良型 1月に発売
くるまのニュース
BELL の名作ヘルメットを再現した「STARII」「500-TXJ」の一般販売をアクティブがスタート
BELL の名作ヘルメットを再現した「STARII」「500-TXJ」の一般販売をアクティブがスタート
バイクブロス
1年で急激に速くなった無人レーシングカー。A2RLシルバーレース勝利のTGM池田代表「今後AIが走行ラインを“判断”していくのでは」
1年で急激に速くなった無人レーシングカー。A2RLシルバーレース勝利のTGM池田代表「今後AIが走行ラインを“判断”していくのでは」
motorsport.com 日本版
シトロエン『C3』、ブラジル生産10万台達成…冒険仕様「XTR」がラインオフ
シトロエン『C3』、ブラジル生産10万台達成…冒険仕様「XTR」がラインオフ
レスポンス
悲願の「平戸直結」ついに実現! 西九州道「松浦~平戸」開通で何が変わる?
悲願の「平戸直結」ついに実現! 西九州道「松浦~平戸」開通で何が変わる?
くるまのニュース
祝デリカD:5新型発表(マイチェン)「次期デリカは?」に「デリカのファンに聞くとみんな100%が…」
祝デリカD:5新型発表(マイチェン)「次期デリカは?」に「デリカのファンに聞くとみんな100%が…」
ベストカーWeb
イケウチ、大阪府高槻市に板金塗装専門店を12月20日オープン…北摂エリアのサービス網強化
イケウチ、大阪府高槻市に板金塗装専門店を12月20日オープン…北摂エリアのサービス網強化
レスポンス
ニッサン、ミニバンの『セレナ』に外観デザイン刷新や機能拡充のマイナーチェンジ。オーテックも登場
ニッサン、ミニバンの『セレナ』に外観デザイン刷新や機能拡充のマイナーチェンジ。オーテックも登場
AUTOSPORT web
「え!やば!」 狩野英孝さんのJAL便搭乗券が“粋すぎ仕様”でSNS話題沸騰! 券面には「意外すぎる」文字も
「え!やば!」 狩野英孝さんのJAL便搭乗券が“粋すぎ仕様”でSNS話題沸騰! 券面には「意外すぎる」文字も
乗りものニュース
日産が「“新”スカイライン」発売! “純ガソリンエンジン”の咆哮と「FRハンドリング」の楽しさを追求できる「究極モンスターセダン」登場! “日産スポーツ魂”を継ぐ「400Rリミテッド」はバーゲンプライス!?
日産が「“新”スカイライン」発売! “純ガソリンエンジン”の咆哮と「FRハンドリング」の楽しさを追求できる「究極モンスターセダン」登場! “日産スポーツ魂”を継ぐ「400Rリミテッド」はバーゲンプライス!?
くるまのニュース
ユーグレナのバイオディーゼル燃料「サステオ」、10トントラック2台で長距離輸送に利用開始
ユーグレナのバイオディーゼル燃料「サステオ」、10トントラック2台で長距離輸送に利用開始
レスポンス
サムスンSDI、米ESS市場に本格参入…角形LFP電池を2027年から供給へ
サムスンSDI、米ESS市場に本格参入…角形LFP電池を2027年から供給へ
レスポンス

みんなのコメント

11件
  • lan********
    昔北海道で鹿に横切られてマジでダメだと思った事がある。
    助手席のすぐ向こうにヒグマがいたこともある。

    でも一番怖いのは普段車を走らせてて突然特攻してくる認知症やチャリンコ。

    あれを轢いてしまうと人生が終わるという点でよりたちが悪い。
    野生動物と同じ扱いにしてくれたらいいのに
  • しろうとさん
    まあ、標識あろうと無かろうと、鹿、猪、狸、ハクビ、猫、カエル、ヘビ、なんでもござれ。
    猫とか狸とか、あのサイズの動物は直前まで出て来ないのよ。伺ってる。どうしようもない位置になったら飛び出してくる。さながら当たり屋(笑) 余裕のある所で飛び出してきたヤツは、あー行った行ったなんて安心してると、わざわざ立ち止まってこれまたどうしようもない位置から目の前に引き返して来る。やっぱり当たり屋(苦笑)
    どうせ直前にでてくんだろ、とかで車止めたら出て来なくてそのまま消えたり、とか。腹立つ以外のナニモンでもない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村