現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【12年ぶり全面刷新】日産フェアレディZ プロトタイプ世界公開 外観は歴代ヒント CEO「Zは日産の魂そのもの」

ここから本文です

【12年ぶり全面刷新】日産フェアレディZ プロトタイプ世界公開 外観は歴代ヒント CEO「Zは日産の魂そのもの」

掲載 更新
【12年ぶり全面刷新】日産フェアレディZ プロトタイプ世界公開 外観は歴代ヒント CEO「Zは日産の魂そのもの」

「Zは日産のスピリットそのものです」

text:Taro Ueno(上野太朗)

【画像】新型フェアレディZプロトタイプ【詳細をもっと見たい】 全85枚

日産は「フェアレディZ」のプロトタイプモデル「フェアレディZプロトタイプ」を公開した。

フェアレディZプロトタイプは、内外装のデザインを一新。V6ツインターボエンジンとマニュアルトランスミッションを組み合わせる。

「ピュアスポーツカーのZは、日産のスピリットそのものです」(社長兼CEOの内田誠)

「そして今取り組んでいる事業構造改革ニッサンネクストの、とても重要なモデルでもあります。ニッサンネクストは、AからZ、つまり他がやらぬことをやる、わたしたちの姿勢を表しています」

「Zのファンであるわたしが、今日、このフェアレディZプロトタイプを発表できることを誇りに思います」

新型Zの外観 過去モデルのオマージュ

「レトロモダンなテーマと、フューチャリズムを組み合わせることはわれわれにとっての挑戦でした」(グローバルデザイン担当専務執行役員のアルフォンソ・アルバイサ)

「デザイナー達は、歴代のモデルを振り返り、数えきれないほどのスケッチを描き、多くの議論を重ね、この『フェアレディZプロトタイプ』にたどり着きました」

日本のデザインチームによって描かれ、開発されたフェアレディZプロトタイプは、初代S30型のシルエットやフロント&リアのアイコニックなモチーフを引き継いだ。

また、歴代Zの持つ黄色をソリッドパールの光と影のコントラストにより開発。

「さらにブラックルーフとの組み合わせによりモダンで未来的なカラーコンビネーションをデザインしました」(日産)

ライト S30ヒント 2つの半円にも意味

フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型をオマージュ。また、四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承している。

内側の楕円形のフィンはリアコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観を印象づけることを目指した。

「LEDヘッドライトにある2つの半円のデザインは、1970年代に販売された『240ZG』をイメージしています」

「『240ZG』はヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用していました」

「われわれはそのユニークな特徴と、そのZらしさを大事にし『フェアレディZプロトタイプ』に反映しました」(グローバルデザイン担当専務執行役員のアルフォンソ・アルバイサ)

新型Zのサイド ロングノーズを継承

サイドシルエットは、長いノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドに目が行く。

なだらかに傾斜するリアのデザインによって、S30型がもつ特徴的なサイドシルエットを表現する。

新型Zのリア S30やZ32を現代風に

リアのデザインは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジした。

「カーボンで成型されたサイドシルやリアバンパー、そしてフロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのパフォーマンスの高さを感じることができ、19インチのアルミホイールと左右に配されたマフラーはフェアレディZプロトタイプの存在感を強く表現しています」(日産)

インテリア レーサーと共同開発

インテリアデザインは、プロのレーシングドライバーと共に理想的なメーターデザインや室内空間の在り方を検討したという。

12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイを採用。エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅する。

新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状とした。

ボディカラーに合わせた黄色いステッチがインストゥルメントパネルの各所に施され、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様がデザインされる。

6速のマニュアルとV6ツインターボ

フェアレディZプロトタイプのチーフプロダクトスペシャリストである田村宏志は次のように述べる。

「Zはいつの時代もスポーツカーを操る楽しさを提供する『ダイナミックパフォーマー』です」

「お客さまがクルマとの一体感を感じながら、その高い性能を楽しむことができる。これはどの世代のZにも共通するものであり、われわれの情熱と挑戦の証なのです」

「ボンネットの下には6速のマニュアルトランスミッションが組み合わされたV6ツインターボエンジンが搭載されています」

「そして現在新しいZの発売に向け、Zに求められる性能と扱いやすさの開発が進められています」

社長兼CEOの内田誠は以下のように語る。

「今年の夏に発表した最新のEVである『アリア』は、最先端の電動化、運転支援技術を搭載し、これまでになかった全く新しいドライビングを提供します」

「そして、革新の伝統を受け継ぐZは、ドライバーが主役の、ピュアスポーツカーとして、世に送り出します」

「Zは、わたしたち日産のDNA、情熱そのものです」

フェアレディZ プロトタイプ主要諸元

パワートレイン:V型6気筒ツインターボ
トランスミッション:6速マニュアル
全長:4382 mm
全幅:1850 mm
全高:1310 mm
タイヤ:255/40R19(前)/285/35R19(後)

こんな記事も読まれています

「あーーサルが温泉入ってるー!!」も東京駅から直結!? 「志賀高原」に直通バス新設 長電バス
「あーーサルが温泉入ってるー!!」も東京駅から直結!? 「志賀高原」に直通バス新設 長電バス
乗りものニュース
トヨタ新型「和製スーパーカー」まもなく登場に期待の声! 爆速「V型10気筒エンジン」搭載もある「超ロングノーズ」がスゴイ! 開発進む「GR最強モデル」に反響殺到!
トヨタ新型「和製スーパーカー」まもなく登場に期待の声! 爆速「V型10気筒エンジン」搭載もある「超ロングノーズ」がスゴイ! 開発進む「GR最強モデル」に反響殺到!
くるまのニュース
最高時速349.4キロは当時の世界最速市販車! 30年前の個体なのに走行距離5600キロの極上ジャガー「XJ220」を発見 どんなスーパーカー?
最高時速349.4キロは当時の世界最速市販車! 30年前の個体なのに走行距離5600キロの極上ジャガー「XJ220」を発見 どんなスーパーカー?
VAGUE
メルセデスベンツ、アップルウォッチで車両情報を確認可能に
メルセデスベンツ、アップルウォッチで車両情報を確認可能に
レスポンス
製造期間わずか[10カ月]!? 初代[シビック]のスポーツモデルである[シビック1200RS]が想像以上にヤバい
製造期間わずか[10カ月]!? 初代[シビック]のスポーツモデルである[シビック1200RS]が想像以上にヤバい
ベストカーWeb
同乗者が12歳未満だらけなら7人乗りミニバンに10人乗れるってマジ!? 安全面で問題のある道交法の「乗車定員」の考え方は見直すべきだろ!
同乗者が12歳未満だらけなら7人乗りミニバンに10人乗れるってマジ!? 安全面で問題のある道交法の「乗車定員」の考え方は見直すべきだろ!
WEB CARTOP
トランプ再選で「台湾軽視」加速? 日本企業3000社以上進出、有事リスクをどう捉えるべきか
トランプ再選で「台湾軽視」加速? 日本企業3000社以上進出、有事リスクをどう捉えるべきか
Merkmal
「すごい横転事故…」 首都高羽田線が一時「通行止め!」 東品川の“合流部”で「衝突事故」発生 「完全ストップ」で2車線ふさぐ… 湾岸線や海岸通りも大混雑に
「すごい横転事故…」 首都高羽田線が一時「通行止め!」 東品川の“合流部”で「衝突事故」発生 「完全ストップ」で2車線ふさぐ… 湾岸線や海岸通りも大混雑に
くるまのニュース
ソニー・ホンダの次世代EV『AFEELA』にZoom導入、車内会議が可能に
ソニー・ホンダの次世代EV『AFEELA』にZoom導入、車内会議が可能に
レスポンス
トヨタ、WRCマニュファクチャラー選手権4連覇。エバンス今季初優勝、全3台がラリージャパンの上位占める
トヨタ、WRCマニュファクチャラー選手権4連覇。エバンス今季初優勝、全3台がラリージャパンの上位占める
AUTOSPORT web
レッドブル&HRC密着:バトルよりタイヤ温存を優先。ノリスの前でフィニッシュするための戦略を遂行したフェルスタッペン
レッドブル&HRC密着:バトルよりタイヤ温存を優先。ノリスの前でフィニッシュするための戦略を遂行したフェルスタッペン
AUTOSPORT web
マーベリック・ビニャーレスの最新レプリカモデル「RX-7X マーベリックオークリー」がアライヘルメットから登場!
マーベリック・ビニャーレスの最新レプリカモデル「RX-7X マーベリックオークリー」がアライヘルメットから登場!
バイクブロス
ガッチリ固定・ワイヤレス充電「スマートフォンホルダー +e」がデイトナから発売!
ガッチリ固定・ワイヤレス充電「スマートフォンホルダー +e」がデイトナから発売!
バイクブロス
ワゴン専用になったVW『パサート』、524万8000円で日本発売 PHEVはEV航続142kmに
ワゴン専用になったVW『パサート』、524万8000円で日本発売 PHEVはEV航続142kmに
レスポンス
「“新型”スカイライン」登場はいつ!? 北米では「次期型」を示唆! 67年・13世代続いた「老舗ブランド」の刷新で「ニッサン復活」を目指せ!
「“新型”スカイライン」登場はいつ!? 北米では「次期型」を示唆! 67年・13世代続いた「老舗ブランド」の刷新で「ニッサン復活」を目指せ!
くるまのニュース
シンプルなデザインが光る新製品「RAPIDE-NEO 46works/ラパイド・ネオ 46ワークス」がアライヘルメットから12月下旬発売!
シンプルなデザインが光る新製品「RAPIDE-NEO 46works/ラパイド・ネオ 46ワークス」がアライヘルメットから12月下旬発売!
バイクブロス
「大人レゴ」にマンセルのウィリアムズF1マシン登場、価格は1万2480円
「大人レゴ」にマンセルのウィリアムズF1マシン登場、価格は1万2480円
レスポンス
[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村