ミシュランが2023年シーズンをもってスーパーGTのGT500クラスへのタイヤ供給を休止するというニュースはパドックを大いに驚かせた。その一方でGT300クラスに関しては供給を継続する見込みだと明かされていたが、具体的な供給台数などは不明となっていた。
現在GT300でミシュランタイヤを履くのはBMW M Team Studie x CRSの1チームのみ。ただミシュランとしても、1台のマシンに供給するためにスーパーGTに参戦し続けるのは経済的にも得策でないと判断したようだ。
■【独占インタビュー】上昇ムードの中……なぜ? スーパーGT・GT500活動休止のミシュランにその理由を聞く
ミシュランの広報担当者がmotorsport.comに明らかにしたところによると、来季は少なくとも2台のマシンがミシュランタイヤを履くことになるようだ。ただ担当者はそれ以上の台数に供給する可能性も否定しなかった。
2024年に向けてミシュランタイヤにスイッチする可能性が高いと見られているのが、GR86 GTで参戦するSHADE RACINGだ。彼らは現在、ダンロップタイヤを使用している。
また、今季までミシュランタイヤを履いてきたGT500クラスのNISMOとNDDP RACINGの次期タイヤメーカーがどこになるのかについては未だ正式な発表はない。ただブリヂストンにスイッチするという可能性が最有力だ。
7月に岡山で行なわれた2024年型車両のテストでは、日産Z GT500の開発車両にブリヂストンタイヤが装着されていた。ただ日産側はこれについてオペレーション上の都合だと説明しており、その後もてぎで実施されたテストの際は、開発車両にミシュランタイヤが装着されていた。
■スペングラー、2024年のスーパーGT参戦に意欲
前述の通り、GT300で唯一のミシュランユーザーであるBMW M Team Studieは、BMWのファクトリードライバーであるブルーノ・スペングラーを起用している。彼はファクトリードライバーの活動の一環として、来季もスーパーGTに残りたいという意向を示した。
スペングラーは、アウグスト・ファルフスに代わってチームに加入し、荒聖治のチームメイトとなった。スペングラー自身はイタリアGTとの兼ね合いで第2戦~第4戦を欠場したが、その間は柳田真孝が代役を務め、第3戦鈴鹿で優勝、第4戦富士では2位に入った。現在荒は40ポイントでドライバーズランキング3番手につけている。
「今のところ、自分のプログラムがどうなるかは分かっていない。でもじきに分かるはずさ」
スペングラーはそう語る。
「僕の一番の願いはスーパーGTを続けることだ。本当に素晴らしい選手権だからね。今はほとんどのサーキットを経験することができたから、経験を積んだ状態で2年目を走れたら最高だ」
「ミシュランがGT500を止める一方でGT300を続けるというのは素晴らしいことだ。僕たちにとってもポジティブだし、彼らがGT300に集中するのはパフォーマンスの面でもプランスになるだろう」
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