ハースF1は2021年シーズンにドライバーラインアップを一新。FIA F2の2020年シーズン王者であるミック・シューマッハーと、同シリーズ5位となったニキータ・マゼピンの2名によるルーキーコンビを起用した。
ハースF1自体が苦戦していることもあり、2021年シーズンの戦いで彼らはまだポイントを獲得できていない状況だ。
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一部では、マゼピンがアルファロメオに移籍するという憶測も見られたが、2022年シーズンも彼らふたりのドライバーラインアップが継続されるという見方が大部分を締めていた。
そして9月23日、マゼピンの母国戦であるF1ロシアGPの開幕を前に、ハースは2022年も現在のドライバーラインアップを継続することを発表した。
発表に際し、ハース代表のギュンター・シュタイナーは次のようにコメントしている。
「我々は2022年シーズンに向けて継続性が必要だと理解していた。ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンが来シーズンもウラルカリ・ハースF1チームで戦うことを発表でき、嬉しく思う」
「2021年はルーキーである両ドライバーにF1を学ぶ機会を与え、彼らは今年、多くのことを経験してきた」
「確かに、我々のパッケージでは厳しいシーズンとなっている。しかし、同時に彼らはその挑戦を受け入れ、チームのプロセスを学んで密接に働き、F1の厳しさやそこからもたらされるモノにチーム内外で適応を進めてきた」
「今、我々は2022年シーズンに向けて、チームとして前進し、ミックとマゼピンがF1キャリアで次なる一歩を踏めるよう、競争力のあるパッケージを提供できると確信している」
シューマッハーはこれまでに得た経験を活かし、2022年シーズンはポイントを争えるようになると信じていると語った。
「ハースF1との最初のシーズンは、とてもエキサイティングで有益なモノになっている。これまでに得たすべての経験を、来シーズンに活かすことができると確信している」
「新しいテクニカルレギュレーション、そしてハースF1チーム全体の野望、そしてフェラーリのサポート……僕は2022年シーズンにはより(他チームに)接近し、ポイントを争うことが可能になると信じている」
またマゼピンも2022年シーズンも引き続きチームとともに成長していきたいとコメントしている。
「来年のこと、そして新型マシンのこと、そして単純にハースF1チームとともに走り、彼らと共に成長する機会を得られたことに、とてもワクワクしている。来年、僕らは強いチームになっていけると思う」
ハースのドライバーラインアップ発表によって、2022年シーズンに未確定のシートはアルファロメオの1席のみとなった。チームはバルテリ・ボッタスのチームメイトが誰になるのかは、依然として公表していない。
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