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新型ボルボS60が待望の日本上陸! 先進安全装備をすべて標準搭載する良識派ミドルサルーン

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新型ボルボS60が待望の日本上陸! 先進安全装備をすべて標準搭載する良識派ミドルサルーン

VOLVO S60

ボルボ S60

新型ボルボS60が待望の日本上陸! 先進安全装備をすべて標準搭載する良識派ミドルサルーン

直4ガソリンとPHVの2バリエーションを用意

ボルボ・カー・ジャパンは、8年ぶりにフルモデルチェンジした3代目「S60」を2019年11月5日に日本発売した。プライスレンジははエントリーモデルの前輪駆動モデル「T4 モメンタム」が489万円、トップレンジのカタログモデルがPHVの「T6 ツインエンジン AWD インスクリプション」で779万円という設定。

メルセデス・ベンツCクラスやBMW 3シリーズなど強豪ひしめくDセグメントで、一種独特の立場を貫くボルボS60が最新世代に生まれ変わった。車体のベースには先代から採用している戦略シャシー「SPA」を継承。「SPA」はScalable Product Architectureの頭文字で、2010年に同社が開始した110億ドル(約1兆2000億円)におよぶ構造改革から生まれた新世代プラットフォーム。フロントバルクヘッドと前輪車軸間を基準に、それ以外のパートをフレキシブルに拡大縮小できるモジュール設計となっている。

新型S60の車体寸法は、先代比で全長を125mm延長。伸びやかなボディに対して全高を45mm下げることで、スレンダーなプロポーションを作り出している。全幅は先代より15mm狭めて1850mmまで狭めたが、それでもCクラスや3シリーズに比べるとまだ恰幅の良い方となる。

パワートレインはガソリンユニット2種、PHV2種の合計4種類をラインナップ。ガソリンは2リッター直列4気筒直噴ターボ(B420型)を採用しており、190ps/300Nmの「T4」、254ps/350Nmの「T5」を用意している。

PHVは後輪をモーター駆動するAWD

PHVのフロントには同じ2リッター直列4気筒直噴ターボ(B420型)と160Nmのモーターを搭載し、「T6」はエンジン単体の性能が253ps/350Nm、特別限定車の「T8 ポールスター エンジニアード」は318ps/430Nm。PHVはすべて240Nmのリヤモーターで後輪を駆動するAWDとなる。トランスミッションはガソリン、PHVともに8速ATを組み合わせる。

走行モードは「ハイブリッド」「ピュア」「AWD」の3パターンを備え、高性能モデルの「ポールスター エンジニアード」にはこれに「パワー」も加わる。「ピュア」はいわゆるEVモードで、電気のみで走行できる航続距離は「T6」が48.2km、「ポールスター エンジニアード」が42kmという。

リチウムイオンバッテリーは強固なケースに格納したうえで、フロアトンネル内に搭載し、前後重量配分の最適化と低重心化も図っている。

ちなみに新型S60は、2018年に稼働をスタートしたアメリカのサウスカロライナ州チャールストン工場で最初に生産されたボルボモデル。電動化戦略の一端を担う重要車種であり、ディーゼルエンジンをラインナップに持たない初めてのモデルでもある。

安全装備は全車統一というボルボ的見識

先進の安全・運転支援機能「インテリセーフ」を全グレードに標準装備するのがボルボの見識。衝突回避・被害軽減ブレーキシステム「シティ セーフティ」は検知対象を拡大し、新たに対向車対応機能を搭載した。従来通り、前走車や歩行者、サイクリスト、大型動物はもとより、対向車との衝突が避けられない場合、衝突警告、前席左右のシートベルト巻き取りおよびブレーキを作動し、衝突イメージを減少させる。

意図せずに自車線を逸脱し、センターラインを越えて対向車線に進入してしまった場合に対向車との衝突の危険性を検知しステアリングを自動で操作、元の車線に復帰するアシストを行う「オンカミング レーン ミティゲーション」も搭載。交差点右折時に直進する対向車との衝突を察知してブレーキをかける「インターセクション サポート」もあわせて、事故率の高い交差点での安全性を可能なかぎり高めている。

追い越しアシスト機能つきACCや車線維持支援、標識表示、オートハイビーム、クロス トラフィック アラートなどもすべて標準で備わる。

清潔感と開放感あふれる北欧流室内

デザインでは、お馴染みとなった北欧神話に登場するトール神がもつハンマーをモチーフにしたT字型LEDヘッドライトが、最新のボルボマスクを形成。テールにもC字型のLEDライトモジュールが向かい合う新世代の言語を継承した。

清潔感あふれるスカンジナビアンデザインを基調にしたインテリアは、上位車種のS90に共通する雰囲気。ボルボのセダンシリーズとしては初採用となるチルトアップ機構付き電動パノラマガラスサンルーフをオプションで用意し、室内の開放感と明るさを一層高めている。

インフォテインメントシステムはXC90より採用が始まった最新世代の「SENSUS(センサス)」を搭載。赤外線方式タッチスクリーンを備える9インチの縦型センターディスプレイは手袋をしたままでも操作できる。Apple CarPlayやAndroido Autoにも対応し、音声認識機能も搭載。メーターパネルは12.3インチディスプレイを採用している。

600Wアンプと14スピーカーを備えたharman/kardonオーディオシステムに加え、1100Wアンプとサブウーファーを含む15個のスピーカーで構成するBowers & Wilkinsオーディオシステムも用意。後者では、ボルボが本社を置くイエテボリの「イエテボリ・コンサートホール」のベストシートと言われる座席番号577の音響を再現したコンサートホールモードを選択することができる。

30台限定の高性能“ポールスター”モデルも

新型S60の発売を記念した特別限定車「S60 T8 ポールスター エンジニアード」も同時発売。「T8 Twin Engine AWD」のパワートレーンをベースにポールスターによるチューニングを施し、最高出力420ps(エンジン333ps/430Nm+モーター87ps/240Nm)を発揮するハイパフォーマンスPHVだ。0-100km/h加速は4.3秒。車両価格は919万円で、限定30台のみの販売となる。

22段階調整のオーリンズ製DFVショックアブソーバーや19インチ鍛造アルミホイール、ストラットタワーバーを採用、ポールスター エンジニアード/ブレンボ製の6ピストンブレーキ(371mm径ディスク)をフロントに装着するなど、ダイナミクス面に注力した。フロントグリルやバンパー、テールパイプなどは専用デザインとなり、内装にもカラーシートベルトやスポーツペダル、パドルシフトなどスポーティな装備が揃う。

新型S60は、新車登録から5年間、走行距離無制限の保証に対応するという。

【SPECIFICATIONS】

Volvo S60 T6 Twin Engine AWD Inscription

ボディサイズ:全長4760 全幅1850 全高1435mm

ホイールベース:2870mm

トレッド:前後1600mm

車両重量:2010kg

エンジン:直列4気筒DOHC インタークーラー付ターボ&スーパーチャージャー

総排気量:1968cc

圧縮比:10.3

エンジン最高出力:186kW(253ps)/5500rpm

エンジン最大トルク:350Nm/1700–5000rpm

リヤモーター最高出力:65kW(88ps)

リヤモーター最大トルク:240Nm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:AWD

サスペンション形式:前ダブルウィッシュボーン 後インテグラル

ブレーキ:前後ディスク

タイヤサイズ:前後235/45R18

【車両本体価格(消費税10%込み)】

S60 T4 モメンタム(FWD):489万円

S60 T5 インスクリプション(FWD):614万円

S60 T6 ツインエンジン AWD インスクリプション:779万円

S60 T8 ポールスター エンジニアード(AWD):919万円

【問い合わせ先】

ボルボ・カスタマーセンター

TEL 0120-922-622

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